トップページ > 2019年

2019

Archive for 2019

三菱製紙/新社長に立藤幸博氏

2019-06-25

 

 三菱製紙は、6月26日付で立藤幸博常務執行役員(写真)が代取社長に昇任する人事を発表した。現 代取社長の鈴木邦夫氏は、代表権のある会長となる。同日開催の株主総会・取締役会で正式決定する。

 立藤幸博(たちふじ・ゆきひろ)氏は1960年10月12日生まれの58歳。大分県出身。九州工業大学大学院卒。85年三菱製紙入社、2013年 執行役員-高砂工場長兼洋紙事業部副事業部長兼イメージング事業部副事業部長兼機能材事業部副事業部長、16年 上席執行役員-同、18年 常務執行役員-同。

 〔代表取締役人事6月26日〕
 代取会長・鈴木邦夫(代取社長社長執行役員)▽代取社長社長執行役員・立藤幸博(常務執行役員-高砂工場長兼洋紙事業部副事業部長兼イメージング事業部副事業部長兼機能材事業部副事業部長)▽顧問・田口量久(代取副社長執行役員-イメージング事業部、エネルギー事業室、技術環境部管掌、北上事業本部担当、北上事業本部長)
 

(Future 2019年6月3日号)

ユポ・コーポレーション/新社長に渡邉真士氏

2019-06-25

 ユポ・コーポレーションでは、6月28日付で藤原英幸代取社長が退任して顧問となり、現 取締役常務執行役員の渡邉真士氏が代取社長に就任する。

 渡邉真士(わたなべ・まさし)氏は1958年4月生まれ、82年慶応義塾大学法学部卒。同年王子製紙社(現 王子ホールディングス社) 入社、苫小牧工場業務部副部長、王子エンジニアリング社主幹、王子総合病院常務理事、平田倉庫社代取社長などを経て、2018年ユポ・コーポレーション取締役常務執行役員-管理本部長。

(Future 2019年7月1日号)

日本家庭紙工業会/新会長にカミ商事常務の林廣文氏

2019-06-25

 

 日本家庭紙工業会は5月27日、東京・中央区の紙パルプ会館で第15回定時総会を開催。2018年度の事業報告と同計算書の承認、2019年度の事業計画案、賦課金の額とその納入方法、収支予算案の承認、理事・監事の選任をそれぞれ決議した。

 総会終了後の理事会で、理事の互選により新会長にカミ商事常務取締役の林廣文氏(写真)、また常務理事に合田和弘氏を選任した。

 新会長の林氏は1957(昭和32)年1月2日生まれ、愛媛県出身。1979年、法政大学法学部法律学科卒業後、4月にカミ商事入社。1996(平成8)年2月、静岡営業所長。1998年8月、横浜営業所長。2008年2月、広島営業所長。2011年2月、九州支店長。2014年8月、東京支店長。2015年8月、取締役-東京支店長。2017年8月、常務取締役-東京支店長兼家庭紙部管掌、現在に至る。

 また団体職としては、2015年5月から日本家庭紙工業会副会長を、同年6月から機械すき和紙連合会理事を務めている。趣味は読書・ゴルフ・ソフトテニス。

 〔総会後の懇親会における林新会長の挨拶(要旨)〕
現在、家庭紙業界は多くの問題に直面している。われわれが扱う、国民生活に欠かせない製品の安定的な供給、高騰する物流費への対応、継続的な生産のための人材確保、さらに今秋予定されている消費増税への対応と、どれも早急に解決していかなければいけない課題となっている。こうした課題に対し、経済産業省の力もお借りしながら、従来通りコンプライアンスには十分留意しつつ製販が一体となって解決していければと考えている。ぜひとも、皆さま方のご協力をよろしくお願いしたい。

(Future 2019年6月17日号)

紙・板紙需給速報4月/板紙国内出荷は増だが紙は23ヵ月連続減

2019-06-25

 日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は前年同月比+0.8%の206.7万tで、6ヵ月ぶりの増加となった。うち、紙は△1.4%の105.5万tで23ヵ月連続減。板紙は+3.3%の101.2万tで前月の減少から増加に転じた。主要品種のうち、非塗工紙、情報用紙、衛生用紙、段ボール原紙は増加し、新聞用紙、塗工紙、包装用紙、白板紙は減少した。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比△28.4%の10.3万tで、6ヵ月連続の減少。うち、紙は△26.4%の7.0万tとなり、6ヵ月連続減。板紙は8ヵ月連続減で△32.2%の3.3万t。紙・板紙ともに東アジア、東南アジア向けが減少。
 紙・板紙の在庫は4ヵ月ぶりの減少で、前月比△4.2万tの199.4万t。うち、紙は△1.2万tの127.7万tで前月の増加から減少に転じた。板紙は△3.0万tの71.6万tで4ヵ月ぶりの減少。紙は、衛生用紙、包装用紙が減少し、グラフィック系では品種によってバラツキがあった。板紙は段ボール原紙が減少。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:内出荷は前年同月比△3.9%の20.3万tで18ヵ月連続減。
 印刷・情報用紙
 国内出荷は△1.9%の57.7万tで4ヵ月連続の減少。メーカー輸出は△35.6%の4.4万tで6ヵ月連続減。
 包装用紙:国内出荷は△0.4%の6.0万tで7ヵ月ぶりの減少。メーカー輸出は△8.2%の1.4万tとなり2ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+4.7%の15.8万tで前月の減少から増加に。
 段ボール原紙:国内出荷は+4.1%の83.0万tで前月の減少から増加に転じた。輸出は△33.8%の3.1万tで8ヵ月連続の減少。
 白板紙:国内出荷は△0.1%の11.7万tで5ヵ月連続の減少。

 

 

(Future 2019年6月10日号)

〈7月1日号〉

2019-06-24

 

●R&D情報
価格転嫁の進捗差は大きい/採算改善は進んだが先行き不安要因も多い紙加工の業績〈2〉

●ワールドレビュー
Kライナーへのマシン転抄と合わせ人員削減に踏み切るストラエンソ

●注目企業
日本テトラパックが特別展示会開催/省力化・効率化に向けた各種ソリューションを紹介

●総会から
日印産連 定時総会・懇親会/「社会から求められ続ける存在に」

●REPORT
古紙センター 海外調査報告書〈2〉/EU離脱で懸念される英国のリサイクル

●統計と市況
板紙

●国際市況
市販パルプ

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・移転・変更・人事異動

〈6月24日号〉

2019-06-20

 

●R&D情報
合計の売上高は2兆円超えも/製品価格改定の進捗度が明暗を分けた紙加工の2018年度業績〈1〉

●ワールドレビュー
eコマース包材需要を取り込むためブラジルで積極投資を進めるSKG

●話題を追って
各社の新中計をみる〈2〉 三菱製紙/負債削減でD/Eレシオが大きく改善

●今週の数字
日本の包装産業市場/出荷金額では3年ぶりのプラスに

●ワイドフレックス
製紙大手2社が原田環境大臣を訪問/「疑問や不満から新しいアイデアが生まれる」

●講演から
緊急会合 海洋プラスチック汚染問題/プラ製品の“本当のコスト”を考えるべき

●統計と市況
原材料

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・新製品・人事異動

<6月2号>

2019-06-20

 

●Topics
グラフィック用紙の各社能力削減/王子HDの年産40万t減が加わり計約170万tに
プラスチック削減に関する世界の動向/バーゼル条約改正で脱プラが加速 G20大阪への影響必至
国際紙パルプ商事・田邊社長が旭日中綬章
特種東海製紙《紙わざ大賞展》/歴代の受賞作品集う 今秋の『TANT』リニューアルも予告
♡製紙連「ラブレターコンテスト」♡入賞作品/“紙への手書き”だからこそ自由に綴れる素直な心情

●Report
中国造紙協会の2018年報告/5年ぶり前年割れとなった紙・板紙需給 上位30社の累計シェアは64.5%に
中国の固形廃棄物輸入管理制度改革/廃金属類も7月から輸入制限 港についても18港に
古紙再生促進センター・自治体の紙リサイクル施策調査〈2〉/「集団回収」より「行政回収」を重視

●総会から
日本製紙連合会 日本板紙代理店会連合会 日本洋紙代理店会連合会/産業の持続可能な成長と存在価値を内外に示す
東京都紙商組合/新理事長に渡辺昭彦氏 地位の向上、人材確保に努める
東京洋紙同業会/メーカー、代理店との共同で物流問題の道筋を
紙青会/紙が逼迫する今こそ問われる卸商の存在意義
日紙商西部ブロック会/互いの強みを認め合い協働、共存共栄できる関係を
九州洋紙商連合会《鹿児島大会》/令和初の総会を維新の地〈鹿児島〉で開催
家庭紙製販3団体/日家工会長に林廣文氏が就任
関東製紙原料直納商工組合/『働き方改革』で講演会も開催
神奈川県製紙原料商業協同組合/持続可能な組合となることが大きな使命
大阪府紙料協同組合/循環型社会をリードするにふさわしい業界づくりに努める
大阪再生資源業界近代化協議会/次世代へ再生資源事業を承継
中部製紙原料商工組合/働き方改革、求人難への解決は“連携”がキーワード
名古屋リサイクル協同組合/各戸回収方式への変更で回収量は実質20%増
日本フォーム印刷工業連合会/《寺子屋教育》推進で“令和維新”を
関東フォーム印刷工業会/《新しい形式の読書会ABD》実施へ
全日本紙製品工業組合/黒田理事長が留任 創立55周年記念祝賀会も
日本包装機械工業会/「JAPAN PACK 2019」の盛り上がりに期待

