2019
Archive for 2019
2020年 <1月号> 特集/製紙技術の進展と成長のための新基軸
●巻頭インタビュー
バイオプラと紙複合材で新規用途を開拓 海外事業は成長機能材分野の強化を
王子ホールディングス㈱取締役・専務グループ経営委員,プレジデント,機能材カンパニー機能材事業推進センター社長兼務 藤原省二氏
特集/製紙技術の進展と成長のための新基軸
●特集寄稿
SDGsとESGは2020年代の製紙産業の成長戦略になり得るのか
東京大学名誉教授(製紙科学),日本印刷学会元会長 尾鍋史彦
プロダクションインクジェット印刷機の動向と紙メディアの在り方 ─ デジタル印刷ソリューションのトレンド:2019年を振り返る
三菱製紙㈱洋紙事業部印刷・情報用紙営業部 技術サポートグループ (DPMチーム) 木村篤樹
デュオシェイクDG(Digital Generation)における新機能 ─ 「ペーパーメイキング4.0」対応のための刷新
㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー プロジェクト本部 高野行範
小林製作所のテストマシンについて ─ 新素材も想定したバリエーションで幅広いユーザーに対応
㈱小林製作所 研究開発部 松井伸至
●サプライヤーに聞く
“令和”における事業展開も海外建設・技術提携と業界貢献で
㈱丸石製作所 代表取締役社長 石川眞氏
●特集業界動向
繊維学会 紙パルプ研究委員会/プラ代替に向けた“紙”の可能性を考察 ─ 第5回繊維学会紙パルプシンポジウム
京都大学生存圏研究所,京都市産業技術研究所/構造用CNF強化樹脂の最新動向を「集中講義」─ 京都・東京2会場で400名以上が聴講
ふじのくにCNFフォーラム/通算5回目を迎えた「ふじのくにCNF総合展示会」─ 70社・団体が出展し富士市で開催
◇
●寄稿
出発原料となる懸濁液濃度がセルロースナノペーパーの透明性に及ぼす影響と高透明化手法に関する検討
大阪大学大学院工学研究科,博士後期課程/大阪大学産業科学研究所,教授 春日貴章・能木雅也
新たな消費形態の下での中国特殊紙産業の発展 ─ 特殊紙における成長牽引の有力品種は何か
豊福邦隆
●業界動向
日本印刷技術協会/ビジネスに直結した提案を主眼に2月5日より「page2020」を開催へ
機能紙研究会/未来技術の創出をテーマに ─「第58回研究発表・講演会」を高知で開催
日誠産業/環境省のグッドライフアワードで「実行委員会特別賞 エシカル賞」を受賞
エコプロ2019/SDGsやプラスチックごみ対策に資する製品・技術が集結
紙パルプ技術協会/サプライヤー60社の最新技術が集結 ─ 第62回−2019年年次大会で展示会を併催
日本製紙連合会/下請業者との適正取引を目的に自主行動計画を策定
●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(85)途上国で進む「脱プラスチック」への取組み
中山裕一朗
●ニュース・統計
月間ニュース
海外情報
アジア通信
機械・資材業界短信
イベントカレンダー
紙パルプ技術タイムス 2019年1〜12月号総目次
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和元年10月度〉
<1月1号>地域特集■静 岡
地域特集■静 岡
●Special edition
第63回 静岡県紙業振興大会/持続可能な製紙産業を構築し環境問題への貢献目指す
山邉義貞/CNFの取組み、産官学連携が活発化
表彰/大久保賢治(丸紅)、井出直樹(田子浦パルプ)、サトウテック、マツタメ、ソーダニッカ、ほか
現状報告/等健次(経過概要)、鳥海貴也(洋紙)、大杉茂男(板紙)、井出直樹(家庭紙〈衛生用紙〉)、佐野克弥(古紙)
提言/原川重俊「持続可能な製紙産業の構築と、環境改善に寄与しよう」
●Topics
特種東海製紙,シーズイシハラ/長泉町へ安全パトロールカーを贈呈
春日製紙工業/紙製ストローのサンプルを富士市に提供
●催事
ふじのくにCNFフォーラム/通算5回目を迎えた《CNF総合展示会》70社・団体が出展し富士市で開催
◇
●座談会
緊急記者匿名座談会 第四弾/紙業界の一年を振り返る
“利益への意識”が変わった2019年「需要構造の変化を恐れすぎてはいけない」
●Report
日本製紙連合会《廃棄物対策フォロ−アップ調査》最終処分量、利用率とも目標を達成
全段連 2018年の労災発生状況/死亡災害続発で憂慮すべき状況
●Topics
エコプロ2019に14.8万人が来場/京大・矢野教授がCNFの近未来について講演
●統計
板紙/19年9月度生産実績 前年比96.6% 段ボール/段ボール生産量実績 10月度は前年比97.3% パルプ・ パルプ材/UKPの国内販売・ 輸出が126.8%増 出版/図書館と出版社 求められる協働
●インフォメーション
〈1月20日号〉
●新春インタビュー/2020年の紙類貿易を展望する
輸出市場の環境変化を予測し即対応できる態勢をつくっておく
日本紙類輸出組合 今野 武夫 理事長(日本製紙 取締役 常務執行役員)
輸入紙の存在感は徐々に低下脱プラ・紙化で日本の強み発揮を
日本紙類輸入組合 寺垣 毅 理事長(丸紅㈱ 執行役員)
●ワールドレビュー
操短と港湾在庫の払底が安定を下支えするアジアのLBKP市況
●話題を追って
経産省 インドの紙リサイクル構築支援事業/17名が来日し10日間の研修を受講
●REPORT
製紙連 紙製品の環境配慮に関する意識調査/紙袋、紙ストローの普及に約7割が賛成
●Future’s EYE
「エコプロ2019」展示に見る各社のソリューション/SDGsや海洋プラ問題を訴求する展示に注力した紙パ関連企業
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き トピックス 催事 新製品 移転・変更
〈1月6日号〉
●R&D情報
最大の関心事は米中貿易摩擦の行方/古紙回収率の向上が課題となったASEAN紙パ産業会議
●ワールドレビュー
国内再生資源市場の開拓を呼びかけた米国環境保護庁
●話題を追って
全段連予測 2019年の段ボール需要は0.7%成長/5年連続の記録更新で145億㎡に
全段連 年末懇談会/犠牲を払っても古紙の静脈物流を守る
●Future’s EYE
古紙センター「紙リサイクルセミナー」から〈3〉/古紙の品質向上のために分別基準の統一と周知徹底を
●講演から
CNF-京都プロセス集中講義/広く門戸を開放し約500人が受講
KJMJK 機密抹消セミナー/セキュリティとリサイクルは社会的要請
●中国市況
古紙・パルプ
●統計と市況
板紙
●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き 決算 トピックス 新製品 人事異動
2019年 <Vol.30 No.3> 2020年版 不織布・機械資材薬品ガイド 特集 四国の特殊・機能紙と不織布産業
〈12月23日号〉
●R&D情報
日本の需要構造はまだガラパゴス状態/低稼働率を放置したままでは市況の安定は担保されない
●ワールドレビュー
マクロ経済の悪化と需要不振で業績が急降下した米国紙パ
●話題を追って
製紙連を含む産業界8団体/令和2年度の税制改正で共同要望
JCI 気候変動アクション日本サミット2019/メンバーは1年で105から420へ拡大
下請適正取引の推進に向け/製紙連が「自主行動計画」を策定
●講演から
三菱製紙エコシステムアカデミー/体験学習を通じ環境問題を認知させる
●REPORT
製紙連 紙とデジタル—媒体利用の意識・実態調査/約6割が「手帳は〈紙〉」で使いたい」
●ワイドフレックス
JAPAN PACK 2019/独自の環境負荷軽減包装をアピール
●統計と市況
関連指標
●ニュースファイル
企業の動き 決算 トピックス
NONWOVENS REVIEW 特別企画「2020年版 不織布・機械資材薬品ガイド」
日本経済はリーマン・ショックや東日本大震災などによる低迷期を乗り切り全般的に底堅い推移を辿っており、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催から2025年の大阪万博開催へ向けても各種製造業で引き続き堅調な国内需要が期待されています。しかし、米中貿易戦争に見られるような予測不能な国家間の貿易摩擦や原燃料コストの上昇、自然災害の頻発などにより事業継続のリスクは増大傾向にあり、一方ではプラスチック問題を契機に製造業として持続可能な発展を目指す企業姿勢が強く問われるようになってきました。さらには拡大する新興国の経済成長が国際競争を一段と複雑で難しいものへしているように見えます。不織布の原反メーカーや加工メーカーにとっては、生産体制や用途開拓・製品開発などの面で内外動向を見据えた、きめ細かで柔軟な戦略が必要とされ、原材料や各種資材・薬品、製造機器などの最適な選択が従来以上に求められてきます。
