2017
Archive for 2017
〈6月12日号〉
●R&D情報
足もとのコストアップをどうする/数量・価格の落込みを原燃料安で補った2016年度の製紙決算〈2〉
●ワールドレビュー
中国のAD調査は貿易協定のルール違反と判断したWTO
●今週の焦点
全段連 総会後の記者懇談会を開催/「対取引先との関係もTFPの考え方で改善を」
日本紙パルプ商事がグループ企業理念を策定/グループブランド「オヴォール」導入
日本の紙リサイクルシステム/製紙連が東京オリパラに向け情報発信
●話題を追って
教育ITソリューションEXPO/会場は3割拡大、自治体首長も見学
●講演から
エコマット産業 古紙国際動向セミナー〈2〉/「社会の再認識と共感を求めたい」
●ワイドフレックス
日本チェーンストア協会の通常総会/清水信次氏の会長続投を決定
●R&D情報関連付表
製紙各社の主な増減益要因(2015年度→2016年度)
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・決算・催事・新製品・人事異動
単行本『知っておきたい紙パの実際2017』を刊行
紙業タイムス社は2017年6月5日に単行本『知っておきたい紙パの実際2017』を刊行した。
A5判・本文208頁、本体価格2,000円(税別・送料別)。
同書は入社3年未満程度の新入社員を対象にした業界知識強化のための教育用図書最新版。統計データや今日的課題は毎回更新しており、業界内の隠れたベストセラーになっている。
今回はとくに「知っておきたい~時代変化のインパクト」の章で、板紙需要の伸びを支えるネット通販や、製紙業界に深く関連する「グリーンウッド法」、革新素材として注目を集めるセルロースナノファイバー、安定成長下にある中国製産業の行方、若い世代が読んでおきたい紙関連の書籍に焦点をあてている。
全体の内容概略は以下の通り。
(1)知っておきたい〜紙パの歴史と現在
紙とは何か/紙の歴史 ─ 世界/紙の歴史 ─ 日本/世界の紙・板紙 ─ 生産と消費/世界の紙パルプ ─ 代表的な国と企業/日本の紙パルプ ─ 産業界での位置と役割
(2)知っておきたい〜紙の作り方
工場の全体像/パルプ製造・古紙処理工程/抄紙・塗工工程/図解!「抄紙機」の基礎知識/仕上・加工工程/二次加工/紙・板紙の規格/紙・板紙の種類/不織布とは
(3)知っておきたい〜紙パの原燃料事情
原料事情 ─ 総論/木材チップ/違法伐採対策と森林認証/パルプ/古紙/製紙用薬品/エネルギー
(4)知っておきたい〜時代変化のインパクト
ネット通販と包装資材/クリーンウッド法が施行/セルロースナノファイバー実用化の動き/中国製紙産業の成長戦略/新入社員に勧めたい本・冊子
(5)知っておきたい〜我が町の紙パ関連産業
北海道/東北/関東/甲信越・北陸/東海/近畿/中国/四国/九州・沖縄/都道府県別にみたパルプ・紙・紙加工品製造業/紙パルプ産業の総合需給図(2016年)
(6)知っておきたい〜業界構造とユーザー
製紙業界/紙流通業界/原料古紙業界/機械・資材・薬品業界/関係官庁、業界団体/紙の用途とユーザー業界 ─ 総論/新聞/出版/印刷/紙製品・衛生用紙/段ボール/製袋・紙器
(7)知っておきたい〜紙パの基礎用語
企業展開・経営戦略に関わる用語/紙の製造に関わる用語/紙加工に関わる用語/環境問題に関わる用語/製品・規格に関わる用語
(8)知っておきたい〜基礎データ
紙・板紙主要品種の会社別生産高(2016年)/紙・板紙の品種分類/パルプの品種分類/古紙の統計分類と主要銘柄/古紙の回収率・利用率推移
知っておきたい紙パの実際2017
紙・板紙需給3月/国内出荷は紙4ヵ月連続減・板紙5ヵ月連続増
日本製紙連合会が集計した3月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.1%の226.2万tと、前月の減少から増加に転じた。うち、紙は4ヵ月連続減で△0.6%の127.1万t、板紙は5ヵ月連続増で+1.0%の99.1万t。主要品種のうち、前年同月を下回ったのは新聞用紙、非塗工紙、情報用紙、包装用紙。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+6.9%の14.1万tとなり、15ヵ月連続の増加。うち、紙は△6.3%の9.0万tで、大洋州、東アジア向けの減少により6ヵ月ぶりの減少となった。板紙は東アジア向けの増加により、+43.0%の5.0万tと18ヵ月連続増。
紙・板紙の在庫は前月比△1.5万tの206.9万tで2ヵ月連続の減少。うち、紙は新聞用紙 を中心にグラフィック用紙が減少し、△2.3万tの133.8万tと2ヵ月連続減。他方、板紙は+9,000tの73.1万tで、3ヵ月連続の増加。段ボール原紙を中心に主要品種がいずれも増加した。
〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は7ヵ月連続減で、△3.3%の26.5万t。
印刷・情報用紙:国内出荷は△0.7%の70.8万tで3ヵ月連続の減少。輸出は△4.5%の6.6万tで前月の増加から減少に転じた。
包装用紙:国内出荷は△1.4%の6.5万t、前月の増加から減少に転じた。輸出は△12.3%の1.4万tで9ヵ月ぶりの減少。
衛生用紙:国内出荷は+2.3%の16.7万tで4ヵ月ぶりの増加。
段ボール原紙:国内出荷は+1.1%の79.7万tで5ヵ月連続増。
白板紙:国内出荷は+1.6%の12.7万tと前月の減少から増加に転じた。
(Future 2017年5月8日号)
三菱製紙、王子ネピア/家庭紙の合弁事業で三菱・八戸工場に設備設置
三菱製紙と王子ネピアはこのほど、家庭紙分野で合弁事業を行うことで合意した。合弁会社「エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ㈱」を設立し、三菱製紙・八戸工場内で家庭紙を製造する。
