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日本印刷学会/創立90周年記念講演会・祝賀会を開催

2018-09-27

 日本印刷学会(会長・江前敏晴氏、筑波大学教授)は創立90周年を記念して、10月26日に東京都中央区の日本印刷会館で講演会・祝賀会「つなぐ10年、つながる90年、100年目の未来に託す襷」を開催する。

 同学会は1928(昭和3)年6月8日の創立以来、産官学の叡智を結集し最先端の印刷技術の普及に努めてきたが、90周年の節目にあたり先達の足跡を振り返るとともに印刷のもつ無限の可能性を展望するもの。開催概要は次の通り。

 主 催:(一社)日本印刷学会

 日 時:2018年10月26日(金)  13:30受付 14:00講演 17:20祝賀会

 会 場:日本印刷会館・ 2階会議室(〒104-0041 東京都中央区新富1-16-8)

 プログラム:

  「開会挨拶」日本印刷学会会長・江前 敏晴氏

  講演1「印刷:文化の創生・継承からパラダイムシフトの時代へ」東京大学名誉教授・尾鍋史彦氏

  講演2「印刷のデジタル化と今後」ジーエーシティ㈱代表取締役社長・堀本邦芳氏

  講演3「人工知能はビジネスをどう変えるか」㈱日立製作所 フェロー・矢野 和男氏

  「祝賀会」(同会議室にて実施予定)

 定 員:100名(定員になり次第締切)

 参加費:会員10,000円、非会員18,000円(いずれも祝賀会費を含む。当日会場受付での支払)

 申込先:(一社)日本印刷学会事務局

      TEL 03-3551-1808 FAX03-3552-7206
 
      E-mail nijspst-h@jspst.org

申込方法:ホームページ(HP)上のフォームから。

     web  http://www.jspst.org

    (聴講者氏名、所属、連絡先を明記しEメールまたはFAXでの申し込みも可)

 

紙パルプ技術タイムス・特別企画「技術アニュアル2019 機械・資材・薬品総覧」

2018-09-27

2018年 <10月号> 技術アニュアル2019 機械・資材・薬品 総覧

2018-09-27

 

〔技術アニュアル2019 機械・資材・薬品 総覧〕

●機械・資材篇
・パルプ製造機械・装置
チッパー,チップハンドリング,検量,洗浄など/GP,TMP,RGPなど機械的パルプ製造装置/ダイジェスターなど化学的パルプ製造装置および関連装置/黒液の扱い,黒液処理,薬液回収装置/漂白装置および漂白剤調成,関連機器
・古紙処理・紙料調成用機械・装置
パルパーおよび関連装置/リファイナーおよびニーダー,ディスパーザーなど/タワー/フローテーター/チェスト,アジテーター,ビーターほか/総合紙料調成システム
・除塵・洗浄・濃縮装置
スクリーンおよびセパレーター/各種クリーナー/ウォッシャー,フィルターなど洗浄・脱水装置/濃縮機
・紙料ポンプ・薬液ポンプ
・抄紙機および関連装置
ヘッドボックスその他抄紙機準備部装置類/各種フォーマー/プレス,サクション類/サイズプレス,オンマシン加工装置/リール,カレンダーなど/抄紙機駆動関連装置/ドライヤー,ベンチレーター,ドレーン,その他熱蒸気関連機器
・抄紙機関係用具・機械類
ワイヤー,フェルト,カンバス類/フォイル,フォーミングボードなど/各種ロールおよびロール加工機器など/ドクター関連/スプレー,ノズル,シャワー,ミストコレクターなど補助装置類
・仕上機械・ハンドリング装置
ワインダー,リワインダー類/スリッター,カッター,ソーター,マーカーなど/ナイフ類/包装装置・システム,ベーラーなど/ハンドリング,トリム処理,残紙カッターなど,および仕上機材
・加工装置・加工仕上装置類
カラーキッチン,その他加工剤調成装置/コーター/ラミネーター,樹脂塗布その他用特殊装置/スーパーカレンダー,エンボス機および関連ロールなど
・2次加工・紙工用装置類
 ティシュ,トイレットペーパー,紙おむつなど製造装置/コルゲーターその他板紙紙工用装置/成形品,袋,モールドなど製造装置/印刷機/打抜機,糊付機,穴あけ機など各種紙工用機械類
・計測制御・試験分析機器・装置
自動制御装置および関連機器/検出装置,ディテクター,アラーム機構など/測定,モニターおよびQC用機器類/分析装置,ラボ用分析機器および各種テスター/制御システム,モニタリングシステム,生産管理システムなど
・ユーティリティ・環境関係機器・装置
フィルターほか,用水処理,取水および回収水などの処理装置/ボイラーおよび熱管理機器類/発電ボイラー・タービン,コージェネレーションシステム/排水1次・2次処理,スラッジ濃縮・焼却および総合排水処理システムなど/排水・脱水フィルター・プレス類/ごみ焼却炉および乾燥機ほか/脱臭,排煙脱硫装置ほか/ユーティリティおよび環境分析・測定・モニタリング装置類
・保全機器・その他関連機器・機材
診断,点検用器具類/潤滑装置,シーリング機器・材料など/PM用機器・機材(ライニング,塗装,錆止めおよび機械パーツほか)/安全装置,一般運搬機器,修理工作機器その他

●薬品篇
・蒸解・漂白・古紙処理用助剤
蒸解助剤/漂白剤・助剤/脱インキ剤/離解促進剤/その他古紙処理用助剤
・サイズ剤
・紙力増強・紙質改善剤
天然高分子系/PVA系/水溶性合成高分子系/ラテックス系/その他
・填料・顔料
クレー・カオリン/タルク/炭酸カルシウム/酸化チタン/酸化亜鉛/微粉ケイ酸/有機填料/その他填・顔料
・染料・着色顔料
蛍光染料・染料/着色顔料
・無機・合成繊維
・作業改善剤
ピッチコントロール剤/スライムコントロール剤・殺菌剤/洗浄剤/その他工程用薬品
・防腐・防カビ剤
・フェルト洗浄剤
・消泡剤
・濾水性・歩留向上剤
・凝集剤
用水・排水用・その他
・各種助剤
粘剤/サイズ定着剤/離型剤・ダスティング防止剤/顔料分散剤/カラー助剤類/その他
・ユーティリティ用薬品類
・機能化剤
耐水化剤/ 撥水剤・撥油剤・耐油剤/難燃剤/導電剤・帯電防止剤/防滑剤/湿潤剤/柔軟剤/ケイ線割れ防止剤/透明化剤/嵩高剤/抗菌・消臭・防虫剤/その他機能化剤
・加工剤
粘着剤/剥離助剤/感熱・感圧紙用薬品/インクジェット用紙用薬品/その他加工剤/高吸水性樹脂
・塗工・ラミネート・紙工用薬品
表面加工用樹脂/接着剤・ラミネート用材/紙工用材

●データシート
紙・板紙および原材料需給(2018年上半期)

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(70)産学コラボ商品開発:「若者が手紙を書きたくなる便せん」

●業界動向
日本印刷学会/創立90周年記念講演会・祝賀会を開催
紙パルプ技術協会/“新たな視点”から工場管理を考察
海外動向/中南米で活発化する家庭紙マシンの新増設
バルメット/カスタマーマガジン最新号を発行
日本包装学会技/第27回年次大会・研究発表会
セルロース学会/第25回年次大会を開催
高分子学会/18-1講演会・変わりゆく高分子科学の常識

●ニュース・特許・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成30年7月度〉

<10月1号>特集■古紙

2018-09-25

 

特集 ■ 古紙

●Interview
岡村光二(古紙再生促進センター・専務理事)/中国の調達方針変更は日本が品質改善を進める絶好のチャンス
龍国志(トーチインターナショナル・社長)/収益は良好も“不都合な真実”から目をそらすわけにはいかない
矢倉義弘(近畿製紙原料直納商工組合・理事長)/製紙メーカーのリサイクル処理能力と古紙問屋の品質管理能力の向上を
實守敏訓(大阪府紙料協同組合・理事長)/共通認識が得られれば、組合員の向かうべき方向性は定まる
山上春美(大阪府古紙流通安定協会・会長)/持ち去り行為根絶は道半ば 入札参加資格一時停止の措置が必要

●催事
丸升増田本店《創業100 周年記念祝賀会》を開催

●新製品
コマツ《新型エンジン式フォークリフト》/FHシリーズ4機種の発売を開始

●有力企業のパブリシティ

●催事
齋藤英次商店《故齋藤明久相談役( 元社長)の葬儀》/故人の遺徳を偲ぶ
日本フォーム印刷工業連合会/《オープンイノベーションによる自動化セミナー》“自前システム”をオープン化できるかがカギ
王子ネピア《うんち教室研修会》/〈うんち〉と身体・健康のつながりを学ぶ 「うんち教室」の教員向け研修会開催

●Topics
EUにおけるプラスチックごみ対策の実情〜欧州指令と加盟国の取組み

●製品紹介
くらしと紙/大王製紙、花王

●統計
板紙/18年6月度生産実績 前年比101.0%
段ボール/段ボール生産量実績 6月度は前年比96.8%
パルプ・ パルプ材/西日本豪雨影響し生産が3.3%減
出版/芥川賞・ 直木賞で文藝春秋がW受賞

●インフォメーション

2018年 <Vol.29 No.2>特集1 役割高まる土木・建築用途の不織布 特集2 コスメ向け不織布製品の最新動向

2018-09-20

 

●巻頭インタビュー
人材育成事業を拡充し 国際競争力高める技術強化の支援も
日本不織布協会会長,帝人フロンティア㈱取締役副社長執行役員,ポリエステル事業管掌 籔谷典弘氏