●催事
JP2019・ICTと印刷展/中小印刷会社が生きていくための課題解決策を提唱
西日本段ボール工業組合(西段工)/西日本豪雨災害時の被災地支援で経産省から感謝状
西日本段ボール工業組合 第13回新入社員安全衛生研修会

●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、ユニ・チャーム、コクヨ

●統計
東京市況/A3は品薄の影響で新規案件と部数が減少
家庭紙/値上げ多数 ティシュが品薄
古紙/3月度の回収率 2ヵ月連続の70%台

●インフォメーション

〈6月17日号〉

2019-06-07

 

●R&D情報
原燃料コスト上昇は続くが/増益基調を背景に構造転換 投資も積極化させる製紙決算〈2〉

●ワールドレビュー
段原紙と衛生用紙で16件の新増設プロジェクトが控える米国

●話題を追って
各社の新中計をみる 王子ホールディングス/潤沢な営業CFで戦略投資を加速

●ワイドフレックス
西日本7月豪雨への災害協力で西段工と組合員に経産省から感謝状

●総会から
温暖化対策、SDGs、脱プラスチック…/産業の存在価値を改めて示す時代に

●REPORT
古紙センター 海外調査報告書/EUの課題は混合回収システムの改善

●統計と市況
関連指標

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・トピックス・人事異動

<6月1号>特集■グラフィックペーパー

2019-05-31

 

特集 ■ グラフィックペーパー

●特集
日印産連パネルディスカッション/《印刷の価値が変わる。どのように》“紙の力”を利用して五感に訴える時代に
全印工連〈用紙動向調査〉/上げ幅は11〜19%が最多 値上げを受け入れても入手困難

●Article
特別寄稿/プロダクション・インクジェット印刷の技術動向と用紙の課題—デジタル印刷ソリューションのトレンド木村篤樹(三菱製紙)

●催事
全段連が総会後の記者懇談会を開催/「偉大な産業にもっとリスペクトを」と大坪理事長
西日本段ボール工業組合/第57回通常総会 TFPの向上で需要増加に対応できる生産体制の構築を
ユポ・コーポレーション/創立50周年を機に、さらなる高みを目指す〜500名が出席し記念式典を盛大に開催
大阪洋紙同業会/第55回定時総会 需要構造の変化と継承問題で卸商の廃業増加、利益の出る業界に変える
2018年9月の北海道胆振東部地震/東段工の災害協力に経産省が感謝状を贈呈

●Report
世界紙パ企業のシェアと利益/設備能力の増減が貿易に波及 限られた成長分野でシェア拡大する傾向も
IR活動実態調査/新ルール導入受け企業や投資家に行動変化 投資家との「対話促進」が増加傾向に
経産省調査〈海外M&Aと日本企業〉/不足するグローバル経営の制度・仕組み “勝ちパターン”“KSF”などの把握がカギ

●総会から
日本チェーンストア協会/ビジネスに《地域愛》取り込み 地域コミュニティの起点目指す

●統計
板紙/19年3月度生産実績 前年比101.3%  段ボール/段ボール生産量実績 2月度は前年比101.9%  パルプ・ パルプ材/生産・ 消費とも久々の前年比増  出版/「令和」特需で 「万葉集」大増刷

●インフォメーション

〈6月10日号〉

2019-05-31

 

●R&D情報
日系企業の海外ビジネス展開(2)/FTA活用による海外向け販売の拡大先はASEAN地域が中心

●ワールドレビュー
パッケージング事業でM&Aに意欲をみせるブラジルのクラビン

●今週の焦点
王子HDの生産体制再構築/グラフィック用紙で年産40万tを削減
WWFジャパン 温暖化対策ランキング〜素材産業編(1)/情報開示は高水準も目標設定に課題

●Future’s EYE
平均の営業利益率は4%台に回復も/原燃料の高騰で価格修正効果が圧縮された製紙決算(1)

●ワイドフレックス
製紙連「ラブレターコンテスト」入賞作品/紙への手書きだから綴れる素直な心情

●統計と市況

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・人事異動

知っておきたい紙パの実際2019

2019-05-31

2019年 <6月号> 特別企画/環境対策ガイド2019

2019-05-30

 

特別企画 環境対策ガイド2019

●特別企画寄稿
海洋プラスチック問題に関する欧州の視点
北越コーポレーション㈱環境統括部長 中俣恵一
「紙でできることは紙で。」─ 日本製紙グループのパッケージ戦略
日本製紙㈱パッケージング・コミュニケーションセンター 野田貴治
リン酸エステル化法によるCNFと製品開発について
王子ホールディングス㈱次席研究員 野口裕一
KP工程での洗浄効率を向上させる技術 ─ DiConnTMシステムとプレス洗浄機
バルメット㈱営業部 毛受正治
世界における最近の化学パルプ市場動向について
豊福邦隆

●CNFの市場拡大進める注目技術
東レリサーチセンター/セルロースナノファイバーの形態観察およびシミュレーション解析事例の紹介
マイクロトラック・ベル/ガス吸着法(N2ならびにH2O吸着等温線)を用いたセルロースナノファイバーのキャラクタリゼーション
島津製作所/走査型プローブ顕微鏡で観るセルロースナノファイバー
相川鉄工/紙造りの技術蓄積を次世代素材開発へ ─ CNF製造用機器および受託試験
熊谷理機工業/良質な原料パルプを製造する各種装置
スギノマシン/独自のウォータージェット技術によるバイオマスナノファイバー

●持続的成長を支える環境技術
アンドリッツ/パルプ製造プロセスの環境負荷とコストを低減するダクトストリッピング技術/スラッジの予備脱水システム“グラビティテーブル”と移動式テストユニット
バルメット/最新の白水浄化システムと高効率叩解,および回収ボイラーのSD短縮技術
日本インカ/白水回収用ろ過機“マイクロフィルター”

●関連記事・データ
環境関連ニュース・ダイジェスト(2018年5月〜2019年4月)
日誠産業/第1回「とくしまエシカルアワード」を受賞 ─ 古紙再生を通じたさまざまな取組みが評価
バルメット/広報誌『Forward』第3号を刊行 ─ 次世代蒸解システムのメリットを紹介
相川鉄工/新時代に向けた原料設備・技術を提案 ─ 板紙・家庭紙を焦点に「第31回相川技術発表会」

●業界動向
日本製紙/野沢徹取締役の社長昇格で会見 ─ 「視界良好」のもとでバトンタッチへ
ユポ・コーポレーション/創立50周年を迎え記念式典を挙行 ─ 「100年企業」を目指し新領域にも挑戦

●データシート
主要国の紙パルプ産業動向

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(78)リサイクルの次の時流「アップサイクル」を狙おう!
中山裕一朗

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成31年3月度〉

〈6月3日号〉

2019-05-27

 

●R&D情報
日系企業の海外事業展開/成長に陰りが見えても生産・販売両面で中国重視の姿勢は変わらず

●ワールドレビュー
市況改善を目的に大型操短を実施した北米段原紙大手2社

●今週の焦点
全段連 総会後の記者懇談会/「偉大な産業にもっとリスペクトを」
昨年9月の北海道胆振東部地震/東段工の災害協力に経産省から感謝状

●ワイドフレックス
中国の固形廃棄物輸入管理制度改革/7月からは廃金属類も輸入制限に

●REPORT
紙・板紙内需2,000万tを視野に/海外からの投資が活発化するインド

●統計と市況
板紙

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・催事・決算

〈5月27日号〉

2019-05-24

 

●R&D情報
段原紙、衛生用紙、市販パルプ/限られた成長分野でシェア拡大競争が激化する世界の紙パ

●ワールドレビュー
エルドラドの買収をめぐり売り手と買い手が互いに非難の応酬合戦

●話題を追って
全印工連「用紙動向調査」/上げ幅は11〜19%が最多で品薄感も

●今週の数字
中国造紙協会の2018年報告/紙・板紙需給は5年ぶりの前年割れ

●注目企業
ユポ・コーポレーション/創業50周年で盛大な記念式典を挙行

●ワイドフレックス
プラスチック削減に関する世界の動向/バーゼル条約改正で脱プラが加速

●統計と市況
原材料

●中国市況
古紙・パルプ

●米国市況
板紙・包装用紙

●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・新製品・移転・変更・人事異動

<5月2号>

2019-05-24

 