合弁事業では三菱製紙・八戸工場のインフラを活用しつつ、メイン設備は王子ネピアの家庭紙製造設備を八戸工場内に移設する。稼働開始は2019年4月の予定で、設備投資額は約50億円。
三菱製紙は、主力工場である八戸工場の体質強化の一貫として、成長が見込まれる家庭紙を生産して多角化を図ることにより、収益構造の安定につなげたい考え。現在、家庭紙は子会社の北上ハイテクペーパー(岩手県北上市)で生産しているが、新設備稼働後は、一部を除き八戸サイトに生産を集中し、効率的な生産体制を整えていく。
一方、王子ネピアにとっては東北地区で初めてとなる家庭紙事業の拠点を獲得することで物流コストを削減し、家庭紙事業の競争力強化を図る。
〔エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツの概要〕
代 表 者:佐藤啓一(三菱製紙執行役員、八戸工場次長)
事業内容:家庭紙事業
所 在 地:青森県八戸市(三菱製紙八戸工場構内)
資 本 金:8,000万円(三菱製紙70%、王子ネピア30%)
生産品種:ティッシュ、トイレットペーパー
生 産 量:約1.8万t/年
(Future 2017年5月22日号)
レンゴー/インドネシアで段ボールメーカーを買収
タイにおけるレンゴーの合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ社(TCG社)はこのほど、インドネシアのジャカルタ東部に位置する段ボールメーカー、インドコル・パッケージング・チカラン社(旧社名:スマーフィット・コンテナー・インドネシア社)の株式の80%を取得した。
レンゴーはこれまでも、TCG社を通じてインドネシアの段ボールメーカーを買収し、同国での段ボール事業を強化してきた。2013年9月に段ボールメーカーのプリマコル・マンディリ社、2014年12月には紙器・段ボールメーカーのインドリス・プリンティンド社を買収しており、今回の株式取得により、スリヤ・レンゴー・コンテナーズ社(=SRC社)と合わせて7工場の体制となる。
レンゴーは、インドネシアをはじめ東南アジアでの段ボール事業を、グループ海外事業の重要な戦略事業と位置付けており、今後も段ボール供給体制の充実を図るとしている。
〔TCG社〕
所 在 地:タイ・バンコク
代 表 者:Poramate Larnroongroj
株 主:レンゴー30%、SCGパッケージング社70%
事業内容:段ボール、紙器、軟包装の製造、販売
〔インドコル・パッケージング・チカラン社〕
所 在 地:インドネシア・ブカシ
代 表 者:Gunadi Stiawan
株 主:TCG社80%、Gunadi Stiawan20%
事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
売 上 高:2015年度1,320億インドネシアルピア(約11億円)
(Future 2017年5月15日号)
日本製紙/石巻工場でCNF量産設備が稼働
日本製紙・石巻工場ではこのほど、セルロースナノファイバー(CNF)の量産設備年産能力500t)を完工、稼働を開始した(写真)。
同設備はTEMPO触媒酸化法により化学処理した木材パルプから均一に完全ナノ分散したCNF(繊維幅3~4nm)を生産できる。TEMPO酸化CNFは透明でさまざまな機能を付与できる点が特徴的なCNFで、日本製紙は新エネルギー・産業技術総合開発機構の「ナノテク・先端部材実用化研究開発」事業(2007~2012年)における基礎的な研究開発を基に岩国工場でCNF実証生産設備を設置し、技術開発を進めてきた。
2015年には、世界で初めてTEMPO酸化CNFに抗菌・消臭機能を付与してシート化し、グループ会社の日本製紙クレシアで大人用紙おむつ“肌ケア アクティ”シリーズに実用化した。現在は、同じく日本製紙クレシアの軽失禁用ケア商品“ポイズ”シリーズに抗菌・消臭機能を付与したCNFシートを使用している。
TEMPO酸化CNFは、機能性シートだけでなく、機能性添加剤やナノ複合材など、幅広い工業用途での実用化が見込まれており、日本製紙は、今回の量産設備稼働により、事業化に向けた展開を加速していく考え。
また日本製紙は、石巻工場に続いて6月には富士工場でCNF強化樹脂の実証生産設備を、9月には島根県江津市の江津事業所で食品や化粧品向け添加剤用途のCM化CNFの量産設備を稼働する。今後も、用途に応じたCNFの製造技術と本格的な供給体制を早期に確立し、市場創出を進めていく。
なお、石巻工場は、基幹工場として印刷・情報用紙を生産するほか、2015年12月からは加熱改質フライアッシュ“CfFA(Carbon-free Fly Ash)”の製造設備を稼働しリサイクル事業もスタート。また現在は、石炭・木質バイオマス混焼による発電設備を建設中で、2018年3月に運転を開始する予定。
(Future 2017年5月15日号)
丸紅、中越パルプ工業/CNFの用途開発と販売業務で提携
丸紅と中越パルプ工業は、中越パルプ工業が製造するセルロースナノファイバー(CNF)“nanoforest”の用途開発、販売業務を共同で行うことに合意し、4月17日付で覚書を締結した。
CNFは、原料は植物でありながら、鉄鋼に比べ5分の1の軽さと5倍以上の強度を持つ。用途としては建材、家電、自動車、化粧品などが考えられ、経済産業省の見通しでは2030年にCNF関連材料として1兆円の市場規模創出が期待されている。
中越パルプ工業が量産化を進めるnanoforestは九州大学の近藤哲男教授が開発した製造方法「水中対向衝突法(ACC法)」を採用し、パルプと水のみから製造されている。高吸着性、高強度、透明性、寸法安定性、低線熱膨張などに加え、天然パルプ繊維を優しく微細化する製造方法によって発現する「両親媒性」の特徴をもつ。