特集1 役割高まる土木・建築用途の不織布

●特集(インタビュー)
新技術により最終処分場建設のコスト削減と工期短縮を実現
㈱大林組 柴田健司氏

●特集(企業展開)
新開発の高強力不織布を用いた柱脚部の防食・強度維持工法を提案
小泉製麻㈱ 熊崎文洋氏
いよいよ動き出した五輪需要,土木では漏水検知マットがフル生産
東洋紡㈱ 田中茂樹氏
人的被害からBCP対策まで防災対策品をパッケージ提案
帝人フロンティア㈱ 野田賢一氏,稲葉信子氏
欧州発の高機能不織布を日本で活躍できる産業資材に
Low&Bonar社 エドガー・バークハウト氏,㈱ヤギ 嘉納淳氏,竹腰基弘氏

●特集(業界動向)
国内建設投資/2018年度は民間投資牽引で好調推移 ─ 中長期的には就業者確保と生産性向上がカギ
メンテナンス・レジリエンス 2018/インフラ整備や日本強靱化を実現する技術が集結
施設園芸・植物工場展/省力化や収量増加に貢献する最新技術を紹介
データで見る需要業界の動き 施設園芸・農業/土木・建築
マーケット探訪(24)カーペット/都市部を中心とする商用施設向けが好調

特集2 コスメ向け不織布製品の最新動向

●特集(企業展開)
世界唯一の製法であるベンリーゼを理解して活用を
旭化成㈱ 中嶋康善氏
環境問題を背景に極細繊維やパウダーなどセルロースに脚光
フタムラ化学㈱ 長尾良民氏

●特集(業界動向)
日本衛生材料工業連合会/国際標準化の推進と国際連携の強化を提唱 ─ 第78回通常総会を開催

●ANEX2018レポート ─ 有力出展企業の戦略と製品展開
アジアの不織布技術に世界が注目 ─ 出展者747社・来場者3万人超の過去最大規模で開催

●寄稿
テクテキスタイル北米展2018のトピックス
塩谷隆氏 技術ジャーナリスト
TEMPO酸化セルロースの調製と応用(3)
磯貝明氏 東京大学大学院農学生命科学研究科

●製品開発最前線
AdSepⓇ 繊維状吸着剤の開発と適用事例
加藤敏文氏 日本フイルコン㈱
環境分野でソリューションを提供する“ナノフロントⓇ ”使用バグフィルター
林敬一氏 帝人フロンティア㈱
不織布素材の良さと温度制御技術を融合した瞬間冷却パック“ダイヤクールギア”
松澤篤史氏 三菱製紙㈱
木質バイオマスの乾燥を促進する“TOPTEX”シート
大西竹志氏 ㈱日比谷アメニス

●業界動向
Pickup(6)立体エアレイド不織布“エコパルⓇ デコレイ” ─ ノーエンボスで立体賦形と柔らかさを実現
海外動向/EUにおけるプラスチックごみ対策の実情 ─ 欧州指令と加盟国の取組み

●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース

〈9月17日号〉

2018-09-12

 

●R&D情報
対売上高比率は0.7%/5年ぶりに前年比プラスとなった製紙関連企業の研究開発費〈1〉

●ワールドレビュー
通年での記録的な増益を予感させる米国紙パの4〜6月期業績

●話題を追って
2018日本パッケージングコンテスト表彰式/目立つ機能性・環境配慮の紙容器開発

●今週の数字
平成27年度 県民経済計算/1人当たり所得は6年連続でプラスに

●REPORT
IoTを活用した印刷産業機械の次世代技術/日印産機が3年かけて調査研究報告書

●統計と市況
板紙

●中国市況
古紙・パルプ

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
企業の動き・新製品・決算

〈9月10日号〉

2018-09-12

 

●R&D情報
サイバー犯罪の脅威と現状/中小企業だからこそ求められるサイバーセキュリティ対策の強化

●ワールドレビュー
中国の新ルール導入で変革を迫られる全米の資源回収施設

●今週の数字
2018年上半期の紙・板紙貿易/過去最多の輸出で出超幅がさらに拡大

●REPORT
全印工連「印刷業経営動向実態調査」/やや改善の兆しが見られる「安全性」

●統計と市況
原材料

●米国市況
板紙・包装用紙

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・トピックス・決算・新製品

<9月2号>

2018-09-12

 

●Topics
終わりを告げる欧米流“シングルストリーム”の時代/中国の輸入制限を機に変容する世界の資源回収と利用システム
【IGAS 2018】見て歩記/デジタルを取り込んで進化する印刷と紙
大昭和紙工産業/『十二単ティッシュ』がギネス世界記録で《世界一高価なボックスティッシュ》に認定

●Report
保護貿易に対する企業の意識調査/企業の約6割が日本にとって「自由貿易」が望ましいと認識
紙加工関連企業の2017年設備投資/紙系包装材料に追い風 4期ぶりに前年実績を上回る
東段工「法務・安全・技術 合同セミナー」/働き方改革の推進と労働法制改正の動向、その影響と具体的対応策
富士市/産官学でCNF関連産業発展の構想策定へ 第1回会議を開催し会長に静大・青木氏

●催事
日本フォーム印刷工業連合会講演会/《アンバサダープログラムのススメ》注意を要するSNSでの宣伝広告
第34回大阪紙商ボウリング大会/フジコピアンAが連覇で優勝は通算14回目 ハイスコア賞は高橋正和さん、高鷲民会さん

●Article
世界の紙パルプ産業に見る構造変化(6)影響力増す中国と将来予測(豊福邦隆)

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、日本製紙クレシア、大王製紙、丸富製紙

●インフォメーション

●統計
東京市況/自動車関連の商印でA2、A3に荷動き
家庭紙/大手物160W5Pで価格建て直しの動き
古紙/6月度の回収率 3ヵ月連続の80%台

紙・板紙需給7月/国内出荷減、輸出増の基調が継続

2018-09-05

 日本製紙連合会が集計した7月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△2.3%の201.8万tにとどまり、12ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△3.9%の104.0万tで14ヵ月連続の減少。板紙は△0.4%の97.8万tと、わずかながらも2ヵ月連続の減少。主要品種は情報用紙、包装用紙、衛生用紙、白板紙を除き前年を下回っている。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+5.8%の12.9万tで、31ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.6%の7.9万tと微増だが、アジア向けを中心に12ヵ月連続のプラス。板紙は+15.4%の5.0万tで、東南アジア、東アジア向けを中心に5ヵ月連続の増加となった。
 紙・板紙の在庫は前月比△7.6万tの198.9万tと200万tの大台を割り込み、2ヵ月連続の減少。うち、紙は△8.0万tの130.8万tで、印刷・情報用紙や新聞用紙などを主体に2ヵ月連続の減少。板紙は段ボール原紙の増加により+0.4万tの68.1万tと、2ヵ月連続の前月比プラス。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△5.5%の21.8万tで、9ヵ月連続の減少。
 印刷・情報用紙:国内出荷は同△4.9%の56.4万tで、14ヵ月連続の減少。メーカー輸出は△0.9%の5.3万tとなり、9ヵ月ぶりの減少。
 包装用紙:国内出荷は+3.2%の5.9万t、前月の減少から増加に転じた。メーカー輸出は△13.5%の1.3万tと落ち込み、3ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+0.5%の13.7万tで、6ヵ月ぶりの増加。
 段ボール原紙:国内出荷は△0.9%の79.1万tで、2ヵ月連続のマイナス。輸出は+20.0%の4.8万tで、5ヵ月連続の増加となった。
 白板紙:国内出荷は+1.8%の11.9万tと、12ヵ月連続で増加。

(Future 2018年9月10日号)

日本製紙/「紙化ソリューション推進室」を新設

2018-09-05

 日本製紙は8月1日付で、グループ販売戦略本部内に「紙化ソリューション推進室」を新設する。“紙でできることは紙で。”をスローガンに、「紙」の利用シーン拡大を目指す。
使い捨てプラスチック製品による海洋汚染問題がクローズアップされたことなどから、世界各国で再利用可能な製品や生分解性を有する製品の需要が高まっている。紙は、それらのニーズを満たすリサイクル可能な素材として期待できる。
 同社グループは、牛乳パックなどの飲料用紙容器をはじめ、紙カップ、包装用紙など、これまでにも紙を素材とするパッケージ製品を、食品・飲料など幅広い産業分野に供給してきた。さらに、紙にバリア性を付加した新しい包材として『シールドプラス』を昨秋上市するなど、“紙でできることは紙で。”を合言葉に新製品の開発を推進し、ラインアップを拡充している。
 新設する「紙化ソリューション推進室」は、同社グループが持つ、紙に関する技術・知見の蓄積を最大限活用することにより、「紙化」のニーズに柔軟に対応していくとともに、新たな販売機会を創出・獲得していく。

 

(Future 2018年7月30日号)

中越パルプ工業/環境経営総合研究所と合弁会社を設立

2018-09-05

 中越パルプ工業は7月中を目途に、㈱環境経営総合研究所と合弁会社「中越エコプロダクツ㈱」を設立する。7月5日、中越パルプ工業高岡本社で合弁契約調印式を執り行った。写真は、調印式で握手する加藤明美・中越パルプ工業社長と松下敬通・環境経営総合研究所社長。
 中越エコプロダクツでは、新素材MAPKA(環境経営総合研究所の登録商標)を食品トレイ用シートとして製造・販売していく。資本金1億円、出資比率は中越パルプ工業51%、環境経営総合研究所49%で、代取社長には中越パルプ工業の荒屋経営管理本部副本部長兼東京事務所所長が就任する予定。
 中越パルプ工業は、中期3ヵ年計画「フォワード304」の事業戦略として合弁事業への積極的参画に取り組んでおり、今回の合弁会社設立はその一環。