●Topics
日本製紙社長交代会見/視界良好のもとでバトンタッチ「攻めと守りのバランスをとり、事業構造転換のスピード上げる」

●緊急記者匿名座談会/逼迫する紙 ─ “令和のオイルショック”到来!?「9月には正常な需給に戻る」って言われても…

●Report
世界の古紙需給/日本の消費量は世界第4位に アジア域内での自給率がアップ
世界の紙・板紙需給/北米の相対的な地位低下とパッケージング系の伸び目立つ

●Article
中国における製紙工場集積地の産業特性 ─ 広東省に見る製紙の産業構造と発展状況
豊福邦隆

●催事
第3回AI・人工知能 EXPO/介護、法務、カーナビ、プロ野球、将棋…多様な“現場”で活躍し始めたAI
平和紙業大阪本店/特殊紙の商品研究・情報交換の会《大阪燦紙会》発足40周年を祝う
西日本段ボール工業組合セミナー/働き方改革関連法の実務対応を解説
KPP東京OB会第30回定時総会/令和の時代とともにOB会の31年目がスタート
愛知県紙商組合/2019年度理事会開催 新元号を機に心機一転

●統計
東京市況/コーテッド紙 在庫不足の影響広がる  家庭紙/大手物180~200W 需要月で一部品薄に  古紙/2月度の回収率 5ヵ月ぶりに70%台

●インフォメーション

〈5月20日号〉

2019-05-13

 

●「R&D情報
成長の牽引役は引き続きパッケージング用紙/設備能力の増減が貿易の変化を招く世界主要国の紙パルプ産業

●ワールドレビュー
価格高騰を恐れ異物混入率0.5%基準の適用を延期したインドネシア

●今週の数字
古紙センター 自治体の紙リサイクル施策調査〈2〉/「集団回収」より「行政回収」を重視

●話題を追って
趣味、スポーツを陰で支える次代のビジネス創出を提案したAI展

●ワイドフレックス
2019年版「IR活動の実態調査」/新ルールで高まる「対話促進」の意識

●REPORT
海外M&Aと日本企業/不足するグローバル経営の制度・仕組み

●統計と市況
関連指標

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・新製品・人事異動

〈5月13日号〉

2019-05-13

 

●R&D情報
低い回答率、消極的な情報開示/日本企業の課題が浮き彫りになったCDPフォレスト質問書への回答状況

●ワールドレビュー
中国向けを主体に年140万tのLパルプ需要増を見込むスザノ

●今週の焦点
日本製紙 社長交代会見/「視界良好」のもとでバトンタッチ

●マーケット
米国グラフィック用紙市場の展望/能力削減と転抄を進めるメーカー

●Future’s EYE
金融界の脱炭素化—世界の最新動向〈2〉/今年のG20は日本が議長国、メガバンクはダイベストメント宣言を

●統計と市況

●ニュースファイル
企業の動き・催事・新製品・トピックス・人事異動

<5月1号>

2019-05-13
●催事
 2019年度紙パ関連各社の入社式〜トップの訓示より/「安全第一」「健康第一」「現場」「誠意」「熱意」がキーワード
 竹尾見本帖本店《日本タイポグラフィ年鑑2019作品展》/グランプリの『九州ロゴマーク VI』などを展示
 日本印刷産業連合会/《「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会》熱い討論の中で示された“印刷の未来”
 日本フォーム印刷工業連合会/《欧州印刷事情視察報告会》印刷通販最大手など成功事例を紹介
 京都大学生存圏研究所《ナノセルロースシンポジウム2019》/〈軽くて強いナノ材料—シューズから自動車へ—〉に600名超参加
●Report
 中国造紙協会初の《白書》/環境規制当局に理解を求める意図や規模にふさわしい貢献・自覚への促しも
 JTB総研 2019年の訪日旅行者数予測/前年比431万人増の3,550万人と予測も近い将来、東アジア各国の平均値に近い水準へ
 マスコミ4媒体広告量2018年/テレビの番組CMのみが2年連続増に新聞の見開き広告は全グループで増加
●Topics
 日家工・物流研究委員会/「パレット輸送」の推進で課題解消へ家庭紙の持続可能な物流目指す
 日本製紙/紙製ストローの販売開始《シールドプラス販売チーム》立ち上げなど紙化ソリューションを加速
 古紙再生促進センター/自治体に《紙リサイクル施策調査》実施 雑誌と雑がみの分別排出は4割強
 WWFジャパン《アースバーガープロジェクト》を実施
●製品紹介
 くらしと紙/日本製紙クレシア、リブドゥコーポレーション
●統計
 板紙/19年2月度生産実績 前年比102.3%
 段ボール/段ボール生産量実績 1月度は前年比103.1%
 パルプ・ パルプ材/国産・輸入とも集荷が2ヵ月連続増
 出版/18年文庫本市場1,000億円割る
●インフォメーション

2019年 <5月号> 新時代での成長探る静岡・富士地区の製紙産業

2019-04-26

 

新時代での成長探る静岡・富士地区の製紙産業

●特集インタビュー
汎用用途へのCNF実装に向け品質安定・低コスト化技術を追究
日本製紙㈱参与研究開発本部長代理・CNF研究所長  河崎雅行氏
富士で育まれた技術を活かしベトナムで段原紙事業の本格展開へ
丸紅㈱フォレストプロダクツ本部副本部長 松村浩氏
同パッケージ事業部チーフエンジニア 大久保賢治氏
輸入紙減少でも難題山積 物流効率化に向けた製品・施策を
静岡県紙業協会副会長,マスコー製紙㈱代表取締役社長 増田明彦氏
製紙産業の持続的発展を支援しCNFでは研究開発拠点の役割も
静岡県工業技術研究所 富士工業技術支援センターセンター長 佐野禎彦氏

●サプライヤーに聞く
企業としての「継承と変革」目指し時代変化に即応する中計をスタート
㈱小林製作所代表取締役社長 小林俊雄氏
製紙メーカーの協力を得ながら技術拡充・用途開発を目指す
㈱大善代表取締役社長 井出丈史氏
原料事情の悪化を踏まえ安定操業に資する技術・装置を提案
相川鉄工㈱代表取締役社長 梶山宗助氏
モデルの多層化やIoTの活用で価値ある機械・サービスを提供
ファビオ・ペリーニ・ジャパン㈱代表取締役社長 太田英之氏

●特集関連
富士工業技術支援センター/平成30年度研究発表会を開催 ─ CNFや家庭紙分野での成果を発表
データで見る静岡・四国の紙パルプ
産地ニュース・ダイジェスト(2018年4月〜19年3月)
紙パ技術をリードする有力企業
相川鉄工/青木機械/アセック/アンドリッツ/飯田工業薬品/大鳥機業社/カノンテクノ/川之江造機/協立電機/協和鐵工所/コーエイ工業/小林製作所/栄工機/サトミ製作所/佐野機械/新興エンジニヤ/大善/日本車輌製造/日本フイルコン/ファビオ・ペリーニ・ジャパン/深沢商会/富士造機/マイサーボ/丸石製作所/丸十鉄工所/淀川芙蓉/油化産業
静岡県紙パ関連企業リスト

●寄稿
中国における製紙工場集積地の産業特性 ─ 広東省に見る製紙の産業構造と発展状況
豊福邦隆
製紙技術者のためのデータ処理テクニック その6:インキ転移とフィルム塗工のメカニズム
山崎秀彦

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(77)
ポートランド訪問記「ナイキ本社で学んだ,製造業に大切なこと」 中山裕一朗

●業界動向
ハネウェル/サイバーセキュリティ対策製品を拡充 ─ USB経由の脅威を回避する“SMX”最新版をリリース
日本製紙/新社長に野沢徹取締役が昇格 ─ 馬城文雄社長は会長に
紙のエレクトロニクス応用研究会/年度最終となる「技術研究発表&交流会」─ 話題提供3件に加え見学会の報告も実施
持続可能な発展目指す中国製紙産業 ─ 中国造紙協会が初となる「白書」を取りまとめ