同社は、鹿児島県の川内工場に年産能力100tのCNF量産設備「第1期商業プラント」を建設し、6月から稼働を開始する。一方、丸紅は、4月1日付で「チップ・パルプ部CNF事業推進課」を新設、化学品、紙パルプ製品の販売を通じて培った顧客ネットワークをフル活用し、CNFの用途開発および販路拡大に注力していく。今後は、両社で情報交換し、早期の実績化および将来の共同事業を視野に入れた取組みを行っていく。
(Future 2017年5月15日号)
王子ホールディングス/成形性に優れたCNFシートを開発
王子ホールディングスはかねて、太さ3~4ナノメートルの超微細CNFを用いたCNF透明シート“アウロ・ヴェール”のサンプルワークを進めているが、このほど高い成形性を誇るCNF透明シート“アウロ・ヴェール3D”の開発に成功、5月からサンプル提供を開始した。
アウロ・ヴェール3Dは従来のアウロ・ヴェールがもつ高い透明度とフレキシブル性、低熱膨張性に加え、自由に成形加工できるという特徴をもったシートで、新たな分野・用途への展開に期待がかかる。
王子HDはCNFシートのサンプル需要の高まりを受け、2017年度後半にCNF透明シートの実証設備導入を予定。今後、これら開発品のサンプル配布を開始することで、さらに幅広い分野での事業化を加速するとともに、新たな事業の創出を目指していく。
(Future 2017年5月22日号)
王子ホールディングス/タイで水処理システム受注
王子ホールディングス(王子HD)はタイのシンサコン工業団地の淡水化水処理システム(工業用水向け)を受注し、このほど運用を開始した。
バンコク近郊にあるシンサコン工業団地の水源は、工場排水や緑藻類、塩分など、さまざまな成分の混ざる溜め池。工業用水を製造する際には、汚濁物の除去や淡水化など、いくつものプロセスが必要で、これまではそれぞれのプロセスに大規模な装置を設置していた。しかし今回、独自の薬品処方と王子製品の“OJI-MEMBRANE”(写真)を組み合わせることにより、コンパクトかつ低コストで品質の高い工業用水を製造できるようになった。王子が納入した同システムはこの2月から稼働しており、現在は計画通り3,600/日の処理能力で安定運用されている。
王子HDは、「今後も同システムの普及を目指すとともに、日本だけでなく新興国の水環境への貢献を通じて、新たな水処理の革新的技術を提案していく」としている。
(Future 2017年5月15日号)
王子ホールディングス/産業排水のカドミウム除去システムを確立
王子ホールディングスはこのほど、産業排水における効率的なカドミウム除去システムを開発し実用化した。
王子が開発したのは独自の薬品処理技術と同社製品「限外ろ過膜」を用いたシステム。加圧浮上や吸着処理を用いたシステムと比べて、コンパクトでありながら排水中のカドミウム濃度を確実に新基準値以下まで減少させられる。最小限の薬品コストでの処理が可能で、高効率なろ過膜の使用により電力コストが少なく、省エネ性にも優れている。王子では今後、同システムの普及拡大を目指す。
(Future 2017年4月10日号
三菱製紙/機能性フィルム製造設備を新設
三菱製紙はエレクトロニクス関連分野向け機能性フィルム製品の強化に向け、京都工場に専用塗工設備(コーター)を設置する。投資額は約15億円、営業運転開始は2019年1月の予定。
同社はイメージング事業の発展に向け、独自のイメージング技術を応用した新製品の開発と新分野での展開を進めている。こうした製品群を製造するための設備として、京都工場に専用コーターを新設するもの。数年内に年間売上20億円を目指す。
(Future 2017年5月22日号)
国際紙パルプ商事/中国・新国富包装材料でフィルム印刷工場が完成
国際紙パルプ商事(KPP)の関連会社「成都新国富包装材料有限公司」(新国富包装材料)で、このほどフィルム印刷工場が完成した。
新国富包装材料はKPPが2014年、四川省の新希望六和食品控股有限公司(新希望六和食品)、富士特殊紙業(富士特)と、3社合弁で設立したフレキシブルパッケージ会社。KPPの調達チャネルと、新希望六和食品の優良顧客、富士特の環境対応技術を活用して事業規模を拡大し、将来的にはアセアン諸国などへの製品供給も視野に入れている。
ちなみにグループ企業の成都希望食品は、中国のハム・ソーセージ事業で国内売上4位、親会社の新希望集団有限公司は中国500強企業に数えられる農業コングロマリットである。今回の新工場完成により、KPPはケーシング用シュリンクバリアナイロンフィルムなど、環境対応型高付加価値製品の供給をはじめ、軟包装事業の展開を加速させる。
中国では2015年に天津で発生した化学品倉庫の大規模爆発の影響で、揮発性有機化合物(VOC)の排出規制が強化されている。新国富包装材料の工場は、これに対応できるよう最先端の蓄熱式熱酸化装置を導入した、最新環境配慮型印刷・ラミネート工場。将来的には、より環境に配慮した水性グラビア印刷技術の導入も視野に入れている。
〔新工場の概要〕
名 称:成都新国富包装材料有限公司
出 資:KPP40%、新希望六和食品51%、富士特9%
所 在 地 :中国四川省成都市
工場面積:敷地5万㎡、延べ床面積1万5,000㎡
資 本 金:1億人民元
事 業:シュリンクナイロンケーシングおよび関連包材の製造販売
(Future 2017年5月8日号)
紙パルプ技術協会/バルメットとIHIフォイトに「永年貢献賞」
紙パルプ技術協会・製紙技術委員会(加來正年委員長。王子ホールディングス・取締役・常務グループ経営委員)は5月18、19の両日、東京都江戸川区のタワーホール船堀で「第22回製紙技術セミナー」を開催。今回は「最新塗工技術」をテーマに、機械・資材・薬品サプライヤーによる最新技術の紹介・提案、製紙メーカーの操業事例報告が行われたほか、基礎的理論や技術変遷の歴史など技術者への教育的要素も含めた内容となった。