(Future 2018年7月30日号)

大王製紙/高透明度CNFを開発し9月からサンプル提供開始

2018-09-05

 大王製紙は、透明度の高いセルロースナノファイバー(=CNF)製造技術「亜リン酸エステル化法」の開発に成功した。9月から、高透明度CNFとして“ELLEX-☆(エレックススター)”の名称でサンプル提供を開始する。同社従来品の“ELLEX-S”と合わせ、さまざまなユーザーニーズに対応できるサンプルラインナップで用途開発を加速させていく。
 同社は2013年から繊維幅が数10nmのCNF水分散液のサンプル提供を開始しており、16年にはCNF事業化に向けた課題である製造コストの低減を目的に、省エネ型CNF製造プロセス開発のためのパイロットプラント(年間100t)を稼働させ、コスト競争力のあるCNF製造技術の開発を進めている。サンプルは、現在までに400社程度に提供し、CNF添加の効果が確認されたコンクリート、塗料などの分野でユーザーと共同で用途開発に取り組んでいる。
 また、樹脂・ゴムとの複合化に適したCNF乾燥体、高強度・熱特性に優れるCNF成形体といった、水分散液とは異なる形態でのサンプル提供も行っており、自動車用部品、電化製品、塗料、食品、化粧品、紙・板紙や家庭紙製品などへの用途展開を目指した開発も進めている。
一方、化粧品、塗料、インキなどの意匠性が要求される用途やフィルム、ディスプレイなどの光学系材料については、透明性に対する要望が高く、これらのニーズに適うCNF製造技術の開発も行ってきた。今回開発に成功した「亜リン酸エステル化法」は、繊維幅3~4nmまで容易に微細化でき、高い透明性を有するCNFを製造できることから、同社では従来のCNFでは難しかった用途への展開を期待している。今後、サンプル提供を通じて用途展開を進めていくとともに、量産技術の開発に取り組んでいく予定。同社CNFの品質特徴は次記の通り。

 “ELLEX-☆”(亜リン酸エステル化CNF)
 原 料:化学パルプ
 繊維幅:3~4nm
 透明度(0.2%水分散液の光透過率):約92%

 “ELLEX-S”『(従来品)
 原 料:化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプ
 繊維幅:数10nm
 透明度(0.2%水分散液の光透過率):約5%

(Future 2018年8月27日号)

レンゴー/三和段ボールを子会社化

2018-09-05

 レンゴーはこのほど三和段ボールの発行済み株式100%を取得し子会社とした。三和段ボールは高知県南西部を中心に事業を展開する段ボールメーカーで、1961年の設立以来、長年にわたり堅実な経営を続け確固たる顧客基盤を築いている。
 レンゴーは今後、同社と近隣の当社直営工場ならびにグループ会社との連携を強化し、四国地区におけるグループ段ボール事業の拡充を図っていく考え。

 〔三和段ボールの概要〕
 本社所在地:〒781-0301 高知県高知市春野町弘岡上2005-1
 代表者:代表取締役社長・松本康宏(まつもと・やすひろ)氏
 資本金:1,200万円
 株主:レンゴー100%
 事業内容:段ボールシート、段ボールケースの製造・販売
 売上高:5億4,000万円(2017年8月期)
 従業員:35名

(Future 2018年9月10日号)

トーモク/米国連結子会社の生産能力を大幅増強

2018-09-05

 トーモクはこのほど、米国連結子会社のサウスランドボックスカンパニーの隣接地を取得し生産能力を大幅に増強すると発表した。これにより米国の需要拡大に対応する。
 1990年設立のサウスランドボックスカンパニーは、ロサンゼルスを拠点に西海岸をマーケットとする日系唯一の段ボールメーカー。高品質、迅速な対応力、提案力で強い信頼を築き、高い評価を得ている。現在は生産量1,000万㎡/月、売上高約80億円、従業員150名の規模で事業展開しており、今回の隣接地取得を機に、もう一段のスケールアップを目指す。

(Future 2018年8月20日号)

日本紙パルプ商事/子会社を通じ米国でJAN SANビジネスに参入

2018-09-05

 日本紙パルプ商事の連結子会社Gould Paper Corporation傘下で、米国テキサス州において紙卸売業を営むWestern-BRW Co., Ltd.(以下W-BRW社)は、John M. Baxter Sales Company, Inc.(以下Baxter社)が「Baxter Clean Care」の商号で展開するJAN SANビジネスを、資産買収により取得した。
 JAN SANビジネスとは、Janitorial(清掃)とSanitation(衛生)の略で、清掃業務とそれに関わる備品(トイレットペーパー、ティシュ、タオル、ゴミ箱、清掃器具、洗剤など)の販売・修理・トレーニングなどのサービスを提供する事業。Baxter社は1937年以来、北中部および東部テキサスの4拠点(Longview、Tyler、Dallas、Paris)でJAN SANビジネスを展開しており、W-BRW社は今回の事業譲受後も、「Baxter Clean Care」の商号を引き継いで事業を継続する。
 W-BRW社はコピー用紙や印刷用紙など幅広い商品を官公庁や教育機関向けに供給しており、Baxter社と重複する取引先も多いため、今後は両社の在庫・配送機能を効率化してシナジー効果を発現していく。JAN SANビジネスへの参入を機に、取扱製品を拡大すると同時に本業である紙卸売ビジネスの機能強化を図っていく。

(Future 2018年8月20日号)

紙・板紙需給6月/紙・板紙国内出荷11ヵ月連続減

2018-09-05

 日本製紙連合会が集計した6月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△2.8%の202.3万t、11ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△4.0%の106.2万tで13ヵ月連続の減少。板紙は20ヵ月ぶりの減少となり△1.5%の96.1万t。主要品種は、情報用紙、衛生用紙、白板紙を除き減少した。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+15.4%の14.4万tで、30ヵ月連続の増加。うち、紙は+23.0%の9.7万tでアジア向けを中心に11ヵ月連続増。板紙は、東南アジア向けは減少したが東アジア向けの増加により、+2.3%の4.7万tと4ヵ月連続の増加となった。
 紙・板紙の在庫は前月の増加から減少に転じ、前月比△3.6万tの206.0万t。うち、紙は△4.8万tの138.3万t、印刷・情報用紙の減少により3ヵ月ぶりに減少した。板紙は段ボール原紙の増加により+1.1万tの67.7万tと4ヵ月ぶりの増加。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は前年同月比△3.9%の21.7万t、8ヵ月連続の減少。
 印刷・情報用紙:国内出荷は△5.2%の57.9万tで13ヵ月連続の減少。輸出は+33.6%の7.3万tで8ヵ月連続の増加。
 包装用紙:国内出荷は△0.3%の5.8万tで4ヵ月ぶりの減少。輸出は△5.1%の1.4万tで2ヵ月連続の減少。
 衛生用紙:国内出荷は+0.7%の14.9万tで5ヵ月ぶりの増加。
 段ボール原紙:国内出荷は△2.2%の77.1万tで20ヵ月ぶりの減少。輸出は+5.2%の4.5万tで4ヵ月連続の増加。
 白板紙:国内出荷は+2.3%の12.2万tで11ヵ月連続の増加。

(Future 2018年8月20日号)

2018年 <9月号> 特集/設備保全と操業改善の最新技術

2018-08-30

 

特集/設備保全と操業改善の最新技術

●特集寄稿
抄紙設備のメンテナンスサービス
㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー製紙機械技術部 高野行範
メンテナンス部門のアウトソーシング・サービス
バルメット㈱営業部 毛受正治
One Platformウェブインスペクション&モニタリングシステムについて
プロシメックス・ジャパン㈱ 設楽久敬
製紙技術者のためのデータ処理テクニック その3:数量化理論第1類の活用
山崎秀彦

●特集業界動向
紙パの設備投資動向:事業構造転換や海外展開などへの投資が増加 ─ 主要14社の2017年度設備投資額は2,795億円で前年度比19.3%増に

●サプライヤートップに聞く
複雑・多様な工程全体を見渡しユーザーの“お悩み”を解決
㈱日新化学研究所代表取締役社長 加藤晴雄氏

●寄稿
北欧(スウェーデン,フィンランド)における紙パルプの研究動向
岩崎誠

●連載
世界の紙パルプ産業に見る構造変化〔Ⅳ〕─ 影響力増す中国と将来予測
豊福邦隆
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(69)「三方よし」のアイデアが,人手不足の中小企業を救う(Part 2)
中山裕一朗

●業界動向
FDTグループ日本支部/FDT技術導入のメリットを紹介 ─ 「産業オープンネット展」でセミナー
富士市/産官学でCNF関連産業発展の構想策定へ ─ 第1回策定会議を開催し会長に静大・青木氏を選出
富士市,イデシギョー/災害時の物資供給で協定を締結 ─ 家庭紙メーカーでは初めてのケース
海外動向/EUにおけるプラスチックごみ対策の実情 ─ 欧州指令と加盟国の取組み
緑の循環認証会議/SDGs達成に向けた森林認証の役割を展望 ─ SGEC/PEFCジャパン森林認証フォーラム
FSCジャパン/「ポスト2020 持続可能な森林資源の調達」を開催 ─ 7社がFSC認証材の調達を宣言
IGAS2018/次世代型の印刷ビジネスを標榜 ─ 319社の最新技術・サービスが一堂に
日本不織布協会/新会長に帝人フロンティア副社長の籔谷氏 ─ 定時総会と創立20周年記念講演会を開催