そうした事業環境の変化を踏まえ、弊誌Vol.30No.3では好評企画の『不織布・機械資材薬品ガイド』を2020年版サプライヤーズガイドとして有効活用できるよう最新データで再構成するとともに、不織布素材・原料とその製造加工機械・関連機器のなかから優良製品を選りすぐって紹介、企業動向や市場・製品開発動向も概観できる内容としました。
<12月2号> 特集■中 部
〈12月16日号〉
●R&D情報
過度な競争は体力の疲弊を招/需要は堅調でも人口減・高齢化が影を落とす包装・生活系用紙
●ワールドレビュー
12億㌦を投じDP年産50万tの新工場を立ち上げるLDセルロース
●今週の数字
2桁増益となった紙パの第2四半期業績/売価改善で原燃料コスト増を吸収
●2019年 秋 叙勲・褒章
旭日中綬章 野口 憲三氏/旭日小綬章 下畦 正明氏
●Future’s EYE
古紙センター「紙リサイクルセミナー」から〈2〉/徹底した品質管理で中国からアジア諸国への販売シフトを
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
決算 トピックス 新製品 興信情報
<12月1号> 特集■特殊機能紙
特集■特殊機能紙
●Interview
青野智良(特種東海製紙)《TANT 200 COLORS》見本帖カラーチャートがデザイン現場での“起点”になることを期待
平戸順一(竹尾)《マーメイド》をリニューアル 「上質感」「色のネーミング」「テーマ」の圧倒的総合力でブランド価値高める
谷口和隆(平和紙業)“技術的限界点”を突破して増色に成功 《トーンF》を再ブランディング
●Report
出版関連事業者の経営実態調査/出版上位5社の売上は比較的堅調も業界全体の08年度比減少率が2桁超え
出版産業に見る中国コンテンツ市場/政策が過去の名著を後押し!?2018年の書籍売上高は894億元に
◇
●催事
神保町ブックフェスティバル/竹尾、PCM竹尾、山形屋紙店がオリジナル紙製品をワゴンセール
中部商組など三団体/《「働き方改革関連法」への対応セミナー》を開催
JAPANPACK 2019/包装合理化や脱プラスチックで多彩な提案
第32回大阪紙商テニス大会/新生紙パルプ商事が全3種目制覇 団体戦9連覇・通算19回目の優勝
●Report
印刷関連企業の設備投資動向/事業構造転換は道半ば「印刷・出版」から「包装」へのシフトが顕著
世界紙パ産業 紙・板紙生産動向/08年上期対比で日米2割減、中国は4割増 板紙・包装系も減産に転ず
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、ユニ・チャーム
●統計
板紙/19年8月度生産実績 前年比95.1%
段ボール/段ボール生産量実績 9月度は前年比106.0%
パルプ・ パルプ材/消費0.6%増で2ヵ月ぶりプラス
出版/ラグビー人気でスポーツ誌好調
●インフォメーション
2019年 <12月号> 特集1/研究開発の最新動向と試験・分析機器 特集2/新たな発展方向探る中国製紙産業
〈12月2日号〉
●R&D情報
紙に求められるソリューションが変わってきた/グラフィックよりパッケージングに幅広い裾野を持つ紙パ産業
●ワールドレビュー
MRF施設を拡充し板紙・段ボールの成長を期すプラット・インダストリー
●話題を追って
1〜9月の紙・板紙貿易/輸出減−輸入増で入超に転じた紙
●Future’s EYE
盛況だった古紙センター「紙リサイクルセミナー」〈1〉/石炭火力代替としてのRPF利用はCO2の排出削減効果も高い
●統計と市況
原材料
●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・人事異動
〈11月25日号〉
●R&D情報
年産100万t超は54社/再編・統合加速で順位変動も多い世界紙パのトップ75社
●ワールドレビュー
拡張計画挫折の果てに破産を余儀なくされた中国山東泉林
●Future’s EYE
事業領域の多様性を訴求/さまざまな立場の役員・社員が登場する紙パのCSRレポート〈2〉
●話題を追って
中国「独身の日」——2019年の取引額/過去最高の4.2兆円も伸びは最低水準
●ワイドフレックス
1〜9月の「後継者難倒産」は325件/前年比2桁増で年間最多を更新の勢い
●R&D情報関連付表
世界の紙パルプ企業75社ランキング
●統計と市況
紙
●米国市況
古紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・新製品
<11月2号> 特集■近畿・中国
特集 ■ 近畿・中国
●Interview
手島徹(日本紙パルプ商事)オリンピック後は大阪が日本経済成長の原動力に
原敬三(国際紙パルプ商事)関西経済の活性化に伴う 紙業界が潤うビジネスに期待
三瓶悦男(新生紙パルプ商事)いずれ紙が出てきた時こそ流通の真価を発揮する
岸能弘(柏原紙商事)在庫の多さが強み「当社の倉庫を自社倉庫として活用してもらいたい」
水野博(土佐紙業)世間の理解が少ない「和紙」の価値・可能性を広める〜高付加価値商品の売上アップを図る
村井久容(大阪洋紙同業会)生き残るためには物流問題としっかり向き合わないといけない
●Special Edition
“大阪を元気にする”無料新聞 ─ 週刊大阪日日新聞/ユニークな経営手法で、大手紙が真似できないビジネスモデルを確立
『日紙商手帳』でお馴染みのダイゴー㈱/用紙や糸綴じ製本への「こだわり」から生まれる高品質製品
●有力企業紹介
◇
●Topics
国際紙パルプ商事/山岳トンネルの防水シート自動展張システムを共同開発
●Report
紙加工関連企業の研究開発費/“脱プラ”の流れにも敏感に反応 海外展開を視野に入れた研究開発も活発化
製紙連「生物多様性保全」フォローアップ調査/新規の意欲的な取り組み目立つも管理体制面での課題も散見
●催事
再生家庭紙PRキャンペーン/富士地域再生家庭紙利用促進協議会と合同開催 環境にやさしい再生紙TPをアピール
●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、丸富製紙、P&G
●統計
東京市況/A3は新規案件少なく巻・平とも前年割れ
家庭紙/増税前の仮需 出荷は15~20%増
古紙/8月度の回収率 2ヵ月連続の70%台
●インフォメーション
〈11月18日号〉
●R&D情報
段ボールセミナー’19から《3》/多能工化推進も暑さ対策も生産性向上に不可欠な取組み
●ワールドレビュー
市場圧力を受け本格的な再編の時代に入った米国リサイクル業界
●Future’s EYE
自社のアイデンティティを再定義/ガバナンスへの言及が増えてきた紙パ各社のCSRレポート〈1〉
●ワイドフレックス
出版関連事業者の経営実態調査/減収幅は縮小するも前年割れが継続
●話題を追って
古紙センター 紙リサイクルセミナー/中国の環境政策を多角的に考察
●統計と市況
板紙
●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・トピックス・催事・新製品・人事異動
〈11月11日号〉
●R&D情報
人手不足への対応と自然災害対策/産業界の今日的テーマに正面から切り込んだ段ボールセミナー’19
●ワールドレビュー
古紙輸出市場の復活に向け分別収集を模索する米カリフォルニア州
●REPORT
製紙連 廃棄物対策フォロ−アップ調査/最終処分量、利用率とも目標を達成
●マーケット
出版産業に見る中国コンテンツ市場/2018年の書籍売上高は894億元に
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・催事・新製品・人事異動
〈11月4日号〉
●R&D情報
紙パも広く深く影響を受ける米中貿易戦争/原料の安定確保を目的とした投資を活発化させるアジア企業
●ワールドレビュー
本国の古紙輸入規制に対応し海外工場建設を加速する玖龍
●話題を追って
ナノセルロースフォーラム・オープンセミナー/高付加価値化と新製品開発が課題に
●Future’s EYE
段ボールセミナー’19〈1〉/類似災害はなぜなくならない?