また、初日の講演終了後には協会創立70周年記念行事として「永年貢献賞」表彰式および懇親会が行われた。「永年貢献賞」は、長年にわたり製紙技術セミナーに多くの講師を派遣し、製紙技術の発展に貢献したサプライヤーを表彰するもので、バルメット・代表取締役社長の鈴木節夫氏とIHIフォイトペーパーテクノロジー代表取締役社長の森田博文氏に加來委員長から記念の楯が贈られた。
(詳細は紙パルプ技術タイムス2017年6月号)
2017年 <6月号> 特別企画/環境対策ガイド2017
特別企画 環境対策ガイド2017
●特別企画インタビュー
基礎研究と実用研究の両輪により核となるナノセルロース市場の形成を
東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻製紙科学研究室 教授 磯貝明 氏
オープンイノベーションを促進し新たな素材の研究開発と事業化を支援
経済産業省製造産業局素材産業課革新素材室長 井上悟志 氏
●特別企画
CNF実用化の現状と今後の展望 ─ 本格化する企業の事業展開と応用製品開発
●新たな可能性広げるCNF技術
星光PMC/変性セルロースナノファイバー強化樹脂の応用事例
第一工業製薬/セルロースナノファイバー水分散体“レオクリスタⓇ”
モリマシナリー/リグノCNF,CNF“セルフィム”を製造 ─ 粉体化CNF“セルフィム─P”も開発
相川鉄工/紙造りの技術蓄積を次世代素材開発へ ─ CNF製造用機器および受託試験
日本製鋼所/二軸押出機“TEX”によるCNFと樹脂との複合化
吉田機械興業/超高圧湿式微粒化装置ナノヴェイタTMによるCNF製造
東レリサーチセンター,東レテクノ/セルロースナノファイバーの総合解析“原料から製品まで”
三井化学分析センター 構造解析研究部/セルロースナノファイバー複合材の透過型電子顕微鏡による観察技術
マイクロトラック・ベル/ガス吸着法(N2ならびにH2O吸着等温線)を用いたセルロースナノファイバーのキャラクタリゼーション
●特別企画寄稿
パリ協定の概要と今後の温暖化対策の課題
北越紀州製紙㈱環境統括部 団野武亘・中俣恵一
高性能木質バイオマス燃料「トレファクション燃料」の技術開発動向
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所木材加工・特性研究領域木材乾燥研究室室長 吉田貴紘
●持続的成長を支える環境技術
バルメット/最新の白水浄化システムと高効率叩解,および回収ボイラーのSD短縮技術
アンドリッツ/パルプ製造プロセスの環境負荷とコストを低減するダクトストリッピング技術/スラッジの予備脱水システム“グラビティテーブル”と移動式テストユニット
日鉄住金環境/微生物の力でCODを分解・処理するCOD処理剤“CODカッター”/排水処理設備の機能改善と臭気発生防止酸素補給剤“ハイオーツー”
日本インカ/白水回収用ろ過機“マイクロフィルター”
三浦工業/高圧貫流蒸気ボイラとダブルドレン回収ユニット
●関連記事・データ
日本木材学会/リグニンやCNF利用に関する報告も多数 ─ 福岡で第67回日本木材学会大会を開催
相川鉄工/「2017年相川技術発表会」を開催 ─ 省エネ・原料品質対策・歩留り改善に有効な技術を提案
環境関連ニュース・ダイジェスト(2016年5月〜2017年4月)
◇
●連載
新連載 日本における紙幣用紙製造の歩み─明治政府による紙幣の統一
独立行政法人 国立印刷局研究所 武藤直一
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(54)「仕掛け」でコスト削減・生産効率UPを実現しよう!(PART1)
中山裕一朗
●講演・セミナー・展示会
紙パルプ技術協会/サプライヤー2社に「永年貢献賞」─ バルメット,IHIフォイトペーパーテクノロジーが受賞
ランクセス/設備増強・M&Aなどで引き続き拡張路線へ ─ 2017年度事業の活動方針を発表
ジャパンライフサイエンスウィーク2017/初開催の「ファインケミカルジャパン」など12の展示会が集結
●データシート
主要国の紙パルプ産業動向
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成29年3月度〉
2017年<6月1号>特集■グラフィックペーパー
特集■グラフィックペーパー
●Interview
湯浅夏奈(「印刷通販徹底比較」運営・面影屋)/“価格訴求”だけではない価値を見出すユーザーの増加に注目
日暮 格(エイピーピー・ジャパン)/日本支社設立20周年を迎え国内市場での目的を再定義
●Report
経産省《生産動態統計》から割り出す紙の平均販売単価/過去5年で印刷・情報用紙は「−1.0円」の単価ダウン
●Article
特別寄稿/木村篤樹(三菱製紙)/デジタル印刷技術と印刷用紙の動向 ─ drupa2016にみる高速インクジェット印刷技術を支えるメディア達
◇
●2017年春 叙勲・褒章
旭日双光章・大久保信隆(全国製紙原料商工組合連合会副理事長)
藍綬褒章・黒崎曉(元日本家庭紙工業会会長)
●Topics
APRIL IMS ジャパン/自社ブランド『PAPER One』の認知度アップに注力
●講演から
エコマット産業《古紙国際動向セミナー》/ネット通販、中小工場閉鎖、環境対策 変化の波は引き続き中国から
●Report
古紙再生促進センター《地方自治体紙リサイクル施策調査》/禁忌品の情報入手先に自治体の6割弱が「古紙の売却先業者」を挙げる
《平成26年商業統計》にみる卸売業/「紙・紙製品」は平均10億8,900万円で第10位 ─ 日紙商は「100億円以上」の20社が総売上高の4割強を占める
●催事
《第7回 言の葉大賞 授賞式》/14,587作品が伝える「生きぬく力を感じた瞬間(とき)」
洛東遺芳館《平成29年度春季展》/北三井家ゆかりの品々で江戸時代の商家の気風・文化に触れる
中部ファイバーズクラブ《/第34回通常総会》/新会長に水谷浩輝氏