●講演・セミナー・展示会
NEW環境展/地球温暖化防止展/木質バイオマスをはじめ資源有効利用技術や省エネ・温暖化対策が集結

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成31年2月度〉

<4月2号>

2019-04-22
●Report
 「周年記念を迎える企業」調査/本年創業100周年を迎えるのは2,160社 紙流通企業では4社が該当し「100年超」は計119社に
 日本の広告費2018年/紙系媒体のシェアが30%の大台切る 多様化・変貌する役割
 訪日外客数と旅行消費額(2018年)/訪日外客数3,119万人、4.5兆円で7年連続増
 WWF温暖化対策ランキング〜機械・精密機器編/機械5社が総合得点70以上 精密機器ではニコン1社
 「人手不足倒産」の動向調査/6年間の累計最多は「道路貨物運送」 ドライバー不足による受注難が主要因
 世界各国・地域に広がる廃プラ規制/中国に代わる受け皿はあるのか 東南アジアへの行き場も失くす廃プラ
●Topics
 日紙商組合員の2018年紙・板紙販売実績/1社平均は微減にとどまる
 経団連/プラスチック問題への取組み事例集を作成 製紙関連の事例では王子HD、日本製紙、レンゴーなど
●催事
 第19回 JAPANドラッグストアショー/家庭紙大手が趣向を凝らし出展
 日本印刷学会/激変する周辺状況下での紙メディアを考える紙メディア研究委員会が第15回シンポジウムを開催
 西日本段ボール工業組合/トラック運送業界への理解を求め、大阪府トラック協会の滝口敬介専務理事が講演
 西日本段ボール工業組合/西部段ボール安全衛生委員会・技術委員会による《平成30年度合同セミナー》開催
 大阪府紙商組合《午さん会》/フリーアナウンサーの寺谷一紀さんが大阪と東京の違いを解説
 柏原紙商事/大阪支店恒例の《柏原大明神稲荷祭》開催 関係者100名超が参拝
 洛東遺芳館/平成31年度春季展《物語絵と婚礼調度品展》開催 伊勢物語・源氏物語・平家物語などの古美術品を展示
●製品紹介
 くらしと紙/大王製紙
●統計
 板紙/18年12月度生産実績 前年比99.1%
 段ボール/段ボール生産量実績 12月度は前年比99.6%
 東京市況/新元号発表を控え全体的に低調
 家庭紙/3〜4月以降の価格修正発表
 古紙/1月度の回収率 4ヵ月連続の80%台
●インフォメーション

〈5月6日号〉

2019-04-19
●R&D情報
 規模にふさわしい貢献や自覚を求める・成功体験に裏打ちされた自信が見える中国造紙協会初の『白書』〈2〉
●ワールドレビュー
 米国e-コマース市場の成長は段原紙の能力増を吸収できるか
●話題を追って
 2019年度 入社式にみるトップの訓示〈2〉/「自身の成長を通じて会社の成長を」
●REPORT
 古紙センター 自治体の紙リサイクル施策調査/雑誌と雑がみの分別排出は4割強
●Future’s EYE
 金融界の脱炭素化—世界の最新動向〈1〉/化石燃料セクターに特化した与信方針が少ない3メガバンク
●統計と市況
 板紙
●国際市況
 市販パルプ
●ニュースファイル
 企業の動き・団体の動き・決算・移転・変更・人事異動

〈4月22日号〉

2019-04-18

 

●R&D情報
環境規制当局に理解を求める意図も/自信と意欲がうかがわれる中国造紙協会初の『白書』〈1〉

●ワールドレビュー
中国から他のアジアへ輸出先のシフトに成功した米国古紙業界

●話題を追って
2019年度 紙パ関連各社の入社式/平成最後の新入社員に寄せる言葉

●講演から
日本・ASEAN第4次産業革命フォーラム〈2〉/次代を担う人材の開発と育成が急務

●マーケット
2018年のマスコミ4媒体広告量/テレビの番組CMのみが2年連続増に

●統計と市況
原材料

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・人事異動

タイムス インタビューズ2019 有識者に聞く

2019-04-10

〈4月15日号〉

2019-04-10

 

●R&D情報
米中戦争の余波で需給は前年割れ/価格高騰で他品種シフトが活発化した18年のメーカー別古紙消費

●ワールドレビュー
値上げと数量増で過去最高の利益となった米国紙パの18年業績

●話題を追って
日本製紙の「紙化ソリューション」/品揃えを強化し海外生産も視野に
40g紙の割合が急上昇する新聞用紙/物流費や古紙高騰を背景に2割に迫る

●今週の数字
2018年の会社別パルプ生産/自家使用は3年ぶりのマイナスに

●マーケット
韓国 1〜3月期 紙・板紙、原材料市況/原料安にもかかわらず価格は安定

●講演から
日本・ASEAN第4次産業革命フォーラム〈1〉/「ソーシャルグッド」のビジネスが重要

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙・板紙・包装用紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・移転・変更・人事異動

2019年 <紙業タイムス年鑑>

2019-04-08

 

〈紙業タイムス年鑑〉

 

  • レポート[Ⅰ]中国の古紙輸入/月間ダイジェスト

◇中国製紙産業と古紙輸入制限のインパクト〜古紙輸入はゼロになるのか 豊福邦隆

◇月間ダイジェスト

*企業・団体の動き−投資/開発・新製品/設立・移転・変更、ほか

*紙パルプ関連業界−業界の動き/催事

*人の動き−就任・物故

 

  • トレンド[Ⅰ]洋紙

◇洋紙/包装用紙の国内出荷がプラスに メーカー輸出比率は8.3%と急伸

◇新聞用紙/新聞古紙価格の高騰を背景に急拡大する40g紙のシェア

◇非塗工紙/牽引役の上級紙もマイナス基調 出版不況が深刻な中・下級紙

◇コーテッド紙/逼迫状況に喘いだ2018年12月に在庫率が100%切る

◇特殊印刷用紙/文具のパーソナルニーズ多様化で活躍の場が広がるFP

◇情報用紙/「情報記録紙」が生産、国内出荷ともに2年連続の大幅増

◇包装用紙/国内出荷は4年ぶりの前年増 今後は“脱プラスチック”に期待

◇衛生用紙/物流問題への意識高まる2度の値上げも実施

 

  • レポート[Ⅱ]会社別生産量/会社別古紙消費量

◇紙・板紙会社別生産量/撤退・廃業で来年から消える社名もある18年の会社別生産

◇会社別古紙消費量/国際需給と調達コストの変動で各社とも品種転換が加速

 

  • トレンド[Ⅱ]板紙/原料/需要

◇板紙/輸出が6年ぶりに前年割れ 中国特需が一段落か

◇段ボール原紙/国内出荷6年連続で前年増 原紙工場の再編で新たな供給体制に

◇白板紙/国内出荷は3年連続の前年増 医薬品等インバウンドの恩恵続く

◇その他紙器用板紙/再び前年微減に転じる 輸出は2倍以上の伸び

◇パルプ/高値傾向に変化 年末には下げ基調に

◇パルプ材/自然災害の頻発で下期の国産集荷減少

◇古紙/国際調達競争の激化で入荷・消費とも前年を下回る

◇植林/移り変わる植林地・樹種 最新は「北米」「ポプラ」

◇洋紙代理店国内販売/負のスパイラルから抜け出せずにいる洋紙

◇板紙代理店国内販売/カバー率は低下も2年連続で前年比プラスとなった板紙

◇紙類輸出入/輸出増−輸入減が継続 紙・板紙輸出は連続で記録更新

◇新聞/過去最大の5.3%減 4,000万部の大台割り込む

◇出版/減少幅縮小も雑誌の落ち込みが深刻化

◇段ボール/「包装用以外」の伸長 地域では西高東低の傾向も

◇製袋/角底袋が再び漸減基調に “アップサイズ”の傾向も

 

 

  • 団体催事

愛知県古紙協同組合《第48回通常総会》/石川理事長「より一層本質を追求する活動を」

  • 話題

日本紙通商九州支社/《おでんの会》で日本製紙の新素材 セルロースナノファイバー『セレンピア®』を使ったどら焼きを紹介

経産省・環境省/海洋プラスチックごみ対策の促進組織を設立

  • 統計

パルプ・パルプ材/パルプ材消費9ヵ月連続減

出版/デジタルファースト 書籍売上増に効果

  • インフォメーション

〈4月8日号〉

2019-04-03
●R&D情報
 インバウンド需要の恩恵はごく一部/負のスパイラルから抜け出せない洋紙代理店の国内販売実績
●ワールドレビュー
 構造的需要減と海外市況下落に苦しむ米国新聞用紙メーカー
●Future’s EYE
 第15回 紙メディアシンポジウム〈2〉/常識やセオリーから距離を置き新しい“紙の居場所”を探す
●REPORT
 JTB総研 2019年の訪日旅行者数予測/前年比431万人増の3,550万人へ
●統計と市況
 関連指標
●国際市況
 市販パルプ
●ドイツ市況
 紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
 企業の動き・団体の動き・トピックス・催事・移転・変更・人事異動

〈4月1日号〉

2019-04-03

 

●R&D情報
年産1,000万t超は1社増で57社に/米国の“稼ぐ力”とアジアの躍進が目立つ世界紙パのトップ100社

●ワールドレビュー
EUの先陣を切って青果物のプラ包装廃止に向かうドイツ

●Future’s EYE
第15回 紙メディアシンポジウム〈1〉/紙と印刷の可能性を広げる『TOUCHCARD』の世界

●話題を追って
ジェトロ・アジア経済研 国際シンポジウム〈2〉/米中対立の背景にあるGDPと貿易収支

●R&D情報関連付表
世界の紙パルプ企業100社ランキング

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・人事異動

2019年 <Vol.29 No.4> 特集 衛材市場の動向とリサイクルの取組み

2019-04-02

 