●ワイドフレックス
「KITTE」で暮らしの包装商品展2019開催/紙の機能性と用途の広さをアピール
●注目企業
アウトドア衣料品のpatagonia(パタゴニア)/働く人々のための作業着を開発・販売
●統計と市況
原材料
●中国市況
古紙・パルプ
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き 決算 トピックス 催事 新製品 人事異動
2019年 <11月号> 特集/最新パルプ化技術と新たな資源化の動き
特集/最新パルプ化技術と新たな資源化の動き
●特集寄稿
インテンサマックスによるデトラッシュシステム強化の重要性
㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー プロジェクト営業部 田中正守
次世代の蒸解技術について ─ CompactCookingTM G3
バルメット㈱営業部 毛受正治
木材から衣料用繊維を紡ぐ ─ 古着のリサイクルからパルプ・古紙の新たな再資源化まで
岩崎誠
●特集業界動向
林野庁/輸入急増で木質ペレットの自給率が低下 ─ 木材チップのエネルギー利用は前年比6.6%増
日立グループ,丸紅/「みちびき」を活用し植林管理の実証実験へ ─ インドネシアの植林地を対象にユーカリの樹高を測定
コマツ/新型エンジン式ホイールローダ“WAシリーズ”を発売
海外動向・中国/承認された古紙輸入枠は現段階で79社1,070万t ─ “2020年輸入ゼロ”は先送りか
◇
●業界動向
日本製紙連合会/温暖化対策およびVOC排出管理についてフォローアップ調査結果を報告
日本製紙連合会/生物多様性の保全に向け行動指針の実施状況をフォローアップ
バルメット/抄紙用具・消耗品の最適化がもたらす多大なメリットを紹介 ─ 東京・岡山でカスタマーセミナーを実施
日誠産業,カミーノ/デザイン扇FANOがG20消費者政策国際会合の土産品に採用
N+(エヌプラス)/海洋・マイクロプラスチック問題に焦点 ─ CNFなどプラ代替素材を各種提案
日本包装技術協会/身近な製品に見るパッケージの工夫を紹介 ─ KITTEで「暮らしの包装商品展2019」
●データシート
主要国の紙パルプ産業動向(2019年上半期)
●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(83)脱プラスチック製品のご紹介(ボトル編)
中山裕一朗
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和元年8月度〉
<11月1号> 特集■くらしと紙〔冬〕
特集■くらしと紙〈冬〉
●Interview
林廣文(日本家庭紙工業会会長 カミ商事㈱常務取締役)/高品質な製品の安定供給継続のため適正価格で利益の確保を
●講演から
大矢隆司(ユーピーアール㈱常務取締役)/「家庭紙パレット共同利用研究会」新型パレットを共同開発し物流改善へ
●売れ筋商品レビュー
トイレットペーパー/ティシュペーパー/キッチンペーパー/ハンドタオル/ウエットティシュ(対人用)/ウエットティシュ(対物用)/紙おしぼり/ベビー用紙おむつ/大人用紙おむつ/軽失禁用品/生理用ナプキン/ちり紙・京花紙/便座シート/障子紙/ペット用品/その他
◇
●Topics
全国段ボール工業組合連合会/ホワイト物流推進運動趣旨に賛同し自主行動宣言
日本製紙連合会/《VOCの排出管理状況フォローアップ調査》約9割に迫った2000年度比の削減率
平和紙業/《ペーパーボイス東京》リニューアル『グラフィーハンプF』などを上市
●催事
竹尾/《タイポグラフィをめぐる書物の森》19世紀末の貴重書など国内外の書物を一堂に展示
●総会から
名古屋青紙会/引き続き新たな企画や事業展開を模索
●統計
板紙/19年7月度生産実績 前年比99.4%
段ボール/段ボール生産量実績 7月度は前年比102.8%
パルプ・ パルプ材/UKP販売が25.0%減
出版/好調な児童書 市場は劇的変化
●インフォメーション
〈10月28日号〉
●R&D情報
中国からアジア各国に拡がる古紙輸入規制/原料の入手可能性が投資判断を左右する世界紙パ産業のトレンド
●ワールドレビュー
安値横行でサプライチェーン崩壊も懸念されるアジアの古紙市場
●今週の焦点
オセアニアの事業を加速する日本製紙/オローラ社の板紙・パッケージ部門を譲受
●話題を追って
全段連 段ボールセミナー2019/職場環境改善や安全向上の提言が多数
●今週の数字
全段連 2018年の労災発生状況/死亡災害続発で憂慮すべき状況
●講演から
FITと輸入バイオマスの問題点/無視できない輸送途上のGHG排出量
●統計と市況
紙
●米国市況
板紙・包装用紙・新聞・出版・印刷・情報用紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・移転・変更・人事異動
大王製紙/川之江・可児の2工場に衛生用紙生産設備を増設
大王製紙は、衛生用紙製品の安定供給および中国などアジア向け輸出強化のため、衛生用紙の最新鋭生産設備を増設する。投資額は約200億円で、資金は借入金などにより調達、これにより約4,500t/月の生産能力増強を図る。営業運転開始は2021年9月の予定。
設置場所は、2018年10月に衛生用紙工場として生まれ変わった川之江工場(愛媛県四国中央市)と可児工場(岐阜県可児市)。川之江工場には高速・幅広の抄紙設備を増設し、国際貿易港に隣接する三島工場から供給される、コスト競争力の高いパルプとエネルギーを使用する。可児工場には加工設備を増設し、首都圏から関西圏エリアへフレキシブルに製品供給できる立地を生かす。
大王製紙は、今回の増設によって既存設備を含めた生産バランスを調整し、ティシュ、トイレットペーパー、キッチン製品の全品種を安定供給できる体制を構築する。また、川之江で生産した衛生用紙は海外生産拠点に原反で輸送し、中国を中心としたアジア地区での拡販体制を整える。
(FUTURE2019年10月21日号)
レンゴー/淀川工場跡地に物流拠点を建設
レンゴーは、大阪市福島区に新たな物流拠点「淀川流通センター(仮称)」を建設する。このほど着工し、2021年度中の稼働開始を目指す。 図は完成イメージ。
建設地は、2018年3月末に閉鎖した淀川工場の跡地。ここに住友商事と共同でマルチテナント型物流倉庫を建設、その一部をレンゴーグループの物流拠点とするもの。完成後は、関西地区におけるレンゴーグループ最大の物流拠点として、物流の効率化および輸送品質とサービスの向上を図るとともに、物流現場の業務改革を進め、荷主企業の立場からトラックドライバーの働き方改革を推進する。
〔淀川流通センター(仮称)〕
・所 在 地:大阪市福島区大開4-1-186
・延床面積:約101,000m2(約31,000坪)、うちレンゴー専有床面積は約34,000m2(約1万坪)
(FUTURE2019年10月21日号)
大王製紙/ホワイト物流推進で自主行動宣言を発表
大王製紙はこのほど国交省などが提唱する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言をホワイト物流推進運動事務局に提出した。
「ホワイト物流」推進運動は、トラックドライバー不足が深刻化する中、ドライバーの働き方改革を進めつつ、トラック輸送の向上や物流効率化のほか、女性や60代以上のドライバーでも働きやすい、より“ホワイト”な労働環境を実現するための運動。国交省、経産省、農水省が、全国の主要企業に参加を呼びかけている。紙パ関連企業では、前号で報じた日本製紙のほか、トーモク、東北旭段ボールなどが自主行動宣言を提出している。