●講演・セミナー・展示会
高分子学会/実用化が視野に入ったセルロースナノファイバー複合樹脂
繊維学会/平成30年度年次大会
日本印刷学会/第139回研究発表会 ─ 協創で築く豊かな画像文化
国立環境研究所/公開シンポジウム2018 ─ 水から考える環境のこれから

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成30年6月度〉

〈9月3日号〉

2018-08-28

 

●R&D情報
各委員会が調査研究の成果を発表/IoTの導入メリットやフォークリフトの安全対策を追求した東段工セミナー

●ワールドレビュー
為替差損補填を名目に買い手へのリベートが飛び交う中国パルプ市況

●REPORT
電通調査 上半期のマスコミ4媒体広告量/伸長は前年と同じく地テレ番組のみ

●話題を追って
IGAS 2018に見る印刷の現在/デジタルを取り込んで進化する“紙”

●ワイドフレックス
『ほぼ日手帳2019』発売/ユーザーが育て1.2万部が16年経て78万部に

●統計と市況
関連指標

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
決算・企業の動き・団体の動き・催事・新製品

<9月1号>特集■サニタリー

2018-08-28

 

特集 ■ サニタリー

《大人用紙おむつ/ベビー用紙おむつ/生理処理用品ほか》高齢化背景に成長続ける大人用紙おむつベビー用、生理用品は付加価値化で堅調維持
《紙おしぼり/ウエットティシュ》「訪日外国人の増加」「夏場の猛暑」など需要増大への好条件揃う
売れ筋商品紹介
富士市、イデシギョー/災害時の物資供給で協定を締結
6品種の生産(販売)会社

●催事
イムラ封筒/創業100周年記念行事開催《Challenge for the Next 100》Give & Give & Giveの精神で社会に貢献
第65回大阪紙商野球大会決勝戦/新生紙パルプ商事が三信商会を下す 逆転サヨナラで優勝は2年ぶり21回目

●Report
ジェトロ調査《日系企業最新動向》/アジアで深化する生産ネットワークと新たな潮流
世界の植林事業最新動向/欧米の森林投資ファンドによるM&Aの積極展開で魅力溢れる事業へ

●Topics
日紙商/《次世代経営者育成研修》交流会に21名が参加 ダイフクのマテハン・ロジスティクス総合展示場「日に新た館」を見学

●インフォメーション

●統計
板紙/18年5月度生産実績 前年比104.1%
段ボール/段ボール生産量実績 5月度は前年比104.1%
パルプ・ パルプ材/BKP販売 14ヵ月連続増加
出版/18年上半期 市場は8.0%減

紙パルプ産業と環境2019「森と紙とエネルギーのリサイクル〜持続可能な社会への貢献」

2018-08-24

<8月2号>

2018-08-23

 

●Report
製紙関連企業の2017年設備投資動向/対売上高比率は5%台半ばまで上昇 海外事業を含む多角化等で大幅な前年増
世界紙パ産業 紙・板紙生産動向/印刷用紙から板紙・包装用紙へ パッケージング向けへの構造転換が加速
世界各国の貿易措置動向/紙・板紙製品に貿易摩擦の波 多発する反ダンピングや相殺関税
中国造紙協会2017年需給報告/4年連続プラス成長となった紙・板紙需給 広東省、山東省、浙江省がTOP3
日本の地域別将来推計人口/2045年には全都道府県で65歳以上人口が3割超に
2017年のマスコミ4媒体広告量/雑誌では「番組・都市型情報誌」「ミセス誌」が健闘 業種別では「官公庁・団体」が大幅増

●総会から
日本不織布協会《平成30年度定時総会》/新会長に帝人フロンティア副社長の藪谷氏 創立20周年の記念講演会も開催

●催事
機密情報抹消事業協議会/平成29年度定時社員総会・懇親会開催 「第三者認定制度」導入に取り組む
大阪洋紙同業会《第23回大阪フォーラム》/『今後の印刷ビジネスはデジタル印刷の進化でどう変化するか』をテーマに富士ゼロックスの2名が講演
大阪和紙三団体《夏の会合》/「新しいことに夢をもってチャレンジしていきたい」
大阪府紙商組合《第345回午さん会講演会》/元女子マラソンランナーの山本佳子さんが講演 〈7UP健康法〉で心とカラダの健康を
IGAS 2018/多彩な展示で自社製品をアピール(三菱、竹尾、ハート封筒、ムサシ)
名古屋洋紙同業会《夏の研修会》/山口拓朗氏が講演『メール、ビジネス文書の正しい書き方&伝え方』
日本製紙連合会《ペーパーEXPO 2018》/紙を“さわれる!まなべる!”夏休みに5,397名のキッズが集結
栗原紙材/社長長女・利佳さん、ニコラ夫妻リサイタル《愛が私に歌わせる》開催

●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、コクヨ

●Article
世界の紙パルプ産業に見る構造変化(5)─ 国・地域で異なる生産・消費形態(豊福邦隆)

●インフォメーション

●統計
東京市況/ゲーム攻略本需要で印刷用紙A巻取に荷動き
家庭紙/進行するティシュの二極化
古紙/5月度の回収率 2ヵ月連続の80%台

〈8月27日号〉

2018-08-15

 

●R&D情報
東段工 合同セミナー特別講演/働き方改革推進と労基法改正で企業が迫られる対応とは何か〈2〉

●ワールドレビュー
深刻な古紙不足で大型操短を余儀なくされた中国の板紙工場

●今週の数字
CEPI傘下の欧州紙パルプ産業/輸出が好調で投資額は50億ユーロ超に

●話題を追って
日紙商 次世代経営者育成研修/ダイフクの展示施設「日に新た館」を見学

●Future’s EYE
辛口の質問も飛んだJCIの設立会見〈2〉/「気候変動イニシアティブ」は日本の“周回遅れ”を解消できるか

●この人
トーチインターナショナル 龍 国志 社長/“不都合な真実”から目をそらさない

●統計と市況

●ニュースファイル
決算・企業の動き・団体の動き・トピックス・人事異動

〈8月20日号〉

2018-08-15

 

●R&D情報
東段工 合同セミナー特別講演/働き方改革推進と労基法改正で企業はどんな対応を迫られるのか

●ワールドレビュー
加盟各国間で取組みに温度差があるEUのプラスチック包材規制

●今週の数字
1〜6月期の紙・板紙需給/包装・産業系は国内・輸出とも堅調
上期の古紙輸出は13%減の188万t/中国輸入規制の影響でベトナム、タイが急拡大

●講演から
紙類貿易情報講演会/EPA/FTA有効活用のポイントを解説

●Future’s EYE
著名企業や自治体が多数参加して発足/「気候変動イニシアティブ」は日本の“周回遅れ”を解消できるか

●統計と市況
板紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・催事・新製品

2018年 <8月1号>

2018-08-01

 

●Topics
国際森林製紙団体協議会の年次大会in東京/バイオテクノロジー活用をめぐる議論への積極的な参加方針を決定
双日/ベトナム最大手の家庭紙・段ボール原紙会社を買収
紙パ関連各社の中期経営計画(3)中越パルプ工業/『フォワード304』で“紙”から“パルプ”への転換を加速
(4)ナカバヤシ/「総・想・創」計画で売上高660億円、利益率6%が目標

●業界催事
日本家庭紙工業会/プレス懇談会 ─ 物流研究委員会を立ち上げ 業界で結束し問題解決目指す

●Report
世界紙パルプ企業動向/シェア寡占化と撤退… 栄枯盛衰が浮き彫りとなった大型再編

●総会から
日本洋紙板紙卸商業組合/柏原孫左衛門理事長が留任 “業態変革・経営革新”“新たな需要創造”目指す
日本再生資源事業協同組合連合会/第46回通常総会開催
紙パルプ技術協会/継続的発展で必要なバイオマスの視点 理事長に日本製紙の山崎副社長
愛媛県紙パルプ工業会/第42回通常総会、講演会、懇親会を開催
伊予カミ倶楽部/第28回総会、懇親ゴルフコンペを開催 コンペ優勝者は、福助工業・井上治郎社長
印刷産業青年連絡協議会/第18期、平成30年度定期総会を開催

●催事
日本封筒協会 ─ 全国封筒年次大会/持続可能な《紙》素材を見直し今こそ新たな商品提案を
九州洋紙商連合会/ステーショナリーディレクター・土橋正氏─手で「書く」、キーボードに「打つ」それぞれの得意分野を使い分ければいい
販促EXPO、ISOT/野崎紙商事、山陽製紙、第一印刷所などが出展 新機軸のアイデア商品を披露
国際紙パルプ商事/毎年恒例の〈七夕飾り〉を展示
愛知県紙商組合/第68回紙商野球大会 ─ 刈谷紙器が二連覇達成投打でシロキを圧倒

●新製品
紙製懐中電灯『PAPER TORCH』発売 “電気の流れる紙”は進化形へ

●製品紹介
大王製紙、スガイワールド

●Article
世界の紙パルプ産業に見る構造変化(4)環境問題の今後(豊福邦隆)

●インフォメーション

●統計
板紙/18年4月度生産実績 前年比100.2%
段ボール/段ボール生産量実績 4月度は前年比102.0%
パルプ・ パルプ材/生産、消費とも2ヵ月ぶりの減少
出版/受賞相次ぐお笑い芸人の作品

2018年 <8月号> 特別企画/紙・不織布・フィルム 加工ガイド2019─市場と技術

2018-08-01

 