●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、丸富製紙
●インフォメーション
●統計
板紙/17年3月生産速報値 前年同期比103.4%
段ボール/値上げ問題の渦中「通販・宅配」は依然好調
〈6月5日号〉
●R&D情報
かろうじて4%を超えた営業利益率/16年度通期は増益でも足もとのコスト環境は厳しい製紙決算
●ワールドレビュー
トルコの輸入許可制は貿易障壁と不服の申し立てを行ったCEPI
●話題を追って
中国造紙協会の2016年報告/過去10年の平均伸長率は5%未満に
●今週の焦点
第7回 板紙・段ボール産業労使幹部セミナー/働き方改革を通じて生産性の向上を
●ワイドフレックス
山田ダンボールが通販ソリューション展に初出展/創業100周年を前に素材改革を提案
●REPORT
成長品種への転抄や他業種への転進/世界の紙パで進む事業構造の転換
●統計と市況
原材料
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
決算・企業の動き・団体の動き・トピックス・人事異動
〈5月22日号〉
●R&D情報
原料調達から事業再編まで/中国起点の変化が目につく世界の紙パルプ産業動向〈2〉
●ワールドレビュー
高まる消費者のヘルシー志向で苦戦する米国の加工食品ブランド
●今週の焦点
特種東海製紙が第四次中計を策定/10年後は営業益100億円、ROE8%を目指す
日本製紙が新素材営業本部を新設/CNF、ミネルパなどの市場開発・拡販を加速
●ワイドフレックス
公取委 業界団体の独禁法コンプライアンス調査/「取組みは半数未満で、内容も不十分」
●講演から
エコマット産業 古紙国際動向セミナー/難処理古紙の有効活用は重要テーマ
●話題を追って
中小向けEMSの「エコアクション21」/環境省が5年ぶりにガイドラインを改訂
●統計と市況
紙
●中国市況
古紙・パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・決算・催事・団体の動き・トピックス
〈5月15日号〉
●R&D情報
グラフィック系の退潮、包装・衛生系の拡大/トレンドは共通でも国・地域により温度差がある世界の紙パ産業動向
●ワールドレビュー
中国の輸入規制で大幅見直しを余儀なくされる米国の古紙規格
●話題を追って
12月決算企業 有報にみる設備投資の実績と計画/慎重なマインドを反映して軒並み減額に
●2017年 春 叙勲・褒章
旭日双光章 大久保 信隆氏
藍綬褒章 黒崎 曉氏
●REPORT
外資系企業動向調査〈2〉/過半数が今後の「事業拡大」に意欲
●マーケット
中国 欧米のミックス古紙に禁輸措置?/噂で市場が激震、古紙価格は急回復へ
●統計と市況
板紙
●中国市況
古紙・パルプ
●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙
●ニュースファイル
企業の動き・催事・移転・変更・人事異動
2017年 <5月2号>
●催事
日本製紙クレシア《クリネックス新ブランド・新CM発表会》/ブランドアンバサダーに新垣結衣さんが就任、ティシューのパイオニアとして新たな市場創造へ
国際紙パルプ商事東京OB会《第28回定時総会》/新会長には今泉哲男氏が就任
ESSPRIDE《出版記念講演》/『誰も知らない社長の汗と涙の塩味(CEO)物語』
《JP2017・ITCと印刷展》新装JP展・マイドームおおさか/付加価値の創造、生産工程の見直しで高収益化図る
愛知県紙商組合《平成29年度理事会》/紙素材の商いを一歩進めて次代に繋げる
●Topics
日本紙パルプ商事がオセアニア地域の紙卸売事業を強化/BJ BallグループとDoggettを完全子会社化へ
●Report
中国家庭紙産業の現状と今後の展望/市場拡大の成長品種だが設備過剰の解消が課題に
本年5月20日施行の《クリーンウッド法》に各方面からさまざまな意見、製紙連は独自のDDシステム構築へ
電通調査《マスコミ4媒体》広告量2016年/ブロック紙・地方紙・スポーツ紙は健闘、雑誌では男性ライフスタイル誌のみ前年増
ジェトロ《2016年度 海外ビジネス調査》/FTA締結国への輸出はASEAN諸国が上位に、業種別では「木材・木製品/家具・建材/紙パルプ」は第8位
●講演から
人が輝く組織の実現[前篇]大久保 寛司/人と経営研究所所長
●インフォメーション
●統計
東京市況/通信会社の新サービス販促向けが需要増
家庭紙/一時的な市況下落も値上げを機に回復を期待
古紙/古紙回収率70%台は4ヵ月ぶり
パルプ・パルプ材/パルプ生産9ヵ月ぶり前年比増
出版/恩田陸が〈二冠〉本屋大賞決定
〈5月8日号〉
●R&D情報
3R対応と高品質・高機能化の追求/業績改善を背景に活発化する12月決算企業の研究開発活動
●ワールドレビュー
非耐久消費財の伸びを上回って成長する米国の紙系包装材料
●今週の焦点
15兆円を突破した日本のBtoC市場/経産省が2016年の市場調査を公表
日印産連〈ジャパンパッケージングコンペティション〉/経産大臣賞は明治とサントリーに
●注目企業
APRIL IMS ジャパン/自社ブランド『PAPER One』の拡販に注力
●REPORT
外資系企業動向調査/業績好調のアジア系、割合も上昇
●話題を追って
中国 新環境政策導入による影響/業界の統合と寡占化がさらに進展
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・トピックス・人事異動
2017年 <5月号> 静岡・富士地区に見る事業環境の変化と新たな紙パ技術
静岡・富士地区に見る事業環境の変化と新たな紙パ技術
●特集インタビュー/紙パ企業に聞く
厳しさ増す事業環境のなかで立地条件を改善し国際競争力強化へ
(一社)静岡県紙業協会会長,王子マテリア㈱ 常務取締役・富士工場長 藤尾肇氏