大王製紙が宣言で表明した取組み項目は次の通り。
① 物流の改善提案と協力
② パレット等の活用
③ 集荷先や配送先の集約
④ 船舶や鉄道へのモーダルシフト
⑤ 燃料サーチャージの導入
⑥ 保育所の設置
(FUTURE2019年10月21日号)
日本製紙/ホワイト物流推進で自主行動宣言を公表
日本製紙はこのほど、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保することを目的とする「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、国土交通省に自主行動宣言を提出した。
「ホワイト物流」推進運動とは、トラックドライバー不足が深刻化する中、ドライバーの長時間労働是正などの働き方改革を進めつつ、トラック輸送の生産性向上や物流効率化のほか、女性や60代以上のドライバーでも働きやすい、より“ホワイト”な労働環境を実現するための運動。国交省が中心となって進めており、同省では「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同する企業を募っている。
趣旨に賛同し自主行動宣言を提出した企業は、9月6日現在で計277社、紙パ関連企業では、日本製紙のほか、トーモク、東北旭段ボールなどが提出している。日本製紙が宣言に掲げた取組み項目は次の通り。
① 物流の改善提案と協力
② 船舶や鉄道へのモーダルシフト
③ 荷役作業時の安全対策
④ 異常気象時等の運行の中止・中断等
(FUTURE2019年10月14日号)
レンゴー/マイクロセルロースビーズのOEM生産を開始
レンゴーは大東化成工業(大阪市)が製造・販売するマイクロセルロースビーズ(商品名:CELLULOBEADS)の一部製品のOEM生産を開始する。
プラスチック微粒子による海洋汚染が問題視される中、生分解性を有するセルロース微粒子(マイクロセルロースビーズ)は、その代替品として欧州を中心に世界的に需要が高まっている。大東化成工業は以前から化粧品原料向けに『CELLULOBEADS』を製造・販売しているが、最近の需要増を受けて増産を検討する中でレンゴーにOEM生産を要請、レンゴーはこれに応える形でOEM生産の契約を結んだ。
レンゴーは従来から球状セルロース粒子(商品名:ビスコパール)を製造・販売しており、今回の契約締結を機に大東化成工業との協力関係を強化し、プラスチック代替事業としてセルロース関連事業の拡充を図る。
(FUTURE2019年10月21日号)
王子ホールディングス/王子の紙製品がプラ代替でネスレ製品に採用
王子ホールディングスはこのほど、Nestlタイランドで、王子グループの紙製品がプラスチック包装廃棄物問題の対策の一環として、製品パッケージ素材に採用されたことを発表した。
環境保護を目的に現在、世界中でプラスチックに替わる紙製品の需要が高まっている。ネスレでは、2025年までに同社の包装材料を100%リサイクル可能またはリユース可能にすることを目指しており、王子グループは、「今後ますます広がる同社の取組みに協力していく」方針。今後はタイ以外の国でも王子グループの製品が展開されていく見通し。
(FUTURE2019年10月14日号)
中越パルプ工業/新素材“マプカ”の製造工場建設に着工
中越パルプ工業はかねて、㈱環境経営総合研究所との合弁会社、中越エコプロダクツ㈱を設立し、プラスチックに代わる新素材の製造事業を本格化することを発表しているが、その新工場建設に当たり、9月26日、中越パルプ工業高岡工場(高岡市)敷地内の建設予定地で、起工式を執り行った。起工式には、髙橋高岡市長、小城富山県商工労働部企業誘致専門監、工事関係者など約40名が参加し、工事の安全を祈願した。
新工場では、環境経営総合研究所が開発した『マプカ(MAPKA)』シートを製造する。『マプカ』は、セルロースファイバーを主原料に、合成樹脂を混合した新素材。プラスチックでも紙でもない素材ながら、プラスチックと同等の機能を持つ。
海洋プラスチックごみ問題への対応のため、世界各国で使い捨てプラスチックの使用規制が強化されている。『マプカ』は、石油由来資源の使用を削減できるだけでなく、一般ごみとしての廃棄も可能。惣菜や弁当に使われるプラスチック容器の多くは使い捨てだが、これを『マプカ』に代えることで、プラスチックの使用量削減などの環境対策を推進できる。
さらに、新工場では新たに酸素バリア性を持つマプカシートを製造する。酸素バリア性トレーとして、米飯・惣菜などの常温保存食品や非常食向けに展開していく意向で、富山県産食材のトレーなどへの採用も視野に入れている。“安全・安心”なメイドイン・ジャパン製品として、国内はもとより世界へ、地元・富山ブランドをアピールしていきたい考え。
〔中越エコプロダクツ新工場〕
・所 在 地:富山県高岡市材木町(中越パルプ工業高岡工場敷地内)
・設備投資額:約35億円
・生産能力:12,000t/年(食品トレー用シート)
・工 事:10月着工、2020年秋竣工予定
・建 屋:鉄骨造り、地上2階、延床面積6,612m2、建築面積5,530㎡、敷地面積8,450m2
(FUTURE2019年10月21日号)
日本製紙/『シールドプラス』欧州での量産化を決定
日本製紙は、紙にバリア性を付与した『シールドプラス』について、フィンランドのグループ会社、十條サーマル社での量産化に向けた設備投資を決めた。投資額は500万ユーロ(約6億円)で、工事完了は2020年7月の予定。
十條サーマル社は、『シールドプラス』の製品開発を進めており、すでに市場評価の段階に入っている。今回の設備投資により、欧州での本格的な生産開始を目指す。
『シールドプラス』シリーズは、紙素材への世界的な関心の高まりを背景に、国内外で注目されており、日本製紙は環境意識の高い欧州市場での浸透を図る考え。
(FUTURE2019年10月21日号)
王子ホールディングス/清水建設と共同で紙製の仮設資材を開発
王子ホールディングスはこのほど、紙を活用した仮設施工技術『KAMIWAZA』を、清水建設と共同で開発した。
『KAMIWAZA』は、土木現場の仮設資材に紙素材を活用する技術。鋼材や木材の代替として、取扱いが容易な紙素材を使用することで、作業員の負担を軽減し仮設施工の生産性を向上できる。仮設資材に活用する主な紙素材は、王子インターパック製の『HiPLE-ACE』や王子キノクロス製の『ハトシート』。
『HiPLE-ACE』は重量物包装資材として利用される3層構造の段ボール材で、衝撃吸収性能と強度に優れる。活用事例としては、工事現場でのガードマンボックスや、道路トンネル現場のトンネル風門などがある。山岳トンネルの坑内に仮設するトンネル風門は、トンネル貫通時に生じる急激な風の流れを止めるために使用され、従来工法では鋼材などをクレーン車で吊り上げながらトンネル断面を塞ぐ壁を構築するためにナイロン製の専用バルーン(使い捨て)を使用していた。しかし『HiPLE-ACE』なら、事前構築した支保工に段ボール部材(約1㎡)をワンタッチ固定することで、約100㎡のトンネル風門を高所作業車のみで構築できる。また、段ボールはリサイクルでき、コストも従来工法の約半分で済む。