〈衛材市場の動向とリサイクルの取組み〉

●特集(動向解説)
事業環境の変化で新段階迎える衛生用品 ─ 爆買い一服し中国EC法が施行,今後は環境対応もテーマに
再資源化へ動き出した使用済み紙おむつ ─ 起爆剤となるか国交省や環境省の取組み,民間では事業化の動きも

●特集(インタビュー
オゾン処理法の採用により紙おむつの循環モデルを確立
ユニ・チャーム㈱Corporate Social Responsibility本部参与,工学博士 宮澤清氏
破砕・分離・回収により臭気防止と減容化を実現
㈱LIXIL LIXIL WATER TECHNOLOGY JAPANデザイン・新技術統括部技術研究所機構技術開発グループリーダー 渡邊弘明氏

●特集(海外動向
中国における衛生用品業界の現状・課題と今後 ─ 高成長から安定成長への移行で本格的な変革期に

●特集(企業展開)
リサイクルの道を歩んだことは正解,エコでかつ機能化した製品を
帝人フロンティア㈱ 浅田和重氏
土木・建築用途での再生PET繊維活用と回収システムを生かした環境貢献
東洋紡㈱ 田中茂樹氏

●特集(業界動向)
白十字グループ/生産体制増強は順調,2019年の課題は販売力 ─ 1月11日に賀詞交歓会を開催
日本衛生材料工業連合会/法改正への準備・対応と標準化活動などに注力 ─ 新年賀詞交歓会
衛材分野における新製品開発動向(2018年3月〜19年2月)
日本不織布協会/海洋プラ/マイクロプラスチック問題をテーマに ─ 大阪で環境委員会分科会を開催
経産省・環境省/海洋プラスチックごみ対策の促進組織を設立 ─ 海洋プラごみ削減を推進
経団連/プラスチック問題への取組み事例集を作成 ─ 164事業者300件の取組み事例を報告

●寄稿
第18回国際ナノテクノロジー総合展(nano tech 2019)のトピックス
技術ジャーナリスト 塩谷隆氏
世界の特殊紙市場と技術発展の状況
豊福邦隆氏

●企業展開
ダイバーシティ推進で人材活用へ,開発強化は多様な企業間交流で
廣瀬製紙㈱ 岡田祥司氏
ANEX出展で海外へアピール,国内では物流拠点新設で効率化推進
三木特種製紙㈱ 三木慎一郎氏

●連載
マーケット探訪(26)ふろしき/高級感や“おもてなしの心”を安価に実現 ─ インバウンド需要で活況,環境有用性も
Pickup(8)“カーボプラス&カーボプラス・リプロ”/優れた繊維分散による美しい仕上がりと環境負荷低減を実現

●業界動向
新機能性材料展など13展/新たな付加価値創造する機能性マテリアルが集結 ─ 東京ビッグサイトに4万3,622人が来場  日本不織布協会/グローバル化や環境対応など4課題を提示 ─ 新春賀詞交歓会で業界の取り組むべきテーマを示唆  包装界合同/地球環境負荷低減で高まる包装産業の役割 ─ 包装関連10団体による合同新年会を開催 ●不織布統計

●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース

2019年 <4月号>

2019-04-02

 

●寄稿
空調設備を必要としない新型カーテンコータコンセプト─ Dyna Layer
片野敏弘 ㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー テクニカルセンター

ファイバーアナライザーへの超高解像度光学技術の導入について ─ ファイバーおよび微細粒子の分析範囲の拡大と活用
イスモ・ヨエンスー,トミー・ニスカネン バルメットオートメーション社MAP-Qプロダクトマネージャー/同FS5プロダクトマネージャー

老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(76)「全米一住みたい街」ポートランドで見つけた紙製品(Part3)
中山裕一朗

●業界動向
愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター/経済産業省の共同基盤事業でバルメットの繊維長分布測定装置を導入
国際ナノテクノロジー総合展に見る最新技術トレンド
塩谷隆
中国衛生用品産業の現状と今後 ─ 安定成長期における製品開発の傾向と企業動向
経産省・環境省/海洋プラスチックごみ対策の促進組織を設立
経団連/プラスチック問題への取組み事例集を作成 ─ 製紙関連の事例では王子HD,日本製紙,レンゴーなど
紙のエレクトロニクス応用研究会/東大・川原研究室で第2回見学会 ─ 導電性インクの活用や折紙ロボットなどが紹介
データシート/2018年紙・板紙・原材料需給
アジア主要国の紙・板紙需給/韓国 台湾 ベトナム インドネシア タイ インド

●講演・セミナー・展示会
ふじのくにCNFフォーラム/静岡県内の大学・企業による成果を発表 ─ 3月6日開催の「第6回セミナー」に250人が参加
松籟科学技術振興財団/第36回研究助成金贈呈式を挙行 ─ 助成の累計は677件7億3,900万円に
紙パルプ技術協会/「省エネ新技術」をテーマにセミナーを開催 ─ 最新技術・取組み事例が多数報告
日本印刷学会/激変する周辺状況下での紙メディアを考える ─ 紙メディア研究委員会が第15回シンポジウムを開催
page2019/「デジタル×紙×マーケティング」をテーマに過去最多の162社が出展
スマートエネルギーweek 2019/水素・燃料電池からバイオマス発電まで最新の省・創・蓄エネ技術が一堂に

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成31年1月度〉

<3月2号>地域特集■九州・東北

2019-03-20
地域特集 ■ 九 州
●Interview
 松浦伸行(日本紙パルプ商事)/イベントやプロジェクトが相次ぐ九州 女子ハンドボール世界選手権大会にも注目
 橋本昌仁(国際紙パルプ商事)/どこかにしわ寄せをするのではなく、エンドユーザーに転嫁することが趣旨
 御手洗康仁(新生紙パルプ商事)/直ぐに結果を求めず、『三方よし』の提案を続ける
●催事
 竹尾福岡支店《クリエイター100人からの年賀状展vol.14》/福岡、東京、大阪の3拠点で同時開催
 九州地区紙業界三者新年賀詞交歓会
●Topics
 川越紙店/日向の忍肉 ハツガーリくん〈発芽にんにく〉〈発芽熟成黒にんにく〉を販売
●地域の有力企業
地域特集 ■ 東 北
●Interview
 筌口康史(日本紙パルプ商事)/業務効率の向上など紙商が抱える課題を《IoT時代に即したシステム提供》で解決へ
 國分尚二(新生紙パルプ商事)/4年間で月平均1,500tの紙需要が消失 物流効率向上による収益改善が急務
●催事
 こんのグループ新春の集い/平成31年度のスローガンは《自分で決める〜義務から意思へ〜》
●催事
 大久保/大久保信隆氏の自伝『至誠一貫』上梓、喜寿、金婚式を祝う会を開催
 国際紙パルプ商事 中部支店/《パッケージの現在と未来》展
 第38回愛知紙商ボウリング大会
 日紙商《第24期紙営業士》/合格率45.7%の“狭き門”に48名が仲間入り
 古紙センター《集団回収感謝状贈呈式》/「皆さんの“ 草の根的”活動が日本の優れたシステムを支えている」
 神奈川県製紙原料商業協同組合/創立70周年記念祝賀会を開催
 コアレックスグループ《SDGs レポート発表・報告会》/2025年までの段階的達成目指すノーパレット輸送のための包装資材改革発表
 イムラ封筒《平成31年賀詞交歓会》/“第二の創業元年”新生イムラに変革へ〈Push the Envelope(限界に挑戦する)〉
●講演
 日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合—貿易情報講演会/中国の“輸入ゼロ”で変わるアジアの古紙動向
●製品紹介
 くらしと紙/大王製紙
●統計
 東京市況/ノーカーボン紙 改元に向け荷動き
 家庭紙/値上げへの取組みを継続
 古紙/12月度の回収率 3ヵ月連続の80%台
●インフォメーション

<3月1号>地域特集■北海道

2019-03-20

 

地域特集 ■ 北海道

●Interview
笹島久義(新生紙パルプ商事)/震災から回復道半ばの道内経済 市場・市況・販売価格に責任持って取り組む
安藤芳徳(国際紙パルプ商事)/「紙と電子の融合」「紙とプラの融合」「物流アライアンス」が今後のカギを握る

●催事
大丸《新春商談会》/テーマは《time to change〜新時代をデザインしよう〜》防災・働き方改革などリスクマネジメントを提案

●Topics
日本製紙連合会《ラブレターコンテスト2019》/東京・池袋での来場応募数は1万914通で過去最多を更新
イメージ・マジック/Tシャツプリントシステム《ODPS》発表 属人性無くし作業時間を従来の1/6に