〈紙・不織布・フィルム 加工ガイド2019〉
─市場と技術─

●市場・技術動向
AI(人工知能)は紙メディアによる“学び”をどのように変貌させるのか
東京大学名誉教授 尾鍋史彦

不織布の技術と業界進展の方向 ─ANEX2018を成功裏に終えて
日本不織布協会顧問,日本繊維機械学会不織布研究会委員長 矢井田修

報道発表などに見る最近の製品開発(2017年7月〜18年6月)
衛材・コスメ分野における最近の新製品開発動向
加工関連データ/紙・板紙 印刷,段ボール 包装資材・容器,段ボール 不織布 紙おむつ・マスク 粘着テープ,壁紙
加工製品・資材品種・銘柄データ/印刷・情報 印刷・その他 包装・パッケージ 粘着・剝離 産業・工業用資材 土木・建築  家庭・衛生 その他

●開発事例
王子タック/リサイクル時に粘着力を消失する回収容器用粘着ラベル
五條製紙/CNFを活用した塗工蒸着紙および抗菌保湿ティシュの開発
山陽製紙/工業用クレープ紙を使用したアップサイクル商品ブランド“crep”
ユポ・コーポレーション/環境対応グレード“ユポグリーン”の開発
三菱製紙/銀ナノ粒子インクを用いた電子回路配線技術の応用と展開
東レ/高い熱伝導性を備えた革新PETフィルムの開発
産業技術総合研究所/紙・フィルム・テープでつくる診断用チップ/検査キット
帝人/環境分野でソリューションを提供する“ナノフロントⓇ”使用バグフィルター
三菱製紙/不織布素材の良さと温度制御技術を融合した瞬間冷却パック“ダイヤクールギア”
リンテック/自動車のボディーを汚れや傷などから守る“ウインコス ペイントプロテクションフィルム”
日比谷アメニス/木質バイオマスの乾燥を促進する“TOPTEX”シート
大村印刷/超簡易型紙製VRゴーグル“Auggle S(オーグル エス)”─ すべての人にVRを
日誠産業,カミーノ/折り鶴を「昇華」したお洒落な扇“FANO(ファーノ)”─ 折り鶴再生「恩返紙」プロジェクトの取組み
東京大学大学院情報理工学系研究科/「折紙」の科学とものづくりへの応用
日本フイルコン/AdSepⓇ繊維状吸着剤の開発と適用事例

●最新技術情報
小林製作所/新たな特殊加工に役立つワイヤーバー,各種コータ,不織布用カッタ,テスト用ラボ
伸興/品質を改善する紙粉・繊維屑除去装置,静電気除去装置
金陽社/製紙カレンダー用樹脂ロール“ZE─Kシリーズ”
チノー/赤外線多成分計 IMシリーズ
横河電機/B/M9000 VP IRティッシュ坪量計
東京計器/素材検査装置“M─CAP シリーズ”
春日電機/エレクトレット加工システム コロナプラズマ表面処理装置
生産現場での事故・トラブルを未然に防ぐ静電気除去装置

●連載
世界の紙パルプ産業に見る構造変化〔Ⅲ〕─ 国・地域で異なる生産・消費形態
豊福邦隆
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(68)「三方よし」のアイデアが,人手不足の中小企業を救う(Part 1)
中山裕一朗

●業界動向
機能紙研究会/将来を見据えた機能紙の開発動向を探る ─ 第57回研究発表・講演会を11月15日大阪で開催
紙パルプ技術協会/加速する変化のスピードに追いつく業界へ ─ 第71回定時総会で日本製紙の山崎副社長が理事長に
紙のエレクトロニクス応用研究会/「折紙工学」の現状と可能性を報告 ─ 第15回技術研究発表会&交流会を開催
日本衛生材料工業連合会/国際標準化の推進と国際連携の強化を提唱 ─ 第78回通常総会を東京・経団連会館で開催
プロシメックス/東京事務所が本格的に営業を開始

●講演・セミナー・展示会
繊維学会/平成30年度年次大会 ─ 学会発表は宝の山
ナノ学会/第16回大会
日本膜学会/第40年会
日本コンピュータ化学会/2018春季年会
科学技術振興機構/先端計測分析技術・機器開発プログラム
次世代型膜モジュール技術研究組合/地球温暖化防止に貢献する膜分離技術の最新動向

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
紙パルプ製品・原材料等月別需給統計〈平成30年5月度〉

〈8月6日号〉

2018-08-01

 

●R&D情報
紙系包装材料に追い風が吹く中/4期ぶりに前年実績を上回った紙加工業界の設備投資動向〈1〉

●ワールドレビュー
“小川の細流”程度の通関量にとどまっている中国の古紙輸入

●話題を追って
販促EXPO、ISOT/新機軸のアイデア商品が一堂に
第12回 古紙配合率問題フォローアップ調査/10年の節目に「風化させない」取組みを

●Future’s EYE
FSCジャパンのプレスカンファレンス〈2〉/FSC認証材の調達目標を公約した小売・飲食業界7社

●講演から
FSCはなぜ「最も信頼できる認証」なのか/WWFジャパン 森林保護室 森林グループ 古澤千明

●中国市況
古紙・パルプ

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・新製品・移転・変更・人事異動

『紙・不織布・フィルム 加工ガイド2019-市場と技術』

2018-08-01

〈7月30日号〉

2018-08-01

 

●R&D情報
欧米流“シングルストリーム”時代の終焉か/中国の輸入制限を機に変容するグローバル・リサイクルシステム

●ワールドレビュー
ユーカリ製フラッフの新開発で世界拡販の意欲を示すスザーノ

●話題を追って
紙パ技術協会 新理事長に山崎和文氏/“プラ”から“バイオ”への動きを的確にキャッチ

●新製品・新技術
竹尾が紙製懐中電灯『PAPER TORCH』発売/進化・実用化が加速する“電気の流れる紙”

●Future’s EYE
他認証システムとの差別化を強く印象づけたFSCジャパン/小売・飲食業界7社がFSC認証材の調達宣言

●REPORT
保護貿易に対する企業の意識調査/総論は自由貿易支持も、各論では微妙

●統計と市況
原材料

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・人事異動

中国国際造紙科技展覧会(上海)で中国造紙学会と共同企画

2018-07-24

 紙業タイムス社およびテックタイムスは2018年8月29~31日の3日間、中国・上海の世博展覧館で開催される「中国国際造紙科技展覧会・会 議」(CIPTE;2018 China International Paper Technology Exhibition and Conference)に合わせ、協賛誌として中国造紙学会と“日本特集”を共同企画する。
このCIPTEは中国造紙協会、中国造紙学会、中国紙パルプ研究院が主催。中国における紙パルプ技術に関する最大規模の展示会として内外の高い評価を獲 得しており、出展者には欧米の紙パ機械・関連機器メーカーが顔を揃え、中国の最新技術に加え世界の先端技術が一堂に会する場となっている。
紙業タイムス社およびテックタイムスはこの展示会に合わせ、中国造紙学会との協力関係に基づき同学会発行の月刊誌『中国造紙』8月号で“日本特集”を共同企画。同号は読者に郵送されるとともに、展示会会期中は来場者へも配布される。

(写真は2016年撮影の上海世博展覧館)

紙・板紙需給5月/紙・板紙国内出荷、10ヵ月ぶりに増加

2018-07-24

 日本製紙連合会が集計した5月の紙・板紙国内出荷は前年同月比+0.1%の199.6万t、10ヵ月ぶりの増加となった。うち、紙は△3.3%の105.3万tで12ヵ月連続の減少。板紙は19ヵ月連続増で+4.1%の94.3万t。主要品種は、新聞用紙、非塗工紙、塗工紙を除き増加した。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+27.7%の14.6万tで、29ヵ月連続の増加。うち、紙は+33.5%の10.5万tでアジア向けを中心に10ヵ月連続増。板紙は+14.9%の4.1万t、東アジア、東南アジア向けを中心に3ヵ月連続の増加となった。
 紙・板紙の在庫は4ヵ月ぶりの増加で、前月比+4.5万tの209.5万t。うち、紙は+4.7万tの143.0万t、新聞用紙、印刷・情報用紙の増加により2ヵ月連続の増加。板紙は段ボール原紙の減少により△0.1万tの66.5万tと3ヵ月連続の減少。

〔主要品種の動向〕
*新聞用紙…国内出荷は前年同月比△4.8%の21.3万t、7ヵ月連続の減少。
*印刷・情報用紙…国内出荷は△4.1%の57.0万tで12ヵ月連続の減少。輸出は+43.4%の8.1万tで7ヵ月連続の増加。
*包装用紙…国内出荷は+2.8%の6.1万tで3ヵ月連続増。輸出は△14.3%の1.2万tで6ヵ月ぶりの減少。
*衛生用紙…国内出荷は+0.8%の14.8万tで4ヵ月ぶりの増加。
*段ボール原紙…国内出荷は+3.5%の75.8万tで19ヵ月連続増。輸出は+18.6%の3.9万tで3ヵ月連続の増加。
*白板紙…国内出荷は+7.0%の11.9万tで10ヵ月連続の増加。

 

(Future 2018年7月9日号)

双日/ベトナム最大手の家庭紙・段原紙会社を買収

2018-07-24

 双日は、ベトナムの大手製紙会社、サイゴン・ペーパー社(Saigon Paper Corporation、以下SGP)の発行済普通株式総数の95.24%を取得した。ベトナムで家庭紙および段ボール原紙製造事業に参入する。
 SGPは、『bless you』や『Saigon』ブランドのティシュやトイレットペーパー、紙ナプキンなどを展開、ベトナム家庭紙市場ではシェアNo.1の地位にあり、高い品質と認知度で信頼を得ている。さらに、産業用紙分野でも生産能力は業界トップクラスの実績があり、同国内の段ボール箱製造会社、紙器、紙管製造会社などに段ボール原紙を供給している。原料では、古紙調達量の約60%を自社の回収センターで賄っており、再生紙利用の循環型ビジネスを行っている。
 ベトナムは、1人当たりGDP成長率が過去5年間で平均6%を上回る水準で推移しており、経済成長に伴う生活様式および流通、小売形態の近代化により、ティシュやトイレットペーパーなどの家庭紙、物流用梱包に使われる段ボール原紙の需要が急増している。
 双日はベトナムで長年、林業や農業、工業、生活産業など多岐にわたる事業を行ってきた。同社は、「これらの経験と世界中で展開するビジネスの経営ノウハウを活かし、SGPが持つ家庭紙と段ボール原紙の生産基盤を強化するとともに、ベトナムで増加する製紙需要に応えていく」としている。