また『ハトシート』は主原料に木材パルプを使用した不織布で、吸収した液体の拡散性、保持力、揮発性をコントロールできる。ダム工事などの山岳部土木工事で、骨材貯蔵設備などを覆うシートで効果を発揮する。コンクリート材料用の骨材貯蔵設備では、太陽光による温度上昇を防ぎコンクリート品質を安定させるため、一般的に遮光用の黒色ネットなどで設備を覆うが、『ハトシート』を活用したアースカラークールシートは、“黒”ではなく緑や茶色などのアースカラーで猛禽類の保全対策を図りながら、袋内に取り付けた『ハトシート』に水を含ませることで骨材貯蔵設備の温度上昇を防ぐことができる。
(FUTURE2019年9月23日号)
日本紙パルプ商事/環境配慮製品の専門サイト「Paper & Green」を開設
日本紙パルプ商事はこのほど、同社が運営する紙通販サイト「Paper & Goods」(http://www.paperandgoods.com/) の姉妹版として、環境に配慮した製品を専門に取り扱うECサイト「Paper & Green」(https://www.paperandgreen.com/)をオープンした。
同サイトは、オンラインストアや、オーダーメイド製品の受注ショップのほか、選択の一助となる環境視点の詳しい製品解説ページも設けている。
(FUTURE2019年10月7日号)
<10月2号>特集■パッケージ
特集 ■ パッケージ
●Topics
日本包装技術協会/2019パッケージングフォーラムとコンテスト表彰式を開催 今年も技術的な挑戦目立つ
JPDA・五條製紙/アジアの学生による包装デザインコンペ「ASPaC」ワークショップを開催
●講演から
印刷業界の「容器包装リサイクル法への対応状況」に関する報告会/海洋プラスチックごみ問題の撲滅に向け印刷業界として積極的に関わる
東日本段ボール工業組合/第26回セミナーより〜「外国人技能実習制度」「TFP向上」「働き方改革」での事例に着実な成果も
●Article
「紙でできることは紙で。」─日本製紙グループのパッケージ戦略
野田貴治(日本製紙)
◇
●総会から
日紙商関東ブロック会/千葉地区の早急な復旧を願う 印刷業界の柔軟な発想を模範に
●Topics
グリーン購入ネットワーク/再生紙の調達難問題でアンケート調査を実施
●催事
N+(プラス)展/環境配慮型の高機能素材をアピールした製紙関連企業
日本印刷産業連合会/「9月印刷の月」式典を盛大に開催、4年に一度の「印刷文化典」でも多彩なイベント
西日本段ボール工業組合セミナー/パワハラ防止関連法施行を控え開講 ポイントは「社内コミュニケーション力」
イムラ封筒「若鳩会」講演会/元ラグビー日本代表の吉田義人さんが〈ラグビーW杯〉〈挑戦〉を語る
環境デーなごや2019 」に中部商組などが出展/“20周年”は恒例の分別体験のほか河村市長やSKE48などがイベントに登場
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、大王製紙
●統計
東京市況/A2平判は案件数と使用量が減少傾向に
家庭紙/パルプTPの最安値引き上げ
古紙/7月度の在庫率 4ヵ月連続の50%台
●インフォメーション
〈10月21日号〉
〈10月14日号〉
●R&D情報
製紙を上回る対売上高比率/海外展開も視野に活発化する紙加工業界の研究開発活動〈2〉
●ワールドレビュー
中国の輸入規則に対応し古紙の分別収集を促進する米国加州
●今週の焦点
GPNが再生紙調達でアンケート実施/目立つ「調達できなかった」や「入札不調」の回答
「ホワイト物流」推進運動/全段連が趣旨に賛同し自主行動宣言
●話題を追って
日印産連「9月印刷の月」式典/印刷文化典」も含め多彩なイベント
●講演から
紙類貿易情報講演会/対象地域の拡大で利便性高まるEPA
●注目企業
「丸住製紙百年史」〈2〉/汚点を残す不祥事もあえて率直に記述
●新製品・新技術
日立グループと丸紅が植林管理の実証実験を開始/「みちびき」を活用しユーカリの樹高を推定
●REPORT
林野庁 2018年 木質バイオエネルギー利用調査/製材残材由来と輸入チップが高伸長
●統計と市況
関連指標
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・新製品・移転・変更・催事・人事異動
紙パルプ技術タイムス・特別企画「技術アニュアル2020 機械・資材・薬品総覧」
<10月1号>
●座談会
緊急記者匿名座談会 第三弾/出版をとことん語る─小説『銀座の紙ひこうき』から映画『つつんで、ひらいて』まで紙への“想い”が詰まった本好きには必見の書籍と映画
●Topics
『つつんで、ひらいて』上映試写会/ブックデザイン界の第一人者・菊地信義氏を追ったドキュメンタリー映画が12月上旬から公開決定
報復関税の連鎖で泥沼化する米中貿易戦争
●催事
日本フォーム印刷工業連合会/《アクティブ・ブック・ダイアローグ》講座“読書力”の底上げで企業の“人材力”高める
日本フォーム印刷工業連合会/《2019年度夏季講演会・懇親会》『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』の山口周氏が講演 “感性”で生まれた商品が世界を席巻
イデシギョー/《創立70周年記念》社員感謝祭をホテルグランド富士で開催
第88回 東京インターナショナル・ギフト・ショー秋 2019/日本製紙が初出展、《サステナビリティ》を訴求 イトマンはインバウンド向け商品をPR
第35回大阪紙商ボウリング大会/フジコピアンAが3連覇で優勝は通算15回目 ハイスコア賞は黒田五郎さん、高鷲民会さん
愛知県紙商組合第69回紙商野球大会/新生紙パルプ商事が優勝 緊迫した投手戦制す
●Report
製紙関連企業の研究開発活動/“脱プラ”をモチベーションに多様なアプローチで材料・用途の開発進める
全印工連「印刷業経営動向実態調査」/財務は健全も収益性、成長性に課題残る
女性登用に関する企業の意識調査2019/理職は平均7.7%で緩やかに拡大 紙パ各社では積極的な推進策も
電通調査「上半期のマスコミ4媒体広告量」/地上波TVスポットを除き前年割れに
●統計
板紙/19年6月度生産実績 前年比95.6%
段ボール/段ボール生産量実績 6月度は前年比96.6%
パルプ・ パルプ材/生産・ 消費とも4ヵ月ぶりに増加
出版/人気作家の新刊続々 書籍9.6%増
●インフォメーション
〈10月7日号〉
●R&D情報
対売上高比率は0.9%/“脱プラ”の流れにも敏感に反応する紙加工の研究開発活動〈1〉
●ワールドレビュー
伊競争監視当局の巨額課徴金に強く反発する欧州の段ボール企業
●話題を追って
第10回N+(エヌプラス)に紙パからも出展/環境配慮型の高機能素材を多数展示
●ワイドフレックス
装幀者のこだわりを追ったドキュメンタリー作品/『つつんで、ひらいて』上映試写会開催
●REPORT
アジア大洋州地域のスマートシティ構想/各国で事業機会が高まる日本の官民
●注目企業
「丸住製紙百年史」〈1〉/挫折を味わいながらも事業を拡大
●中国市況
古紙・パルプ
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●米国市況
古紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・催事・新製品・人事異動
2019年 <10月号> 技術アニュアル2020 機械・資材・薬品 総覧
〔技術アニュアル2020 機械・資材・薬品 総覧〕
●機械・資材篇
・パルプ製造機械・装置
チッパー,チップハンドリング,検量,洗浄など/GP,TMP,RGPなど機械的パルプ製造装置/ダイジェスターなど化学的パルプ製造装置および関連装置/黒液の扱い,黒液処理,薬液回収装置/漂白装置および漂白剤調成,関連機器