●催事
日本フォーム印刷工業連合会《平成31年新春講演会・懇親会》/新井紀子氏〈AIが人間を超えたのではなく、人間の方がAIを下回るようになった〉
第87回東京インターナショナル・ギフト・ショー 春2019/ギフトやノベルティに効果的 高付加価値な紙製品をアピール
東京都リサイクル事業協会/講演会、表彰式、陽春の集いを開催

●団体催事
2019新年互礼会・語録(後篇)
東京洋紙同業会・紙青会《新年合同講演会》/土橋正氏〈文具のパーソナルニーズ急増で紙のチャンスが広がる〉
名古屋洋紙同業会/第52回定時総会開催 「存続」「持続」を第一に考える経営を

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア

●統計
板紙/18年11月度生産実績 前年比101.1%
段ボール/段ボール生産量実績 11月度は前年比103.3%
パルプ・ パルプ材/国産材の集荷13ヵ月連続減
出版/18年の出版市場 1兆2,921億円に

●インフォメーション

〈3月25日号〉

2019-03-19

 

●R&D情報
年産30万t超は30工場に/撤退・廃業で来年から消える社名もある2018年の会社別生産

●ワールドレビュー
中国発の“再生資源不況”で収益が大きく悪化した米国WM社

●Future’s EYE
ジェトロ・アジア経済研 国際シンポジウム/岐路に立つ中国——直面する経済と社会の課題

●REPORT
「業界天気図」動向調査/3年ぶりに悪化する2019年度の業況

●R&D情報関連付表
グループ企業別に見た紙の生産シェア(2018年)
グループ企業別に見た板紙の生産シェア(2018年)

●ワイドフレックス
WWFジャパン/「アースバーガープロジェクト」が始動

●統計と市況

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
企業の動き・決算・新製品・人事異動

〈3月18日号〉

2019-03-19

 

●R&D情報
カバー率低下の基調に変化はないが/2年連続で前年比プラスとなった板紙代理店の国内販売実績

●ワールドレビュー
タイトな需給を背景に値上がりした欧州のSC紙と軽量コート紙市場

●話題を追って
FSCジャパン シンポジウム/森林認証の新国内規格がスタート

●ワイドフレックス
古紙センター 集団回収感謝状贈呈式/優れたシステムを支える草の根的活動

●今週の数字
3年連続で最高更新の段ボール生産/高まる「加工食品」向けの割合

●マーケット
日本の広告費は7年連続プラス成長/30%の大台を割り込んだ紙系媒体のシェア

●統計と市況
板紙

●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・新製品

〈3月11日号〉

2019-03-19

 

●R&D情報
日本の消費量は世界第4位に後退/アジアの域内自給率が次第に高まりつつある世界の古紙需給

●ワールドレビュー
春節直前に値を戻し下落傾向に歯止めをかけた中国パルプ市況

●話題を追って
紙類貿易情報講演会/中国輸入ゼロで変わるアジア古紙動向

●今週の数字
2018年の紙・板紙需給/生産と出荷は3年ぶりのマイナスに

●R&D情報関連付表
世界の国・地域別古紙需給(2016〜17年)/世界各国の古紙回収率・利用率試算(2016〜17年)

●統計と市況
原材料

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・人事異動

〈3月4日号〉

2019-03-19

 

●R&D情報
ジェトロ・レポートに見る世界の廃プラ事情/中国に代わる受け皿はなく原点回帰で国内処理が必須に

●ワールドレビュー
リサイクル品質向上に向けた新たなプログラムを始動する英国

●話題を追って
テーマは「デジタル×紙×マーケティング」/page2019に6万6,000余名が来場

●今週の数字
2018年の製紙用パルプ輸入/自製優先使用でBKPが大きく減少
2018年の木材チップ輸入通関/ベトナムの広葉樹がシェア30%の大台に

●マーケット
40億袋台を割り込んだ2018年の軽包装袋/自動手提は微増も全体ではマイナス
2018年のクラフト紙袋出荷実績/「米麦」用は不振も「薬品」などが伸長

●講演から
日本銀行 黒田 東彦 総裁/高齢化・人口減でも経済成長は可能

●統計と市況
関連指標

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・人事異動

紙・板紙需給速報1月/紙の国内出荷20ヵ月連続減、板紙は増加に転じる

2019-03-14

 日本製紙連合会が集計した1月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△0.5%の186.4万t、3ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△2.5%の100.9万tで20ヵ月連続減。板紙は+1.9%の85.5万tで前月の減少から増加に転じた。主要品種のうち新聞用紙、印刷用紙、白板紙は減少、情報用紙、包装用紙、衛生用紙、段ボール原紙は増加した。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比△12.5%の12.0万tで、3ヵ月連続の減少。うち、紙は△7.9%の8.5万tで3ヵ月連続減、板紙は5ヵ月連続減で△21.9%の3.5万t。紙、板紙ともに東アジア、東南アジア向けが減少した。
 紙・板紙の在庫は4ヵ月ぶりの増加となり、前月比+12.4万tの196.1万t。うち、紙は5ヵ月ぶりの増加で+5.9万tの129.5万t。印刷・情報用紙、新聞用紙を中心に包装用紙、衛生用紙も増加した。板紙は+6.5万tの66.6万tで4ヵ月ぶりの増加。段ボール原紙を中心に白板紙も増加した。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△7.3%の20.5万tで15ヵ月連続減。
 印刷・情報用紙:国内出荷は△2.4%の54.8万tで前月の増加から減少に転じた。メーカー輸出は△14.1%の5.6万tで3ヵ月連続減。
 包装用紙:国内出荷は+0.2%の5.7万t、4ヵ月連続の増加となった。メーカー輸出は△5.6%の1.6万tとなり2ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+4.9%の14.2万tで前月の減少から増加に転じた。
 段ボール原紙:国内出荷は+3.0%の68.3万t、前月の減少から増加に転じた。輸出は△23.8%の3.3万tで5ヵ月連続の減少。
 白板紙:国内出荷は△2.9%の10.9万tで2ヵ月連続の減少。

(Future 2019年3月11日号)

王子ホールディングス/新社長に加来正年氏

2019-03-14

 王子ホールディングスはこのほど、4月1日付で矢嶋進代表取締役社長が代表取締役会長に就任し、後任の代表取締役社長には加来正年取締役(写真右)が昇任する人事を発表した。

 〔代表取締役人事4月1日〕
 代表取締役会長、会長グループ経営委員・矢嶋進(代表取締役社長、社長グループ経営委員〈グループCEO〉)▽代表取締役社長、社長グループ経営委員〈グループCEO〉・加来正年(取締役常務グループ経営委員)▽取締役・進藤清貴(代表取締役会長、会長グループ経営委員)▽同・渕上一雄(代表取締役副社長、副社長グループ経営委員)

 加来正年(かく・まさとし)氏は1956年1月2日生、福岡県出身。78年九州大学工学部卒業後、日本パルプ工業(現 王子HD)入社、2013年取締役常務G経営委員兼王子エフテックス代表取締役社長、17年取締役常務G経営委員-コーポレートガバナンス本部副本部長兼王子エンジニアリング代表取締役社長。

(Future 2019年3月18日号)

レンゴーグループ/トルコとメキシコに新会社を設立

2019-03-14

 レンゴーの連結子会社、トライウォール社(香港)はこのほど、同社100%出資子会社を通じ、トルコとメキシコに新会社を設立した。
 トルコでは、コジャエリ県に主に自動車部品の輸送、保管に使用するスチールラックの製造・販売を行う子会社「トライウォール・メタル社」(トライウォールグループ51%出資)を設立。レンゴーは、トライウォールグループを通じ、段ボールをはじめとする重量物包装資材事業をグローバルに展開しているが、EU向けの自動車製造拠点であり、欧州に展開しているトライウォールグループ各社との連携が可能なトルコに、スチールラックの製造・販売拠点を持つことにより事業の拡充を図る。
 またメキシコでは、ヌエボ・レオン州モンテレイ市に、重量物包装資材の包装設計・販売を行う子会社、「TWメキシコ・パッケージング・ソリューションズ社」(トライウォールグループ80%出資)を設立。自動車関連産業が多く集積するメキシコに拠点を持つことで事業拡充につなげる。

(Future 2019年3月4日号)

JPグループ/福田三商とエコリソースJPが4月1日付で合併

2019-03-14

いずれも日本紙パルプ商事(JP)100%子会社で古紙関連事業を展開する福田三商とエコリソースJPは、4月1付で合併する。合併方式は福田三商を存続会社とする吸収合併で、エコリソースJPは同日付で解散する。
紙の需要減に伴う古紙発生量の減少や国際商品化の進行など、古紙再資源化事業の環境は激変している。変化する事業環境に迅速に対応していくため、古紙業界のリーディングカンパニーである福田三商にJPグループの古紙再資源化事業を集約し強化する考え。