 【サイゴン・ペーパー社の概要】
 設 立:1997年4月
 代表者:森田淳
 株主構成:双日95.24%、その他4.76%
 売上高:130億円(2017年12月期)
 製造能力:家庭紙約4万t/年、産業用紙約23万t/年
 事業内容:家庭紙および産業用紙などの製造、販売

 

(Future 2018年7月23日号)

レンゴー/セロファン製造技術を応用した新しいCNF開発

2018-07-24

 レンゴーはこのほど、セロファンの製造技術を応用した新しいセルロースナノファイバー『ザンテート化セルロースナノファイバー(XCNF)』を開発した。
 セルロースナノファイバー(CNF)は、木材のセルロース繊維を化学的あるいは機械的に処理し、ナノレベルにまで微細化した繊維状物質。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を持つと言われ、自動車の軽量化などさまざまな用途に応用可能な次世代素材として、大きな注目を集めている。
 レンゴーは、武生工場で生産しているセロファンの製造技術に着目し、その中間生成物であるザンテート化セルロースから、CNFを製造する技術を独自に開発。XCNFは、セルロース分子内にザンテート基を有するが、簡単な処理でこれを脱離させ、純粋なセルロースから成るCNFに転換することも可能。同社はXCNFの開発について、去る6月20日に開催された第85回紙パルプ研究発表会(主催:紙パルプ技術協会)で発表、今後は企業・大学とも連携し、基盤研究およびXCNFの特徴を活かした商品開発を進めて実用化を目指す。

(Future 2018年7月23日号)

家庭紙メーカー4社/「パレット共同利用研究会」を設立し統一パレット運用へ

2018-07-24

 家庭紙を製造・販売する王子ネピア(清水紀暁社長)、カミ商事(井川博明社長)、大王製紙(佐光正義社長)、日本製紙クレシア(山崎和文社長)の4社と、パレット・物流機器の共同利用形態であるレンタル業を中心に事業を展開しているユーピーアール㈱(酒田義矢社長)は、このほど統一パレットの利用・回収に関する業務提携契約を締結し、6月21日付で任意団体「家庭紙パレット共同利用研究会」を設立した。
従来、ボックスティシュやトイレットロールなど嵩高で軽量な家庭紙の物流は、車輌積載効率を上げるために手積み手降ろしを行っており、ドライバーの長時間拘束や入荷車輌の長時間待機などが物流効率化への課題とされてきた。
 この問題解決のため、家庭紙メーカー4社はパレット納品の速やかな実現に向けて、このたび「家庭紙パレット共同利用研究会」の設立を通じて連携し、統一パレットの共同利用・回収を推進する。
 統一パレットは色をグリーンに統一し、標準11型プラスチックパレットのほか、家庭紙の製品ケースのサイズを考慮し、トラック荷台への積み付けに最適な新型パレット2種類を導入する。統一パレットの開発・作製、貸出・回収業務をユーピーアール㈱が担い、家庭紙メーカー4社は今秋より順次、統一パレットの運用を開始する。
 近年、ドライバー不足の慢性化による物流危機は、産業界共通の認識となりつつある。そのような状況下にあって、新たに設立された「家庭紙パレット共同利用研究会」は、統一パレットの共同利用・回収を広く業界に呼びかけるとともに、ドライバーの荷役負担軽減や積み降ろしの時間短縮など、業界全体の物流改善、ひいては将来にわたる持続可能な物流体制の構築を目指していくとしている。
 紙流通業界ではこれまで大手代理店を中心に、物流合理化を目的とした共同配送などの試みが続いてきた。しかし取扱対象を最終商品の家庭紙に限定し、しかもパレットの統一に絞って共同化を追求するスキームは今回が初めて。背景には、家庭紙の物流で常態化している手積み手卸作業の問題がある。積載効率優先の発想で、ドライバーの荷役負担や長時間待機に対する配慮はされてこなかった。
 統一パレットの採用でドライバーの負荷が少しでも軽減されるのは朗報で、そのことが家庭紙業界のイメージアップとドライバー不足の解消につながることを期待したい。

 

(Future 2018年7月9日号)

日本製紙/ニチバンの森林保全活動江津工場・社有林で実施

2018-07-24

 日本製紙はかねて公表していた通り、ケミカル事業の基幹工場である江津工場(島根県江津市)近郊の社有林の一部を、ニチバンが推進する「ニチバン巻心ECOプロジェクト」の森林保全活動のフィールドとして提供している。このほど、ニチバン主催による第1回「江の川 森のしずく 保全活動」が、江津工場の見学と合わせて実施された。
 「ニチバン巻心ECOプロジェクト」(http://www.nichiban.co.jp/project/makisin-eco/main7.html)は、使用済み粘着テープの“巻心”を回収し、資源(段ボールの原料)として再利用するとともに、その利益を「緑の地球を守る活動」に活用するという取組み。これまでフィリピンでマングローブの植樹を行ってきた。江津工場は、セロテープの素材であるセロハンの主原料となる溶解パルプを生産していることから、同工場の水源でもある江の川の流域(島根県邑智郡)に広がる社有林を、ニチバンの活動に提供したもの。
 今回の「江の川 森のしずく 保全活動」では、地元・島根県邑南町立高原小学校の児童ら11名、日本福祉大学附属高等学校の生徒ら5名、環境NGO『イカオ・アコ』2名を招待し、スギ200本を植える植樹活動と工場見学を実施した。

 

(Future 2018年7月16日号)

大王製紙/育児環境をサポートするハグ~ンプロジェクト開始

2018-07-24

 大王製紙の子ども用紙おむつブランド『GOO.N』は、赤ちゃんの健やかな成長と健全な育児環境をサポートするため、「ハグしてはぐくむハグ~ンプロジェクト」を、おむつの日の6月2日にスタートさせた。プロジェクトでは、キャラクターの「ハグ~ン」とともに、おむつを使用する乳幼児期に「こころの力」を育てることを提案し、その後の「知育」におけるベースづくりを応援する。
 特設サイト(http://www.elleair.jp/goo-n/hugoon/ )を開設して、プロジェクトキャラクターである“おむつの妖精”ハグ~ンを紹介する「ハグ~ンストーリー」を公開中で、また7月からは順次、触って楽しめるオリジナル仕掛け絵本『ハグハグハグ~ン このこはだ~れ?』を全国の児童館約4,000館に無料配布する。また、ママもパパも幸せな気持ちになれる動画「ハグして泣き止み動画 ハグ~ンのハグハグソング(仮称)」を公開する予定。
 プロジェクトのサポーターに、東京大学名誉教授・白梅学園大学学長の汐見稔幸氏を迎え、育児・教育の専門家の協力のもと、ハグによる親子のふれあいとコミュニケーションを促す情報や施策を発信・提案していく。
 また、「ハグ~ン」をデザインしたパンツタイプ紙おむつを、7月21日から数量限定で発売する。

 

(Future 2018年7月16日号)

レンゴー/木下賞で包装技術賞を受賞

2018-07-24

 レンゴーの低摩擦段ボール『コスレン』がこのほど、日本包装技術協会が主催する「第42回木下賞」で、包装技術賞を受賞した。
 『コスレン』は、輸送中の振動により段ボール箱と内容品との摩擦で発生する包装フィルムのピンホールや、紙ラベルの擦れを軽減させる機能を持つ低摩擦段ボール。JIS P 8136に準拠した摩擦試験で和紙ラベルと段ボール原紙を摩擦させた場合、一般段ボールでは約50回で紙むけが発生するが、『コスレン』は200回を超えても紙むけが発生しない。また、現状の袋や段ボール箱の形状を変更する必要がないため、包装ラインの改良や調整は不要で、使用後はリサイクルも可能。

(Future 2018年7月16日号)

日紙商/『震災対策ガイド』を刊行~被災組合員の体験・意見も採録

2018-07-24

 日本洋紙板紙卸商業組合(柏原孫左衞門理事長、組合員数353名)は、このほど『震災対策ガイド』を刊行、全組合員への配布を終えた。来たる6月13日(水)に東京で開催される第33回全国大会では、当日来賓として招かれるメーカーおよび代理店のトップにも配られる。
 このガイドはA5版、本文100頁の冊子。タテ組みとヨコ組みの違いはあるものの、1980年に東京都紙商組合が刊行した労作『紙商地震読本』と同じ体裁であり、その改訂版としてのポジションも意識した様子がうかがえる。

 冒頭では、柏原理事長が次のようなメッセージを寄せている(要旨)。
 「2011年の東日本大震災や16年の熊本地震では、多くの組合員が本社建物・設備・倉庫・商品在庫などに甚大な被害を受け、会社によっては事業継続が危ぶまれるような危機的な事態に遭遇した。しかし残念ながら現在の地震学のレベルでは、正確な地震予知は困難という現実がある。したがって地震に対する真に有効な予備措置は、1980年に刊行された『紙商地震読本』にも書かれている通り、“日頃の備え”しかない。

 われわれ紙卸商として、“どう備えておくべきか”を考えるための一つの指針として、被災された組合員の被災体験に基づく記録や、全組合員に実施したアンケート調査の結果などをまとめ、各社が今後の地震対策を検討する上での参考として役立ててもらうことを狙いに、本ガイドを作成した」