・古紙処理・紙料調成用機械・装置
パルパーおよび関連装置/リファイナーおよびニーダー,ディスパーザーなど/タワー/フローテーター/チェスト,アジテーター,ビーターほか/総合紙料調成システム
・除塵・洗浄・濃縮装置
スクリーンおよびセパレーター/各種クリーナー/ウォッシャー,フィルターなど洗浄・脱水装置/濃縮機
・紙料ポンプ・薬液ポンプ
・抄紙機および関連装置
ヘッドボックスその他抄紙機準備部装置類/各種フォーマー/プレス,サクション類/サイズプレス,オンマシン加工装置/リール,カレンダーなど/抄紙機駆動関連装置/ドライヤー,ベンチレーター,ドレーン,その他熱蒸気関連機器
・抄紙機関係用具・機械類
ワイヤー,フェルト,カンバス類/フォイル,フォーミングボードなど/各種ロールおよびロール加工機器など/ドクター関連/スプレー,ノズル,シャワー,ミストコレクターなど補助装置類
・仕上機械・ハンドリング装置
ワインダー,リワインダー類/スリッター,カッター,ソーター,マーカーなど/ナイフ類/包装装置・システム,ベーラーなど/ハンドリング,トリム処理,残紙カッターなど,および仕上機材
・加工装置・加工仕上装置類
カラーキッチン,その他加工剤調成装置/コーター/ラミネーター,樹脂塗布その他用特殊装置/スーパーカレンダー,エンボス機および関連ロールなど
・2次加工・紙工用装置類
ティシュ,トイレットペーパー,紙おむつなど製造装置/コルゲーターその他板紙紙工用装置/成形品,袋,モールドなど製造装置/印刷機/打抜機,糊付機,穴あけ機など各種紙工用機械類
・計測制御・試験分析機器・装置
自動制御装置および関連機器/検出装置,ディテクター,アラーム機構など/測定,モニターおよびQC用機器類/分析装置,ラボ用分析機器および各種テスター/制御システム,モニタリングシステム,生産管理システムなど
・ユーティリティ・環境関係機器・装置
フィルターほか,用水処理,取水および回収水などの処理装置/ボイラーおよび熱管理機器類/発電ボイラー・タービン,コージェネレーションシステム/排水1次・2次処理,スラッジ濃縮・焼却および総合排水処理システムなど/排水・脱水フィルター・プレス類/ごみ焼却炉および乾燥機ほか/脱臭,排煙脱硫装置ほか/ユーティリティおよび環境分析・測定・モニタリング装置類
・保全機器・その他関連機器・機材
診断,点検用器具類/潤滑装置,シーリング機器・材料など/PM用機器・機材(ライニング,塗装,錆止めおよび機械パーツほか)/安全装置,一般運搬機器,修理工作機器その他
●薬品篇
・蒸解・漂白・古紙処理用助剤
蒸解助剤/漂白剤・助剤/脱インキ剤/離解促進剤/その他古紙処理用助剤
・サイズ剤
・紙力増強・紙質改善剤
天然高分子系/PVA系/水溶性合成高分子系/ラテックス系/その他
・填料・顔料
クレー・カオリン/タルク/炭酸カルシウム/酸化チタン/酸化亜鉛/微粉ケイ酸/有機填料/その他填・顔料
・染料・着色顔料
蛍光染料・染料/着色顔料
・無機・合成繊維
・作業改善剤
ピッチコントロール剤/スライムコントロール剤・殺菌剤/洗浄剤/その他工程用薬品
・防腐・防カビ剤
・フェルト洗浄剤
・消泡剤
・濾水性・歩留向上剤
・凝集剤
用水・排水用・その他
・各種助剤
粘剤/サイズ定着剤/離型剤・ダスティング防止剤/顔料分散剤/カラー助剤類/その他
・ユーティリティ用薬品類
・機能化剤
耐水化剤/ 撥水剤・撥油剤・耐油剤/難燃剤/導電剤・帯電防止剤/防滑剤/湿潤剤/柔軟剤/ケイ線割れ防止剤/透明化剤/嵩高剤/抗菌・消臭・防虫剤/その他機能化剤
・加工剤
粘着剤/剥離助剤/感熱・感圧紙用薬品/インクジェット用紙用薬品/その他加工剤/高吸水性樹脂
・塗工・ラミネート・紙工用薬品
表面加工用樹脂/接着剤・ラミネート用材/紙工用材
◇
●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(82)脱プラもクリエイティブに!
●業界動向
古紙再生促進センター/令和最初の紙リサイクルセミナー ─ 集団回収特別活動賞表彰も実施 バルメット/東京と岡山でカスタマーセミナーを開催 ─ 消耗品・スペアパーツを中心に紹介 紙のエレクトロニクス応用研究会/通算20回目となる技術発表会を開催 ─ 紙素材の可能性を示す3件を発表 清水建設/土木現場の仮設資材に段ボールを採用 ─ 山岳トンネル“風門”に初適用,コスト2分の1に 日本不織布協会/業界一丸となり環境問題への取組みを ─ 2019年度定時総会・第10回産官学連携の集いを開催
●ニュース・特許・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和元年7月度〉
2019年 <Vol.30 No.2>特集 土木・建築とフィルター分野の最新動向
特集 土木・建築とフィルター分野の最新動向
●特集トップインタビュー
創業100年のベンチャー企業,「混ぜる」経営で成長を加速
前田工繊㈱ 前田尚宏氏
●特集企業展開
微生物による“食物連鎖”を利用した余剰汚泥削減型水処理技術を展開 帝人フロンティア 松本智樹氏,西川知宏氏
高度な切削技術で年間2万t超の廃棄カーペットタイルを再生 リファインバース㈱ 加志村竜彦氏
●特集解説
土木・建設/持続可能性をテーマとした資材開発に着手 ─ 大林組や三井住友建設がバイオ技術などを駆使
フィルター/環境問題や先端産業への対応で需要拡大 ─ 医療から産業,室内空間や水質浄化まで多様な分野で機能を発揮
マスク/付加価値化で日常使用を深耕 ─ 香りつきや美肌効果,色・柄などファッション性も進行
●特集業界動向
クラレクラフレックス/機能性と張り替え容易性を両立した障子 ─ 高機能不織布と面ファスナーの組合せで実現
日本バイリーン/粗じん用やオイルミスト用など3製品を投入 ─ 清浄空間をつくるための高機能製品を開発供給
清水建設/土木現場の仮設資材に段ボールを採用 ─ 山岳トンネル“風門”に初適用,コスト2分の1に
メンテナンス・レジリエンス/防災・減災などインフラ強化技術が集結 ─ 猛暑対策展も併催し4万5,199人が来場
下水道展/排水・汚泥処理技術を中心に ─ 阿波製紙や帝人フロンティアなど不織布関連企業も出展
データで見る土木・建築分野の動き
◇
●寄稿
テクテキスタイル展2019のトピックス
技術ジャーナリスト 塩谷隆
●企業展開
環境問題を背景に注目度を高める“Nature FlexTM ”と“Nature Lace”
フタムラ化学㈱ 長尾良民氏 最新技術RF5や嵩高化を提案,日本企業とはコワーキングで成果を
ライフェンホイザー社 Mr. Lars Wolfgang Leu,Mr. Tristan Kretschmann
●連載
海外企業研究シリーズ/フィテサ社 衛生用品分野を中心に国際事業を積極拡大
マーケット探訪 ペット用途/「高齢化」と「家族化」をキーワードに拡大
Pickup/超極細短繊維に水系ポリウレタン含浸の3層構造“ラムース” ●業界動向
G20 大阪サミット/海洋プラごみ「2050 年ゼロ」で合意 ─ 「マリーン・イニシアティブ」で途上国支援も
海外動向・中南米/中南米でもプラスチック製品への規制を強化 ─ 製紙業界では代替素材開発に投資を拡大 日本不織布協会/業界一丸となり環境問題への取組みを ─ 2019年度定時総会・第10回産官学連携の集いを開催 日本不織布協会/廃棄・品質・製造の最新動向を紹介 ─ 衛生・メディカル部会 分科会を開催