「総合バイオマス企業」に向けた業容拡大とともに既存事業の足場固めを
日本製紙㈱参与・富士工場長 中村真一郎氏
合弁事業の推進により供給責任と製品付加価値化を果たす
春日製紙工業㈱ 代表取締役社長 大塚昇氏
好循環の設備投資により間近となった“売上目標1,000億円”
イデシギョー㈱ 代表取締役会長 井出純一氏
ユーザー本位のものづくりで高い信頼と支持を獲得
丸井製紙㈱ 代表取締役社長 井出 浩之 氏
●特集インタビュー/サプライヤーに聞く
“100年企業”を目指し新たなチャレンジへの仕組み構築を
㈱小林製作所 代表取締役社長 小林俊雄氏
新規市場の開拓を可能とする内外で鍛えられた“丸石ブランド”
㈱丸石製作所 代表取締役社長 石川眞氏
「お客様ありき」を念頭に世界市場で培った技術を提案
ファビオ・ペリーニ・ジャパン㈱ 代表取締役 太田英之氏
紙から新素材まで幅広い分野を対象に開発型企業として事業を展開
明産㈱ 代表取締役社長 田原義博氏
●特集関連
富士工業技術支援センター/CNF応用製品開発を推進 ─ 古紙リサイクル技術開発も継続中
データで見る静岡・四国の紙パルプ
産地ニュース・ダイジェスト(2016年4月〜17年3月)
静岡県紙パ関連企業リスト
紙パ技術をリードする有力企業
相川鉄工/青木機械/アセック/アンドリッツ/飯田工業薬品/大鳥機業社/カノンテクノ/川之江造機/協立電機/協和鐵工所/コーエイ工業/小林製作所/栄工機/サトミ製作所/佐野機械/新興エンジニヤ/大善/日本車輌製造/日本フイルコン/ファビオ・ペリーニ・ジャパン/富士造機/マイサーボ/丸石製作所/淀川芙蓉/油化産業
◇
●業界動向
国際木質繊維資源・貿易会議/38ヵ国・地域から225人参加のもと現状と見通しを報告 ─ 日本からは製紙連・上河氏が出席
日本製紙連合会/クリーンウッド法施行規則などに対する意見を提出
製紙など主要製造業の経営層参加による「製造業安全対策官民協議会」が設立
ナノセルロースフォーラム,京都大学生存圏研究所/材料開発における異分野連携を活発化 ─ 「ナノセルロースシンポジウム2017」を開催
高機能素材Weekなど9展/汎用から最先端まで多様な機能性素材と応用技術が一堂に
●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(53)お役所が「遊び心」で地域活性化に成功!
中山裕一朗
●講演・セミナー・展示会
page2017/「ビジネスを創る 市場の創出」 ─ 多彩なカンファレンス・セミナーを開催
科学技術振興機構/産学連携による研究成果の実用化を目指して
日本塗装技術協会/第32回塗料・塗装研究発表会
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成29年2月度〉
〈5月1日号〉
●R&D情報
国連指導原則の実行を日本政府も約束/ビジネスと人権—企業にとっての課題は何か、行動はどうあるべきか
●ワールドレビュー
製紙業界に大きな影響を及ぼす米国トランプ大統領の貿易政策
●今週の焦点
日本紙パルプ商事/オセアニア地域の紙卸売事業を強化
●講演から
欧州の木質バイオマス燃料生産事例/ペレットを主体に高い生産性を実現
●今週の数字
2017年版「観光競争力ランキング」/日本は5ランクアップで過去最高の4位
●マーケット
高成長も供給過剰が続く中国の衛生用紙市場/2016年の対GDP弾性値は1.08に上昇
●REPORT
厚生労働省「2016年 海外情勢報告」/アジア4ヵ国の解雇法制を幅広く解説
●統計と市況
原材料
●国際市況
市販パルプ
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・団体の動き・新製品・人事異動
『タイムス インタビューズ2017 有識者に聞く』を刊行
紙業タイムス社は2017年4月5日に単行本『インタビューズ2017 有識者に聞く』を刊行した。
同書は紙業タイムス社およびテックタイムスの定期刊行物に掲載された過去1年間の業界有識者インタビュー記事を再録し、1冊の単行本にまとめたもの。毎年刊行しているシリーズ企画で、従来の年鑑形式などとは異なり、折々の環境変化を反映した貴重な証言録として好評。
製紙業界および関連業界のオピニオンリーダー101人が環境変化著しい現在を語る。
B5判・306頁、定価 本体10,000円+税(送料別)
今回掲載した業界有識者は以下の通り(敬称略。50音順)。
青柳俊彦(九州旅客鉄道)
新井賢士(アライの森)
荒井愼一(新生紙パルプ商事)
池田勝己(池田)
伊澤鉄雄(日本紙パルプ商事)
石川 眞(丸石製作所)
石川正博(協和鐵工所)
井出純一(イデシギョー)
井上雅文(井上勲紙店)
岩瀬 浩(凸版印刷)グ
上田彰司(日本製紙)
筌口康史(日本紙パルプ商事)
内海 実(日本包装技術協会)
大石義夫(日本不織布協会
大久保賢治(興亜工業)
大河内泰雄(アクアス)
大塚 昇(春日製紙工業)
小関良樹(王子ホールディングス)
嚴 柏鎔(エコマット産業)
川村 智(日本バイリーン)
岸本憲和、澤田直哉(はまだ)
北村光雄(日本板紙組合連合会)
栗原正雄(全国製紙原料商工組合連合会)
黒崎 暁(コアレックス信栄)
黒田軒史(黒田紙業)
郡司勝美(東京洋紙同業会)
後藤典一(後藤)
小林武雄(日本紙類輸入組合)
小林俊雄(小林製作所)
小林侯隆(名古屋洋紙代理店会)
紺野琢生(三栄サービス)
紺野道昭、斎藤大介(こんの、斎藤英次商店)
阪本聖健(共栄紙業)
坂本正紀(北越紀州製紙)
笹島久義(北海道洋紙代理店会)
佐藤信一(日本製紙)
佐藤善郎(旭進紙業)
皿谷勝己(日ノ出紙料)
澤田悠介(関西紙料)
塩瀨宣行(大和紙料)
實守敏訓(大阪府紙料協同組合)
信田博司(三菱製紙)
清水 一(岡山紙商事)
新宅正明(JP資源)
菅谷俊巳(リンテック)
鈴木厚彦(仙台洋紙代理店会)