〔福田三商の概要〕
所 在 地:名古屋市南区
代 表 者:齋藤武代表取締役会長、林寛子代表取締役社長
事業内容:再生製紙原料の回収・加工・販売(合併後は、これに「古紙再資源化事業を営むグループ各社の事業活動の管理」が加わる)
資本金:9,900万円
設 立:1950年
売上高:23億5,100万円(2018年3月期)

〔エコリソースJPの概要〕
所 在 地:東京都中央区勝どき
代 表 者:城谷誠代表取締役社長
事業内容:古紙再資源化事業を営むグループ各社の事業活動の管理
資 本 金:8,900万円
設  立:2014年
売 上 高:6,700万円(2018年3月期)

(Future 2019年3月18日号)

古紙再生促進センター/ロウ引き段ボールへの注意を呼びかけ

2019-03-14

 古紙再生促進センターは、段ボール古紙に混入するロウ引き段ボールが深刻な品質トラブルを引き起こすことから、「絶対に古紙と混ぜないでほしい」と注意を喚起している。
 ロウ引き段ボールは段ボールに施される加工処理の一つで、ワックス(蝋)を段ボールの表面に塗布したり、段ボールをワックスにドブ漬けしたりすることで防水性を高めている。日本国内ではほとんど使われていないが、輸入青果物や水産加工品などの一部に使用されている。
 このロウ引き段ボールが通常の段ボール古紙と一緒に回収され、段ボール原紙(ライナー)の原料に混ざると、原紙の表面に「油染み」が現れ品質不良を引き起こす。ロウ引き段ボールは、一般の段ボールに比べて内側の色が濃かったり、また触ると蝋が付くので比較的容易に判別できる。
古紙センターがこれまでに確認した、輸入品に付随するロウ引き段ボールの事例には以下のようなものがある。

 ・果 物:オーストラリア産ブドウ(写真上)、チリ産レモン
 ・野 菜:米国・メキシコ・オーストラリア産ブロッコリー、米国産セロリ、オーストラリア産ニンジン
 ・水産加工品:インドネシア産冷凍エビ、冷凍カニ、冷凍魚(写真下)
 ・苗 木:パキスタン産苗木

 これらの青果物や水産加工品は概ね1年を通して出回っているが、中でもチリ産レモンは5~11月の輸入時期が多いという。
 古紙センターでは「ロウ引き段ボールは必ず焼却・廃棄してください」と呼びかけている。

(Future 2019年3月11日号)

紙パルプ 流通・原料・機械・資材・薬品 TIMES DATA BOOK 2019

2019-02-28

2019年 <3月号>

2019-02-28

 

●寄稿
しごき型紙疲労強度試験機の開発とその評価
京都大学農学研究科 山内龍男
米国製紙産業の現状と革新発展の方向性について
岩崎誠
中国製紙産業と古紙輸入制限のインパクト ─ 中国の古紙輸入はゼロになるのか
豊福邦隆
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(75)「全米一住みたい街」ポートランドで見つけた紙製品(Part2)
中山裕一朗

●業界動向
日本製紙連合会/2019年紙・板紙内需を1.3%減と試算 ─ パッケージ・衛生は堅調もグラフィック系は低迷継続
2018年に見る設備投資・技術研究開発と関連サプライヤーの動き
データシート/紙パルプ産業のエネルギー事情 2018年度(17年度実績)版
nano tech 2019など13展/新素材・エネルギーなど注目度の高い分野が集結 ─ 紙パルプ関連企業も多数出展
ファインケミカルジャパン/過去2回を上回る充実した内容の2019年展 ─ 東京ビッグサイトで3月18〜20日に開催
包装界合同/地球環境負荷低減で高まる包装産業の役割 ─ 包装関連10団体による合同新年会を開催
日本衛生材料工業連合会/法改正への準備・対応と標準化活動などに注力 ─ 280名が参加し新年賀詞交歓会を開催

●講演・セミナー・展示会
環境安全研究センター/第28回シンポジウム・水環境モニタリングの最前線
日本包装学会/安心安全な医薬品包装の実現 ─ 封かんへのアプローチと包装設計
日本印刷学会/この先10年間のプリプレスの役割を考える
低炭素社会戦略センター/「明るく豊かな低炭素社会」に向かう2050年の姿
産総研/低炭素社会実現に向けたエネルギー資源利用の将来像

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成30年12月度〉

<2月2号>地域特集■四 国

2019-02-25

 

地域特集 ■ 四 国

●Topics
紙業会館(四国中央市)/《紙初市》昨年を1,800万円上回る、64億2,000万円を成約

●Interview
服部正(大富士製紙・愛媛県紙パルプ工業会)/メディカルケアプロダクト」への展開がターニングポイント
三木慎一郎(三木特種製紙)/物流対策と人材育成で進展 ANEX2018では内外に大きな成果
岡田祥司(廣瀬製紙)/ダイバーシティ推進で人材活用へ 開発強化は多様な企業間交流で

●催事
愛媛県産業技術研究所/経産省の共同基盤事業で導入した機器の利用操作セミナーを開催 ─ バルメットの繊維長分布測定装置

●地域の優良企業

●団体催事
2019新年互礼会・語録
家庭紙2団体《新年互礼会》/物流問題への意識高まりを追い風に経営環境の改革推進を
日衛連《記者会見・新年賀詞交歓会》/国内外での公的基準作りに尽力 共生社会実現に向け努力を
日本チェーンストア協会/《新年賀詞交換会》小売業界の体質改善し技術革新を異業種からの人材投入にも期待
第31回KPS会定時総会・講演会・懇親会/素材としての紙を見直す流れは大きなビジネスチャンス

●Topics
国際紙パルプ商事/豪州の紙卸売商社を買収 紙流通業界では過去最大級の海外M&Aに

●催事
西部段ボール安全衛生委員会/安全で安心して働ける職場づくりを目指して《平成30年度職長安全衛生教育講習会》実施

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア

●統計
東京市況/品薄のA2巻取は平判へのシフトも
家庭紙/ティシュと一部TPで値上げ
古紙/10月度の回収率 2ヵ月連続の80%台

●インフォメーション

ファインケミカルジャパン2019/東京ビッグサイトで3月18~20日に開催

2019-02-21

 「ファインケミカルジャパン2019」(主催;UBMジャパン)が3月18~20日、東京ビッグサイトで開催される。
 同展は国内外の化学素材・材料が集結する研究開発向けの専門展示会で、同じくUBMが主催する国内最大級のライフサイエンス総合展「ジャパンライフサイエンスウィーク」の1つとして行われるもの。
 ちなみにこの総合展はファインケミカルジャパンのほか、CPhI Japan/国際医薬品原料・中間体展、BioPh Japan/バイオファーマジャパン、InnoPack Japan/DDS・医薬品包装展、Pharma IT & Digital Expo/ファーマIT&デジタルエキスポ、Medtec Japan/医療機器の設計・製造に関する「アジア最大級」の展示会・セミナー、Electro Med Japan/医療用エレクトロニクス展、Smart Health Japan/医療ICT・在宅医療展、Care・Welfare Robot & Device Expo/介護・福祉ロボット&機器開発展,Test Kit Japan/検査キット完成品&開発展など、製薬・医療機器・ヘルスケア・ケミカル関連の14展で構成される。

 ファインケミカルジャパンは昨今における化成品の高機能化進展、快適な生活環境実現に向けた機能性素材開発への期待の高まりとは裏腹に、国内では化学品に特化した専門展が少ないという事情から2017年にスタート。翌年の第2回展では内外の化学メーカーや主要産業(自動車、電子部材,塗料,印刷ほか)の研究・開発担当者など約1万4,000人が来場し成功裏に閉幕した。これを踏まえて、第3回目となる今展では開催規模をさらに拡大し、素材・材料開発メーカーと電子部材をはじめ多様な分野の化学メーカーとの効率的なビジネスマッチングの場を提供する。
 企業・団体による展示に加えて40件を超える講演やセミナーが予定され、基調講演「素材産業における政策の方向性とイノベーションの推進」(経済産業省製造産業局・沼舘建氏)をはじめ、新素材・新材料,加工、分析における最新技術や動向を紹介。とくにナノファイバーやバイオミメティクス(生物模倣)関連は充実したラインアップとなっており、前者については京都市産業技術研究所、大阪大学、東京大学、物質・材料研究機構ほか第一線で活躍する研究者や、企業の技術担当者による講演が行われる。

 詳細は以下のURLで。
 https://www.finechemicals-japan.com

ふじのくにCNFフォーラム/第6回セミナーを富士市で開催

2019-02-21

 静岡県ではセルロースナノファイバー(CNF)を利用した製品(用途)開発を支援するため2015年6月に「ふじのくにCNFフォーラム」を立ち上げ、最新の学術情報や企業の取組みなどを紹介するセミナーを実施しており、3月6日には6回目となるセミナーを開催する。開催概要は以下の通り。