 ガイドの頁構成は次のような章立てになっている(肩書きはヒアリング当時のもの)。

第1章 東日本大震災・熊本地震の記憶と記録
1.東日本大震災
(1)概要と被害
(2)被災組合員からのメッセージ
 常盤洋紙㈱・松田利文社長
 ㈱七星社・刈谷芳博社長
 ㈱シオザワ・加藤幸和取締役
2.熊本地震
(1)概要と被害
(2)被災組合員からのメッセージ
 ㈱紙弘・深浦修社長
 ㈱レイメイ藤井・藤井章生社長

第2章 知っておきたい地震の基礎知識
1.地震の知識
2.津波の知識

第3章 大震災への備え
1.内閣府の被害想定
2.大震災シミュレーション
3.地震対策の基本
(1)営業所の基本対策
(2)倉庫の基本対策
(3)その他

参考資料
資料① 組合員へのアンケート調査結果
資料② 震災対策チェックリスト

 コンテンツづくりなど実際の作成作業に当たったのは、日紙商経営革新委員会(中村真一委員長)のメンバー。中でも中村委員長は、被災組合員5社のヒアリング取材にすべて立ち会った。このほか巻末では、震災対策に関する組合員へのアンケート調査の結果を詳細にまとめている。過去にこれほど体系的な調査を実施したことはなく、資料的価値も高いと考えられる。なお、現地の取材や編集には弊社が協力している。
 末尾では中村委員長が「被災組合員への取材では、大地震への備え、そして対応への貴重なお話しを多々お聞かせいただいた。ぜひ参考にされ、各社に合った対策、対応を講じてください。大規模地震が発生すれば想定外のことが多々出てくると思う。このガイドを一読されることで、想定外のことが少しでも減れば幸いです」と結んでいる。

 ◆『震災対策ガイド~紙卸商が震災体験から学ぶべきこと』(2018年6月発刊)
 ◆*体裁;A5版、本文100頁 *頒価;日紙商組合員には1冊を無償配布、2冊目からは1,000円、外部には1,500円(税・送料別)

紙・板紙需給4月/紙・板紙国内出荷は9ヵ月連続減

2018-07-24

 日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は前年同月比△2.5%の205.2万t、9ヵ月連続の減少となった。うち、紙は△5.2%の107.1万tで11ヵ月連続の減少。他方、板紙は18ヵ月連続増で+0.6%の98.1万t。主要品種は、情報用紙、包装用紙、段ボール原紙、白板紙を除き減少した。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+22.4%の14.4万tで、28ヵ月連続の増加。うち、紙は+23.8%の9.5万tでアジア向けを中心に9ヵ月連続増。板紙は+19.9%の4.9万t、東アジア、東南アジア向けの増加により2ヵ月連続の増加となった。
紙・板紙の在庫は前月比+0.5千tの205.4万t。うち、紙は+2.5万tの138.7万t、新聞用紙、印刷・情報用紙を中心に主要品種の増加により3ヵ月ぶりの増加。。板紙は段ボール原紙の減少により△2.4万tの66.6万tと2ヵ月連続の減少。

〔主要品種の動向〕
*新聞用紙…国内出荷は前年同月比△6.0%の21.1万t、6ヵ月連続の減少。
*印刷・情報用紙…国内出荷は△6.1%の58.8万tで11ヵ月連続の減少。輸出は+30.2%の6.8万tで6ヵ月連続の増加。
*包装用紙…国内出荷は+0.6%の6.0万tで2ヵ月連続増。輸出も+0.6%の1.5万tで5ヵ月連続増。
*衛生用紙…国内出荷は△3.6%の15.1万tで3ヵ月連続の減少。
*段ボール原紙…国内出荷は+0.3%の79.7万tで18ヵ月連続増。輸出は+19.5%の4.6万tで2ヵ月連続の増加。
*白板紙…国内出荷は+1.6%の11.7万tで9ヵ月連続の増加。

(Future 2018年6月11日号)

レンゴー/米国の重量物包装資材メーカーに資本参加

2018-07-24

 レンゴーの連結子会社、トライウォール社(香港、鈴木雄二会長)はこのほど、同社の100%出資子会社を通じ、米国・ミシガン州に本社を置く重量物包装資材メーカー、アルデズ・コンテナーズ社に出資し、持分の80%を取得した。

 アルデズ・コンテナーズ社は、ミシガン州の本社のほか、テキサス州、オハイオ州、ケンタッキー州に工場を持ち、主に自動車部品メーカー向けの重量物段ボールなどを製造・販売している。2017年度の売上高は1,368.9万㌦(約14億9,700万円)。

 レンゴーは、トライウォールグループを通じてアジア、欧州を中心に重量物段ボール関連の包装資材事業を展開しているが、製造業の国内回帰が進む米国でも、昨年TWミシガン社を設立し、本格的な事業展開を始めている。今回、アルデズ・コンテナーズ社を新たな拠点として加えることにより、米国での供給体制の充実を図り、事業の拡充を推進する考え。

 

(Future 2018年5月28日号)

リンテック/北米子会社のラベル素材を東南アジアで展開

2018-07-24

 リンテックは、北米子会社、マックタック・アメリカ社の各種ラベル素材を、東南アジア市場向けに『LMGP』ブランドで本格投入する。同シリーズは、5月10~12日にタイ・バンコクで初めて開催されたラベル関連の展示会「ラベルエキスポ・サウスイーストアジア2018」に出展された。『LMGP』とは、LINTEC MACtac Global Productsの略。

 リンテックは、2016年12月に米国市場でシェア第3位のラベル素材メーカー、マックタック・アメリカ社を買収。北米市場を中心とするその販売網や、リンテックにはないホットメルト粘着剤処方技術を生かした事業拡大の可能性を探ってきた。そして今回、東南アジア市場で現地ニーズにマッチする各種アイテムをセレクトし、『LMGP』ブランドで拡販していくことにしたもの。製品群の概要は次の通り。

■冷凍食品などの個包装や物流用途向けの低温対応ラベル素材『CHILL AT』(2アイテム)…冷凍・冷蔵食品のパッケージや、物流・搬送用の段ボールケースへの貼付に適したラベル素材。ホットメルトタイプの粘着剤を使用し、凍結・結露面への高い接着性を実現。表面基材は、グロス紙ベースとダイレクトサーマル紙ベースの2アイテムをラインアップ。

■商品パッケージ向け汎用タイプのラベル素材(4アイテム)…ホットメルトタイプの粘
着剤を使用し、低温接着性もあるため業務用の飲料ボトルなどに採用実績の多いグロス紙ベースのアイテムと、エマルションタイプの粘着剤を使用し、耐水性や耐スクイーズ性を備えたOPPフィルムベースのアイテムをラインアップ。

■インクジェットプリンタに対応したOPPフィルムベースのラベル素材(3アイテム)…リンテックのIJプリンタ対応ラベル素材はこれまで、紙ベースが中心だったが、OPPフィルムベースの新アイテムとして、エマルションタイプの粘着剤を使用したマックタック・アメリカ社の製品を追加投入。

(Future 2018年5月28日号)

日本製紙、日本製紙クレシア/クレシア春日で新家庭紙生産設備稼働

2018-07-24

  日本製紙グループの日本製紙クレシアと春日製紙工業の家庭紙合弁事業会社であるクレシア春日では、日本製紙・富士工場の敷地内に建設を進めていた家庭紙生産設備が計画通り完工し(写真)、5月16日に竣工式を執り行った。
 新設備の生産能力は年間約3.6万tで、すでに営業運転を開始しており、今後は首都圏に近い立地のよさと設備を有効活用し、トイレットペーパーなどを生産していく。
 なお、販売は日本製紙クレシアと春日製紙工業がそれぞれ行う。

 

(Future 2018年6月4日号)

ハビックス/海津工場で衛生用紙生産設備を増設

2018-07-24

 ハビックスは、海津工場(岐阜県海津市)を拡張し、衛生用紙の生産設備を増設する。着工は8月で、操業開始は2019年12月の予定。拡張後は、現在の延床面積約3,000㎡が約7,000㎡となり、生産能力は約2倍となる。総投資額は、土地、工場建屋、生産設備合わせて約30億円。
 衛生材料市場は海外からの引き合いや高齢化の進展に伴い、需要が増加している。また外食産業市場もインバウンド効果で活況が続いており、今後も市場拡大が見込まれている。 これらの需要に対応するため、設備を増設するもの。

(Future 2018年6月4日号)