鈴木節夫(バルメット)
須田充訓(須田商店)
諏訪部俊秀(特種東海製紙)
田井栄一(アスト)
髙嶋 健(柏原紙商事)
滝沢 智(星光PMC)
瀧本義継(富澤)
田口兼多(日本HP)
竹内康晴(関西紙料)
竹内庸二(靖国紙料)
竹尾有一(竹尾・大阪)
武鎗啓一(淀川芙蓉
橘 辰彦(名古屋板紙代理店会)
田中康友(仙台板紙代理店会)
田中良平(森林総合研究所)
谷口和隆(平和紙業)
玉木周一(玉木紙料)
手島 徹(愛知県紙商組合)
峠崎一寿(日清紡ペーパー プロダクツ)
仲清次郎(仲商店)
永池明裕(永池)
中村市太郎(共和紙料)
仲山伸二(王子HD)
名倉宏之(日本フイルコン)
西川世一(ESSPRIDE)
橋詰 亨(立川紙業)
八賀史弘(萬代紙行)
服部 正(大富士製紙)
原 敬三(国際紙パルプ商事)
原田六次郎(山陽製紙)
等 健次(大興製紙
平戸順一(竹尾)
深浦 修(紙弘)
藤井章生(レイメイ藤井)
前田良二(新生紙パルプ商事)
増岡俊哉(国際金融公社(IFC))
松下隆一(竹尾・福岡)
松田禎一(マツダ)
松田裕司(特種東海製紙)
馬城文雄(日本製紙連合会)
三木慎一郎(三木特種製紙)
皆黒嘉幸(皆黒商店)
望月康平(ゴークラ)
森田伸介(北海道洋紙同業会)
森田博文(IHIフォイトペーパーテクノロジー)
矢倉義弘(近畿製紙原料直納商工組合)
谷藤佳孝(谷藤紙業)
山上 一(山上紙業)
山上春美(大阪再生資源業界近代化協議会)
山川泰司(大丸)
山口 実(日本フォーム印刷工業連合会)
山崎和文(日本製紙)
山本紳一郎(日本紙パルプ商事)
山本博之(竹尾・仙台)
吉田雅巳(吉田稔商店)
2017年 <5月1号>
●Topics
2017年度 入社式にみるトップの訓示/「安全第一」と「切磋琢磨」で 「良き職場風土」を醸成しよう
●Report
第9回 国際木質繊維資源・貿易会議/木質バイオマスの最新動向に高い関心~世界各国・地域から225名が参加
会社別パルプ生産2016年/主力の印刷・情報用紙でパルプから古紙への置き換え若干進む
大手代理店4社のCSRレポート/ステークホルダーに企業の全体像がより簡明に伝わる“統合型”へ進展する傾向に
人手不足をめぐる企業の動向調査/「正社員の不足感」は過去10年で最高 受注をセーブしている業種も
●催事
製造業安全対策シンポジウム/官民連携と異業種交流で製造業における安全対策の強化目指す
日本フォーム印刷工業連合会/〈共催セミナー『広く世界を見てみよう!』〉新聞社のデジタル印刷活用事例を多数紹介
柏原紙商事〈柏原紙商事稲荷祭〉/大阪支店開設100年の歴史が今の賑わい創る~代理店機能を果たし、卸商・メーカーのお役に立てる商売を
ナノセルロースフォーラム・京都大学生存圏研究所/〈ナノセルロースシンポジウム2017〉“異分野連携”でCNF実用化への研究開発進む
西日本段ボール工業組合/防災協定の締結進む 岡山県と中国地方初の締結
大阪府紙商組合/26チーム・418名出場の大阪紙商野球大会開幕
●Article
特別寄稿/豊福邦隆 中国における特殊紙の市場動向と技術開発の取組み
●製品紹介
くらしと紙/大王製紙、ユニ・チャーム
●インフォメーション
●統計
板紙/17年2月生産速報値 前年同期比102.3%
段ボール/今年も牽引する「通販」「機械」分野
紙・板紙需給2月/国内出荷4ヵ月ぶりの減少
日本製紙連合会が集計した2月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△0.5%の200.5万tと、4ヵ月ぶりの減少となった。うち、紙は3ヵ月連続減で△1.5%の113.3万t、板紙は4ヵ月連続増で+0.7%の87.3万t。主要品種のうち、前年同月を上回ったのは塗工紙、包装用紙、段ボール原紙の3品種だった。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+17.7%の13.4万tとなり、14ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.7%の8.4万tで、米国向けの増加により5ヵ月連続増。板紙は東アジア向けの増加により、+65.1%の4.9万tと17ヵ月連続増。
紙・板紙の在庫は前月比△1.8万tの208.3万tで前月の増加から減少に転じた。うち、紙は印刷・情報用紙の減少に より△4.0万tの136.2万tと、前月の増加から減少に転じた。他方、板紙は段ボール原紙の増加により+2.2万tの72.1万tで、2ヵ月連続の増加。
主要品種の動向は以下の通り。
① 新聞用紙
国内出荷は6ヵ月連続減で、△4.9%の22.0万t。
② 印刷・情報用紙
国内出荷は△0.3%の64.6万tで2ヵ月連続の減少。輸出は+0.6%の6.2万tで前月の減少から増加に転じた。
③ 包装用紙
国内出荷は+0.4%の5.9万t、3ヵ月ぶりの増加。輸出は+1.2%の1.4万tで8ヵ月連続の増加。
④ 衛生用紙
国内出荷は△0.9%の14.7万t、3ヵ月連続の減少。
⑤ 段ボール原紙
国内出荷は+1.1%の69.4万tで4ヵ月連続増。
⑥ 白板紙
国内出荷は△0.3%の11.4万t、4ヵ月ぶりの減少。
(Future 2017年4月10日号)
リンテック/新中期経営計画「LIP-2019」を策定
リンテックは3月16日、2019年度を最終年度とする3ヵ年(2017年4月~2020 年3月)の新たな中期経営計画「LIP(LINTEC INNOVATION PLAN)-2019」を策定した。
2014年4月にスタートし、この3月に終了する3ヵ年の中期経営計画「LIP-2016」では、「攻めの経営と間断なきイノベーションで成長軌道を取り戻す」という基本方針のもと、国内事業の持続的な成長を図りつつ、経済発展が見込まれる国・地域での事業規模拡大や、次世代を担う革新的新製品の創出、事業戦略をスピーディーに実現していくうえで欠かせないM&Aの推進など、各重点テーマについて積極的に取り組んできた。
