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紙・板紙需給速報10月/包装用紙の国内出荷連続プラス記録を更新中


日本製紙連合会が集計した10月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△3.1%の182.2万tで、2ヵ月連続のマイナスとなった(以下、%表記は前年同月比)。
国内出荷のうち紙は△4.7%の86.6万t、板紙は△1.5%の95.5万t。用途別ではグラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)が△7.0%の60.2万tで9ヵ月連続のマイナス、パッケージング用紙(包装用紙+段ボール原紙+紙器用板紙+雑種紙+その他の板紙)が△1.7%の106.2万tで3ヵ月ぶりのマイナス。主要品種は、包装用紙、白板紙、衛生用紙を除きマイナス。
紙・板紙のメーカー輸出は△8.0%の15.1万tで3ヵ月ぶりのマイナス。うち、グラフィック用紙は塗工紙が東南アジア、東アジア向けで減少して△14.9%の4.8万tとなり、4ヵ月連続のマイナス。パッケージング用紙は包装用紙、段ボール原紙、白板紙とも東南アジア向けが減少して△4.4%の10.2万tとなり、3ヵ月ぶりのマイナス。
紙・板紙の在庫は前月比+6.9万tの201.4万tで2ヵ月ぶりの増加。うち、グラフィック用紙は新聞用紙が減少して同△0.2万tの86.0万tとなり、3ヵ月ぶりの減少。パッケージング用紙は段ボール原紙が増加して同+7.2万tの106.4万tとなり、3ヵ月ぶりの増加。衛生用紙は9.0万tで前月比横ばい。

〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は△10.8%の15.4万tで17ヵ月連続マイナス。
印刷・情報用紙:国内出荷は△5.6%の44.8万tで2ヵ月連続のマイナス。メーカー輸出は△14.9%の4.8万tで4ヵ月連続のマイナス。
包装用紙:国内出荷は+1.9%の5.8万tで19ヵ月連続のプラス。メーカー輸出は△6.9%の1.4万tで5ヵ月ぶりのマイナス。
段ボール原紙:国内出荷は△1.9%の76.6万tで3ヵ月ぶりのマイナス。メーカー輸出は△1.9%の7.3万tで4ヵ月ぶりのマイナス。
白板紙:国内出荷は+2.4%の12.4万tで6ヵ月連続のプラス。
衛生用紙:国内出荷は+4.3%の15.9万tで12ヵ月連続のプラス。

(FUTURE 2022年12月5日号)

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