不織布関連データ/粘着テープ,壁紙
●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース
〈9月23日号〉
●R&D情報
5年間平均の対売上高比率は4.61%/「出版」「商印」から「包装」にシフトする印刷業界の設備投資動向〈2〉
●ワールドレビュー
0.5%規制適用も上期の古紙輸入量が過去最大となったインドネシア
●話題を追って
日本包装技術協会/フォーラムとコンテスト表彰式を開催
●講演から
「家庭紙パレット共同利用研究会」/新型パレットを共同開発し物流改善へ
●今週の数字
日通総研短観「荷動き指数」調査/7〜9月は改善も回復テンポは緩やか
●ワイドフレックス
温暖化対策ランキング〜素材㈪・エネルギー/石油・石炭製品、非鉄金属が高スコア
●マーケット
中国の紙・板紙市況/値上げの機をうかがう段原紙メーカー
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・新製品
<9月2号>特集■古紙
特集 ■ 古紙
●Interview
栗原正雄(全国製紙原料商工組合連合会・理事長)/国内のリサイクルシステムを守るためには赤字輸出もやむを得ない
龍国志(トーチインターナショナル・代表取締役社長)/品質向上は誰かのためではなく最終的には自分たちの利益になる
矢倉義弘(近畿製紙原料直納商工組合・理事長)/古紙業界はより積極的に働き方改革に取り組む必要がある
山上春美(大阪府古紙流通安定協会・会長)/梅雨と夏枯れで需給調整ができたというのが実情
實守敏訓(大阪府紙料協同組合・理事長)/段ボール原紙の輸出が一転不振 古紙業界の来るべき将来に備えるべき
●催事
斎藤英次商店/日本最大級の内職専門店《内職市場》を開店
●Topics
コマツ/新型エンジン式ホイールローダーWAシリーズの製紙会社向け販売を開始
●有力企業のパブリシティ
◇
●催事
栗原紙材/社長長女 利佳さん&ニコラ ロッシ ジョルダーノ夫妻デュオリサイタル(カルテットと共に、初夏のイタリアの風を感じて)開催
竹尾《KI・HOU・SHI Tactile×Visual 触覚×視覚》/4組のクリエイターが引き出した『気包紙』の魅力
王子ネピア《うんち教室研修会》/トイレや排泄から健康を楽しく学ぶ「うんち教室」の教員向け研修会開催
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、丸富製紙
●統計
東京市況/A2平判はマット紙中心に好調
家庭紙/ソフトパックティシュ 徐々に販売増
古紙/6月度の回収率 2ヵ月ぶりの80%台
●インフォメーション
紙・板紙出荷7月/紙の国内出荷が26ヵ月ぶりに増加
日本製紙連合会が集計した7月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+1.2%の204.5万tと3ヵ月ぶりに増加した。うち紙は同+0.9%の105.3万tで、実に26ヵ月ぶりのプラス。板紙も+1.5%の99.2万tで、3ヵ月ぶりに前年同月を上回った(以下、「%」表記は前年同月比)。
紙・板紙のメーカー輸出は△15.0%の10.9万tと9ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△21.5%の6.2万tで9ヵ月連続の前年割れ。東アジア、東南アジア向けを中心にアジア向けが減少した。板紙は△4.7%の4.8万tで、11ヵ月連続のマイナス。東南アジア向けが不振だった。
紙・板紙の在庫は前月比△0.8万tの211.6万tと、3ヵ月ぶりの減少。うち、紙は同+0.6万tの133.9万tで、前月の減少から増加に転じた。一方、板紙は△1.4万tの77.8万tで、3ヵ月ぶりの減少。紙は新聞用紙を除き増加。板紙は段ボール原紙が減少している。
〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は△4.9%の20.7万tで21ヵ月連続の減少。
印刷・情報用紙:国内出荷は+1.1%の57.2万tと7ヵ月ぶりに増加。メーカー輸出は△32.7%の3.6万tで9ヵ月連続の減少。
包装用紙:国内出荷は+0.0%の5.9万t、微増ながら4ヵ月ぶりのプラス。メーカー輸出は+15.8%の1.5万tで3ヵ月連続の増加。
衛生用紙:国内出荷は+10.3%の15.4万tと、前月の減少から大幅増加に転じた。
段ボール原紙:国内出荷は+1.3%の80.2万tで、3ヵ月ぶりのプラス。メーカー輸出は△6.8%の4.5万tと、11ヵ月連続の減少だった。
白板紙:国内出荷は+2.2%の12.2万t、8ヵ月ぶりの増加。
(FUTURE2019年9月9日号)
大王製紙/CNF実装レース車の実戦走行で性能を発揮
大王製紙のシート状CNF(セルロースナノファイバー)成形体『ELLEX-M』が、米国のカーレース「パイクスピークインターナショナルヒルクライム」(6月24~30日開催)に出場した日本チーム「SAMURAI SPEED」のレースカーに実装され、その性能を証明した。
チームSAMURAI SPEEDは同レースの、市販車をベースに改造した車両が参戦するタイムアタックレースに、電気自動車で2018年から3年計画で出場している。昨年は、『ELLEX-M』を使って車両のカナード翼を試作し実装、今年は使用範囲をボンネット、後部座席ドアなど車両本体まで広げ、軽量化と耐久性を検証した。
SAMURAI SPEEDは、悪天候のため昨年と同様ショートコースとなった決勝レースで、昨年から16秒のタイム短縮を達成、ショートコース出走車ではクラス11台中1位、高馬力の車種が出走したクラスを含む全クラスでも21台中3位の成績を残した。『ELLEX-M』を実装したパーツは、練習走行から決勝レースまで、過酷な実戦走行に耐えうる性能を発揮、この成果を受けて大王製紙は、「ELLEX-Mの車両部品、スポーツ用品への応用展開の可能性を追求する」としている。
(FUTURE2019年9月9日号)
レンゴーグループ/ドイツの重量包装会社を買収
レンゴーは、連結子会社のトライウォール社(Tri-Wall Holdings Limited、本社:ケイマン諸島)を通じ、いずれもドイツに本社を置くトライコー社(TRICOR Packaging & Logistics AG)とグットマン社(Gutmann Anlagentechnik GmbH)を孫会社化する。トライウォール社のグループ会社でドイツに本社を置くTri-Wall Germany GmbHが、トライコー社の株式100%と、そのグループ会社であるグットマン社の持分100%を取得するもの。取得価額は約323億円。
トライウォール社は、2016年にレンゴーの子会社となって以降、レンゴーグループの海外における包装事業の中核会社として、アジア、欧州を中心に事業を拡大してきた。今回グループ化するトライコー社は、ドイツ国内に4工場を有する重量物包装メーカーで、重量物包装では欧州内3位、ドイツでは2位のシェアを占める。高い技術力でオートメーション化を進めており、競争力のあるパテントも持っている。レンゴーは、同社を孫会社化することで欧州経済の主要国であるドイツに重量物包装の製造拠点を確保し、欧州事業の拡大を図る考え。重量物包装事業で重要な顧客である自動車産業が盛んなドイツではトライコー社の顧客基盤を活用し、また周辺国ではトライウォール社の既存顧客基盤を活用していく。さらにトライコー社のオートメーション技術をレンゴーグループに取り込むとともに、トライコー社にもレンゴーの技術力を注入し、双方の生産効率を高めていく。孫会社化する2社の概要は次記の通り。