 ・日  時:2019年3月6日(水)14:00~17:00(受付13:30~、交流会17:15~18:30)
 ・場  所:富士市勤労者総合福祉センター「ラ・ホール富士」2階多目的ホール(富士市中央町2丁目7番11号)
 ・主  催:ふじのくにCNFフォーラム、静岡県、富士市
 ・講演報告:
  講演「セルロースナノファイバー樹脂複合化に向けた”ふじのくにCNF座寄附講座”の取組み」静岡大学特任教授/⻘⽊憲治 ⽒
  企業の取組紹介「100gの⾰新」タケ・サイト㈱代表取締役/武⽥雅成氏
  企業の取組紹介「barai/oの開発と今後の展開」㈱コーヨー化成 ウェット事業部/⼩川友美 ⽒
  国からの報告「セルロースナノファイバーの社会実装に向けた環境省の取組み〜⾃動⾞分野の実例紹介〜」環境省地球温暖化対策事業室室⻑補佐/河⽥陽平 ⽒
  県の取組紹介「産学官の中核的⽀援機関としての取組み〜CNF関連産業の⼀⼤集積地をめざして〜関連産業の⼀⼤集積地をめざして〜」富士工業技術支援センター・センター長/佐野禎彦 ⽒
 ・参 加 費:無料(交流会は3,000円)
 ・定  員:250人(定員になり次第締切)
 ・申込方法:所定の申込書に必要事項を記入し、電子メール、FAXにてお申込みください。
 ・問合せ先
   〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
   静岡県経済産業部商工業局新産業集積課
   TEL 054-221-3622 FAX 054-221-3615
   E-mail:trc@pref.shizuoka.lg.jp 

〈2月25日号〉

2019-02-21

 

●R&D情報
輸出増−輸入減が継続した2018年の紙類貿易/初の200万t超えで2年連続の記録更新となった紙・板紙輸出

●ワールドレビュー
ジョージア・パシフィックの撤退で需給が改善する北米白物市場

●話題を追って
コンバーティングテクノロジー総合展2019/高まるCNFや新機能製品への関心

●今週の数字
2018年の出版市場は1兆5,400億円/「紙」は6%減も「電子」は12%増

●講演から
国交省 総合政策局 国際物流課 桒名 亮 専門官/グローバル物流における日本の課題

●マーケット
2018年の訪日外客数は3,119万人/最多の中国など多くの市場で記録を更新
訪日外国人の旅行消費額/2018年は7年連続プラスの4.5兆円

●統計と市況

●国際市況
市販パルプ

●米国市況
板紙・包装用紙

●ニュースファイル
企業の動き・決算・人事異動

〈2月18日号〉

2019-02-21

 

●R&D情報
消費税率アップの影響は軽微/引き続きパッケージング系が牽引する2019年の紙・板紙内需〈2〉

●ワールドレビュー
中国勢の参入で総額91億㌦にも達した2018年の北米M&A

●今週の数字
日紙商組合員の紙・板紙販売実績/2018年の1社平均は微減にとどまる
2018年の古紙輸出/再び7割を超えた中国向けシェア

●話題を追って
新年互礼会―トップの発言から〈3〉/地域や業界で不可欠な役割を果たす

●2019年紙・板紙内需試算
関連参考資料

●統計と市況
板紙

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・新製品・移転・変更・人事異動

〈2月11日号〉

2019-02-21

 

●R&D情報
改元、イベント、脱プラなど追い風はあるが/ピーク時との対比では約20%の減少となる19年の紙・板紙内需

●ワールドレビュー
春節前の操短強化で古紙の値下げ圧力を強める中国メーカー

●REPORT
JETRO地域・分析レポート/世界各国・地域に広がる廃プラ規制

●話題を追って
新年互礼会—トップの発言から〈2〉/「持続可能な社会の実現に貢献する」

●今週の数字
温暖化対策ランキング〜機械・精密機器編/情報開示に比べ低い目標・実績の評点

●ワイドフレックス
「人手不足倒産」の動向調査/500件に達した6年間の累計件数

●国際市況
市販パルプ

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・催事・新製品

日本印刷学会/第15回紙メディアシンポジウムを開催

2019-02-20

 一般社団法人 日本印刷学会の紙メディア研究委員会は3月1日、東京・新富町の日本印刷会館で「第15回紙メディアシンポジウム」を開催する。今回のシンポジウムはデジタル化やIoTの進展、脱プラの動きなど、社会情勢が急速に変化しつつある状況を踏まえ、“激変する周辺状況に紙メディアは如何に対峙してゆくのか?”がテーマになっている。開催概要は以下の通り。

 主 催:(一社)日本印刷学会 紙メディア研究委員会
 協 賛:紙パルプ技術協会、(一社)繊維学会、(一社)日本木材学会、(一社)日本雑誌協会、(一社)日本画像学会、(一社)日本写真学会、(一社)画像電子学会、(公社)高分子学会、日本出版学会
 日 時:2019年3月1日(金)10:00~16:40(懇親会・希望者のみ16:50~18:00)
 会 場:日本印刷会館会2階会議室(〒104-0041 東京都中央区新富1-16-8)
 講演内容:
 「『紙でできることは紙で。』日本製紙グループのパッケージ戦略と開発事例」
 日本製紙㈱パッケージング・コミュニケーションセンター、技術調査役/野田 貴治 氏
 「段ボール・板紙の変遷」
 王子ホールディングス㈱パッケージング推進センター 販売戦略室室長/山縣 茂 氏
 「IoT市場における紙の活用事例:TOUCHCARD®と紙の有効性について」
 Touchcard㈱取締役/山上 義典 氏
 「福永紙工のデザインプロジェクト:紙メディアの可能性をデザイン、印刷、加工から追求する」
 福永紙工㈱代表取締役/山田 明良 氏
 「各国の銀行券におけるデザインの変遷」
 独立行政法人国立印刷局 研究所 基盤技術研究部、主任研究員/岩崎 浩 氏
 「紙メディアに求められる合成炭酸カルシウムの技術動向」
 ㈱白石中央研究所 研究開発グループ、主幹研究員/松原 桂 氏

 連絡先:(一社)日本印刷学会
 〒104-0041 東京都中央区新富1-16-8 日本印刷会館内
 TEL 03-3551-1808 FAX 03-3552-7206
 E-mail:nijspst-h@jspst.org

紙・板紙需給速報12月/紙・板紙ともに国内出荷が減少

2019-02-09

 日本製紙連合会が集計した12月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△0.7%の210.7万t、2ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△0.7%の112.9万tで19ヵ月連続減。板紙も3ヵ月ぶりの減少となり△0.7%の97.8万t。主要品種は印刷・情報用紙と包装用紙を除き減少した。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比△11.7%の12.4万tで、2ヵ月連続の減少。うち、紙は△8.1%の8.2万tで2ヵ月連続減、板紙は4ヵ月連続減で△18.1%の4.2万t。紙、板紙ともに東アジア、東南アジア向けが減少した。
 紙・板紙の在庫は3ヵ月連続で減少し、前月比△8.6万tの183.8万t。うち、紙は塗工紙を中心に印刷用紙が減少して△4.2万tの123.7万tと4ヵ月連続の減少。板紙は△4.4万tの60.0万tで3ヵ月連続減。段ボール原紙が減少した。段原紙の月末在庫は38.1万tで、2014年12月以来4年ぶりの40万t割れである。

〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△7.6%の21.9万tで14ヵ月連続減。
 印刷・情報用紙:国内出荷は+2.2%の63.1万tで前月の減少から増加に転じた。メーカー輸出は△7.8%の5.6万tで2ヵ月連続の減少。
 包装用紙:国内出荷は+0.2%の5.8万t、3ヵ月連続の増加となった。メーカー輸出は△17.0%の1.4万tとなり3ヵ月ぶりの減少。
 衛生用紙:国内出荷は△1.6%の15.9万tで3ヵ月ぶりの減少。
 段ボール原紙:国内出荷は△0.6%の79.5万t、3ヵ月ぶりの減少。輸出は△20.1%の3.9万tで4ヵ月連続の減少。
 白板紙:国内出荷は△2.1%の11.6万tで3ヵ月ぶりの減少。

 なお、1~11月の実績値に12月の速報値を加えた昨年1~12月の国内出荷は、紙が前年比△3.6%の1,301.7万t、板紙が+1.3%の1,152.7万t、合計で△1.4%の2,454.3万tとなった。紙と紙・板紙合計は2014年以降5年連続の前年割れ、板紙は2016年から3年連続のプラスと、ここ数年来の基調が継続している。
 紙の主要品種では情報用紙(+1.7%)と包装用紙(+1.2%)を除き、すべてマイナス。とりわけ新聞用紙(△6.1%)、塗工紙(△5.8%)のマイナス幅が大きい。
 これに対して板紙は段ボール原紙(+1.1%)、白板紙(+1.6%)ともプラス。前年実績を上回るのは段原紙が6年連続、白板紙が3年連続となる。

 

 

(Future 2019年2月11日号)

ページのTOPへ