大王製紙/主要工場の隣接地4ヵ所で大型物流センターを稼働

2018-07-24

 大王製紙は、ホーム&パーソナルケア(=H&PC)主要生産工場の隣接地(愛媛県四国中央市、岐阜県可児市、静岡県富士宮市)で倉庫4棟を借上げ、大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター(=ELC)四国中央、中部可児、富士北山、富士南陵」として、4月から7月にかけて順次稼働させる。また、生産設備を新設する川之江工場をはじめ、10月には衛生用紙の主要生産工場でパレット輸送を開始する。これにより輸送・荷役・保管を効率化し、トラック乗務員の作業負荷を軽減するとともに、製品の安定供給体制を強化する。
 トラック乗務員不足が深刻化し、年々輸送力の維持が難しくなっている物流環境下で、H&PC国内事業を支えるため構造改革を進めるのが狙い。4ヵ所のELCをH&PCの基幹物流センターとして、全国のユーザーへ生産工場から大型車輌で直接納品できる物流体制を強化する。ELC4棟は地上2階建てで、いずれも大型車輌が直接アプローチ可能なスロープを採用、4棟合計で延床面積17万4,517㎡(5万2,785坪)、保管能力240万ケースの規模となる。
 現状は生産工場周辺の小型倉庫に商品在庫を分散保管しているため、出荷時はトラック乗務員が3~4ヵ所の倉庫を巡回して積込み作業をしているが、ELC稼働後は商品在庫を集約して1ヵ所で積込みできる体制を整え、1階、2階それぞれのフロアで積込みを完結できる在庫レイアウトとする。これにより、複数倉庫を巡回する移動時間を短縮でき(60分→10分)、トラック乗務員の作業負荷軽減と車両稼働率の向上が図れる。また、各センターは屋内もしくは大型ひさしの下で荷役できるようにする。
 現状、衛生用紙のように嵩高で軽量の日用雑貨品は、車両積載率を上げるため乗務員による手積み・手降しを行っているが、積込みと積降しにそれぞれ約2時間かかるため、待機時間が発生する要因の一つとなっている。
 同社ではパレット輸送開始に当たり、1ケースの商品入数・ケース寸法を見直すとともに、新たなパレットサイズを採用し、車両積載率と保管効率を維持してフォークリフト荷役(機械荷役)を可能にした。これにより荷受け側の代理店倉庫でも、車両待機と荷役時間を軽減できる(120分→30分)。
 各センターの概要は次の通り(①所在地 ②敷地面積 ③延床面積 ④構造・階数 ⑤保管能力 ⑥稼働予定)。
■ELC可児…①岐阜県可児市土田字番田1500-8 ②2万3,900㎡(7,242坪) ③2万7,588㎡(8,345坪) ④鉄骨造2階建 ⑤40万ケース ⑥4月
■ELC四国…①愛媛県四国中央市三島中央1丁目字陣屋2333 ②4万7,591㎡(14,396坪) ③5万4,954㎡(1万6,623坪) ④鉄骨造2階建 ⑤75万ケース ⑥5月
■ELC北山…①静岡県富士宮市北山4242-7 ②2万1,461㎡(6,503坪) ③2万4,808㎡(7,504坪) ④鉄骨造2階建 ⑤35万ケース ⑥6月
■ELC南陵…①静岡県富士宮市南陵6 ②4万9,557㎡(1万5,017坪) ③6万7,166㎡(2万313坪) ④鉄骨造2階建(一部3階建) ⑤90万ケース ⑥7月

新東海製紙/印刷用紙の生産を終了

2018-07-24

 特種東海製紙の子会社である新東海製紙は、このほど島田6号機の印刷用紙と一部加工原紙について2019年3月末までを目途に生産を終了すると発表した。販売終了は同9月末で(在庫品は応談)、対象銘柄の詳細は別途発表する予定。
 需要構造の変化に対応しコストダウンや抄紙機の停機に取り組んできたが、競争力維持向上の施策を検討した結果、安定供給は困難と判断し、生産終了を決めたもの。

国際紙パルプ商事/東証に上場

2018-07-24

 国際紙パルプ商事は5月21日、東京証券取引所から新規上場を承認された。上場予定日は6月26日。市場区分は市場第一部または二部の予定で、公開価格決定後に決まる。上場日の時価総額が250億円以上と見込まれる場合は、一部上場となる。
 詳細は、日本取引所グループ「新規上場会社情報」webサイト   (http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html)を参照。

 役員報酬に業績連動型・株式報酬制度を導入

 国際紙パルプ商事は、役員報酬制度を見直し、役員退職慰労金制度の廃止と業績連動型株式報酬制度を導入する方針を固めた。6月28日開催の株主総会で承認を得たうえで正式に導入される。
 新制度は、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託を用いた株式報酬制度となる。BIP信託は、欧米の業績連動型株式報酬(Performance Share)および譲渡制限付株式報酬(Restricted Stock)と同様に、役位や会社業績目標の達成度などに応じて、同社株式および同社株式の換価処分相当額の金銭を、役員に交付および給付する仕組み。この導入により役員報酬は、「基本報酬」、「賞与」、「業績連動型株式報酬」で構成されることになる。また監査等委員については、「基本報酬」のみとし、報酬額の改定に関する議案を株主総会に付議する。

(Future 2018年6月11日号)

トーモク/新社長に中橋光男氏

2018-07-24

 トーモクでは、中橋光男常務-営業本部長(写真)の代取社長就任と、斎藤英男代取社長の代取会長就任を内定した。6月22日開催の株主総会後、正式に就任する。

 中橋光男(なかはし・みつお)氏は1952年5月25日生まれ、北海道出身。75年東北学院大学経済学部卒、同年トーモク入社、2008年執行役員、10年取締役、12年常務就任。所有株式数1万6,900株。

 斎藤英男氏は1945年2月9日生まれ。69年トーモク入社、90年取締役、97年常務、98年代取社長就任。

(Future 2018年6月4日号)

巴川製紙所/本店を移転

2018-07-24

 巴川製紙所は、11月を目途に本店を次記に移転する。入居しているビルが建て替えられるのを機に、東京にある同社グループ会社の営業機能を集約して連携強化を加速すべく、本店を移転するもの。

 <移転先>
 〒104-0031 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー7階

(Future 2018年6月4日号)

〈7月23日号〉

2018-07-18

 

●R&D情報
対売上高比率は5%台半ばまで上昇/前年比で大幅な増額となった製紙関連企業の設備投資動向

●ワールドレビュー
カタリストの2工場買収で原料資源戦略の見直しを進める玖龍紙業

●話題を追って
全印工連 用紙価格動向調査/過半数が「値上げ要請はない」と回答

●講演から
SGEC/PEFCジャパン 森林認証フォーラム/認証材の国際的なサプライチェーン構築を

●マーケット
2017年の米国段ボール出荷/金額は7.5%増の331億㌦で過去最高
露イリムのシベリア・ウスチイリムスク工場/中国市場をにらみライナー設備を新設

●統計と市況
関連指標

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・移転・変更・催事・人事異動

〈7月16日号〉

2018-07-18

 

●R&D情報
海外産業植林センターが最後の調査報告/欧米の森林投資ファンドは世界の植林事業の救世主となり得るか

●ワールドレビュー
値上げには成功したが先行き軟弱感もある欧州段原紙市場

●今週の焦点
ICFPAの年次大会が東京で開催/「GM技術」議論への積極的参加を確認

●話題を追って
最先端不織布の祭典、12年ぶりの日本開催/出展747社、来場3万人超のANEX2018

●REPORT
紙パ各社の中計をみる〈3〉/中越パルプ工業『フォワード304』 “紙”から“パルプ”への転換を加速
紙パ各社の中計をみる〈4〉/ナカバヤシ「総・想・創」計画 売上高660億円、利益率6%が目標

●ワイドフレックス
日本RPF工業会の第6回定時総会・懇親会/循環型社会形成への取組みを再確認

●統計と市況

●中国市況
古紙・パルプ

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・催事・人事異動

<7月2号>特集■くらしと紙〈夏〉

2018-07-18

 

特集 ■ くらしと紙〈夏〉

●Interview
大塚昇(春日製紙工業)/新ラインで製品高付加価値化を進め テレビCMも活用し収益ある拡販へ

●Review
静岡・愛媛ほかの《ヒット・ロングセラー》製品

●業界動向
家庭紙パレット共同利用研究会/家庭紙の手積み手降ろし解消へ 統一パレット運用で物流の効率化図る

●Topics
国際紙パルプ商事が東証第一部に上場/高まるモチベーション、中長期目標達成に弾み
紙パ各社の中期経営計画(2)— 大王製紙 「紙・板紙」と「H& PC」を横断する抜本的な構造改革で売上高6,350億円へ

●Report
ホテル・旅館経営業者の実態調査/“訪日プロモーション”“格安便”などの追い風も「従業員不足」が喫緊の課題
エネルギー自由化に関する生活者意識調査/サービス利便性向上には高い関心も「電気」「ガス」の変更意向は5 割を下回る

●Article
世界の紙パルプ産業に見る構造変化(3) 森林資源の実態

●総会から
日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合/通常総会で2018年度事業計画を決定 ─ 的確・迅速な情報提供で組合員企業の貿易ビジネスをサポート
全国製紙原料商工組合連合会/栗原正雄理事長を再任
関東製紙原料直納商工組合/大久保信隆理事長を再任。『品質向上で、ピンチをチャンスに』
東京都製紙原料協同組合/メリットのある施策と合理的な運営で組合員数を増加させ、集・直一体の特色活かして組合運営に反映
大阪再生資源業界近代化協議会/山上春美理事長続投 新任の橘芳弘・山上一 2副理事長で若返りを図る
神奈川県製紙原料商業協同組合/古紙の品質向上、情報交換で組合活動を活性化
友和会/新幹事長に西村邦敏氏(国際紙パルプ商事)就任。来年、創設95周年の記念式典を予定
近畿製紙原料直納商工組合/古紙利用率65%達成に向けての協力を要請
京都府紙商組合/理事長に崎山陽一氏が再任「今の状況が永遠に続くわけではない」
東京都リサイクル事業協会/中国の環境規制による、古紙余剰の解決と、持ち去り行為撲滅を期待
日本印刷産業連合会/新会長に凸版印刷の金子眞吾社長
日本衛生材料工業連合会/SAPのJIS S-0251が発行 日本発のISO事業活動もスタート

●催事
日本製紙クレシア/FOOMA JAPAN 2018に出展
第47回「金沢ペーパーショウ」/越前和紙のペーパークラフトなど北陸産の紙製品に注目集まる

●インフォメーション

●統計
東京市況/新規上場の目論見書で印刷用紙A巻取が大幅増
家庭紙/価格修正の本格化6月以降か
古紙/4月度の回収率は3ヵ月ぶりの80%台

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