〔トライコー社〕
事 業:産業用重量物梱包資材のデザイン・製造・販売、物流サービス
資本金:1,251.5万ユーロ(15億100万円)
設 立:2007年8月
売上高:連結1億8,111.8万ユーロ(19年1月期・217億3,400万円)
〔グットマン社〕
事 業:機械製造
資本金:2.5万ユーロ(300万円)
設 立:2015年3月
売上高:613.2万ユーロ(19年1月期・7億3,600万円)
(FUTURE2019年9月2日号)
レンゴー/武田紙器と樽谷包装産業を子会社化
レンゴーはこのほど、千葉県柏市の段ボール箱メーカー、武田紙器の株式100%を取得し、子会社化した。
武田紙器は、千葉県柏市に生産拠点を持つ段ボールケースメーカー。また、POP、SPなどのパッケージ関連製品も企画・販売しているほか、柏市と野田市にアッセンブルセンターを持ち、食品、化粧品向けのアッセンブル事業も行っている。レンゴーは、段ボール事業の拡充に加え、関東地区でのSP事業の拡大を図る考え。
〔武田紙器〕
工 場:段ボール工場(千葉県柏市)、柏アッセンブルセンター(同)、野田アッセンブルセンター(千葉県野田市)
資本金:2,000万円
売上高:23億6,700万円(2019年1月期)
従業員:142名
樽谷包装産業を子会社化
またレンゴーは、クラフト紙袋などを製造・販売する樽谷包装産業を子会社化した。樽谷包装産業の発行済株式のうち、レンゴーが50%を、またレンゴー100%子会社の日本マタイが20%を取得し、両社を合わせた出資比率は計70%となる。
樽谷包装産業は、クラフト紙袋、木製パレットの製造・販売、およびフレキシブルコンテナ、プラスチックパレットなど包装資材の仕入・販売を行っている。また、子会社のタルタニパックは兵庫県加古川市に生産拠点を持ち、段ボール事業を展開している。
今後は、樽谷包装産業とレンゴーグループ重包装事業の中心会社である日本マタイの連携を強化し、重包装事業の拡充を図る。
〔樽谷包装産業〕
本 社:兵庫県尼崎市
工 場:クラフト紙袋工場(滋賀県米原市)、パレット工場(兵庫県神戸市)
資本金:1億円
事 業:クラフト紙袋、木製パレットの製造・販売、包装資材の仕入・販売
売上高:41億4,000万円(2018年9月期)
従業員:134名
(FUTURE2019年9月2日号)
大王製紙/揚げ物などの包装に最適なヒートシール耐油紙を発売
大王製紙はこのほど、ラミネート紙の代替素材として、揚げ物やホットスナックなどの包装用原紙に必要な“耐油性”と“ヒートシール性”を兼ね備えた『ヒートシール耐油紙』の販売を開始した。
プラスチックごみによる海洋汚染が問題視される中、大王製紙の『ヒートシール耐油紙』は、プラスチック原料を削減できる点が最大の特長。揚げ物やホットスナックの包装紙は、耐油性や袋状に加工する際の熱圧着が可能なヒートシール適性を持たせるため、一般的にPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)を紙にラミネート加工を施したものが使われている。しかし大王製紙は、紙加工メーカーでの検証を経て、ラミネート加工なしで耐油性包装紙としての機能を持つヒートシール耐油紙を開発した。
大王製紙のヒートシール耐油紙は、PPやPEを貼り合わせたラミネート紙と比較して、プラスチック原料の使用量を30%以下(同社製品比)にでき、紙としてのリサイクルも可能。また、こうした環境対応だけでなく、ラミネート紙に比べて透湿性があるため、電子レンジで温めた際に食感を保つこともできる。ヒートシール層はFDA(米国食品医薬品局)の使用許可リストに収録された物質で構成されている。
製品ラインアップは、フッ素系耐油剤をパルプ原料と混ぜて紙基材を形成した「内添タイプ」(53g/㎡)と、非フッ素系耐油剤を紙基材の表面に塗工した「塗工タイプ」(50g/㎡)の2種類があり、「内添タイプ」はその全層が耐油性を持つ。また、塗工面が耐油性を持つ「塗工タイプ」は、多様な紙基材に耐油性、ヒートシール性を付与できる。
(FUTURE2019年9月9日号)
日本製紙連合会/新理事長に小川恒弘氏
日本製紙連合会の新理事長に7月23日付で小川恒弘氏(写真)が就任した。
新理事長の小川恒弘氏は1955(昭和30)年12月25日生まれ。1978年3月東京大学経済学部卒。同年4月通商産業省(現・経済産業省)入省。84年6月~86年6月ハーバード大学留学。環境立地局再資源化対策室長、APEC事務局貿易投資委員会担当課長、通商政策局通商機構部長、大臣官房審議官などを務めて2009年7月経産省退職。その後は、日本化学繊維協会副会長兼理事長、日本繊維産業連盟副会長、帝人グループ常務執行役員などを経て、19年4月からは帝人と帝人フロンティアの非常勤顧問。
(FUTURE2019年8月26日号)
〈9月16日号〉
●&D情報
事業構造転換は、なお険しい道程/1年おきに増減を繰り返す印刷業界の設備投資実績〈1〉
●ワールドレビュー
貿易摩擦の激化で戦略転換を迫られる玖龍紙業の米国工場
●今週の焦点
双方が報復関税の応酬/さらにヒートアップする米中貿易戦争
●今週の数字
1〜6月の段ボール需給/10連休の影響で生産は微減も堅調
●講演から
第26回 東段工合同セミナー/段ボール業界で必須の熱中症対策
●話題を追って
北米紙パルプ業界の4〜6月期業績/世界経済と内需の不振で減収減益
●統計と市況
板紙
●中国市況
古紙・パルプ
●ニュースファイル
決算・企業の動き・団体の動き・トピックス・催事・人事異動
〈9月9日号〉
●R&D情報
国際貢献か、人手不足への対応か/「技能実習」とは目的が大きく異なる新在留資格の「特定技能」
●ワールドレビュー
段ボールの価格カルテルで巨額の課徴金を科した伊の競争監視当局
●話題を追って
女性登用に関する企業の意識調査2019/管理職は平均7.7%で緩やかに拡大
●Future’s EYE
段ボール産業のTFP向上と働き方改革/トップダウンと現場の工夫の相乗効果で着実な成果
●統計と市況
原材料
●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙・板紙・包装用紙
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
団体の動き 企業の動き 決算 トピックス 催事 新製品 人事異動
大阪支社移転のお知らせ
平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社は9月2日より大阪支社を下記住所へ移転する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
□ 移転日:9月2日(月)
□ 新住所:〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目3-14 ストークビル南船場705号
□ 電話番号:06-6266-1130
□ FAX番号:06-6266-1131
移転日は電話回線移設工事の影響で新事務所と回線が繋がりにくくなるかもしれません。お急ぎの場合は本社までご連絡ください。
ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、今後とも一層のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社 紙業タイムス社