しかしながらアジア新興国経済の成長鈍化や、国内の個人消費低迷などが同社グループの業績に大きな影響を及ぼし、計画の最終年度に当たる2017年3月期の業績は、スタート時に掲げた定量目標である連結売上高2,400億円、連結営業利益200億円を下回る見通し。
第3四半期連結業績を発表した時点での3月通期予想は、売上高が前年同期比△2.6%の2,050億円、営業利益が同△3.9%の170億円、経常利益が△12.1%の155億円、最終利益が△3.7%の105億円。営業利益率の8.3%は定量目標のそれにほぼ匹敵し、業界他社と比べれば図抜けて高いが、金額面ではそれぞれ△14~△15%の目標未達となる。なお同社の西尾弘之社長は株主・投資家向け広報誌『リンテックウエーブ』3月号の巻頭頁で、この第3四半期業績について触れている。
グループを取り巻く事業環境はますます不透明感を増しているが、同社としては将来にわたる持続的な成長・発展を担保していくため、改めて新中計LIP-2019を策定し、新事業年度からスタートさせることとしたもの。
〔計画の概要〕
新中計では、前中計の成果と反省を踏まえて「イノベーションをさらに深化させ、新たな成長にチャレンジ」という基本方針を掲げ、各重点テーマに積極果敢に取り組んでいく。
2016年に買収した欧米3社との販売面・技術面における相乗効果を最大限に引き出していくことや、2015年に完成させた研究開発本部の「先端技術棟」をフルに活用し、新製品投入のスピードアップや次世代を見据えた新素材の開発強化を図っていくことなど、取り組むべき課題は多岐にわたる。さらに企業体質の強化や社会的課題への取組みなども含め、グループ一丸となって新たな成長への挑戦を続けていくとしている。
(1) 基本方針
「イノベーションをさらに深化させ、新たな成長にチャレンジ」
(2) 重点テーマ
① 地域戦略の強化
・国内におけるシェア拡大と新市場・新需要の開拓
・アジア地域における戦略的投資と事業拡大
・欧米における既存領域の拡大と買収子会社との相乗効果追求
② 新たな価値の創造
・顧客ニーズを超える差別化製品の創出
・市場の変化を先取りした次世代製品の開発
③ 企業体質の強靭化
・グループ会社の健全化と持続的な収益拡大
・組織横断的な業務改革の推進
・コスト構造改革のさらなる推進
④ 持続可能な社会の実現に向けた取組み
・社会的課題の解決に寄与する事業活動の推進
・働き方改革と多様な人材の育成・活躍促進
(3) 定量目標
計画最終年度(2020年3月期)の主要数値目標(連結ベース)
・売上高 2,700 億円
・営業利益 250 億円
・売上高営業利益率 9%以上
・ROE(自己資本利益率) 9%超
(Future 2017年4月3日号)
大王製紙/三浦印刷をTOBで取得へ
大王製紙は中堅印刷の三浦印刷を完全子会社化するため、株式公開買付を実施する。買付期間は2月28日~4月11日の30営業日で、買付価格は普通株式が260円/株、新株予約権が13万7,000円/個。発行済み株式数の66.67%を買付予定数の下限に設定しており、その場合の買付金額は56億円。仮に全株式を取得した場合、総額は83億6,400万円に上る。
大王製紙は傘下に100%出資の連結子会社、ダイオープリンティングを擁しているが、ここに三浦印刷が加わることで印刷市場とコンバーターのニーズをより幅広く適切に把握し、新たな商品開発や品質改善を通じた洋紙事業の競争力強化につなげられる。
またダイオープリンティングが印刷領域の中でもチラシ、タブロイド、シール、ビジネスフォームなどの製品に強みを持つのに対して、三浦印刷はパンフレット、カタログ、ポスターといった商業印刷の分野で豊富な知見と実績を有している。その結果、前者がスーパーや通販会社、専門広告代理店、同業印刷会社などを取引先としているのに対し、後者は上場企業やその子会社である百貨店、金融機関、メーカー、広告代理店などを主な顧客としている。
さらに設備面でもダイオーは汎用の印刷設備のほかシール印刷機やビジネスフォ ーム印刷機、三浦は大ロットから小中ロット印刷物に適した各種商印用の設備をそろえている。このように同じ印刷業であっても両社の事業領域はあまり重ならず、シナジー効果がフルに発揮されると大王はみている。
三浦印刷は1931(昭和6)年に三浦東八が個人創業し、戦後の1950年に株式会社化。1964年に東証二部上場。業界の厳しい競争環境を反映して、このところの業績は芳しくなかったが、製販一体で取り組んだ受注強化と生産性向上策が奏功して、2016年3月期は減収ながら大幅な経常増益を達成している。
大王製紙は今回のTOB開始に先立ち、三浦印刷筆頭株主のAG投資事業有限責任組合(所有割合26.01%)、第4位株主で取締役会長の三浦剛治氏とその親族が保有する三浦総業(同3.42%)、第9位株主で三浦剛治氏の実兄に当たる三浦久司氏(2.23%)および三浦剛治氏(1.39%)との間で公開買付応募契約を締結、合計33.05%に上る株式のすべてを取得することで合意している。
一方、三浦印刷は大王製紙が計画を発表した2月27日に取締役会を開催、株主に対してTOBに応募することを推奨する旨の決議を行った。なお大王の買付終了後、三浦印刷は非公開化され上場廃止となる。
大王製紙にとっては先の日清紡紙製品事業の取得に続くM&A案件だが、三浦印刷には少数株主も多く、同業の印刷会社や製紙会社も株主に名を連ねているため、最終的な保有割合がどの程度になるかは未知数だ。
(Future 2017年3月20日号)
日本製紙グループ/「クレシア春日」設立で家庭紙合弁事業が始動
日本製紙クレシアはかねて公表していた通り、春日製紙工業と家庭紙事業の合弁会社「クレシア春日㈱」を設立した。
クレシア春日は日本製紙富士工場の敷地内にトイレットペーパーなどを生産する最新鋭設備を設置し、需要拡大が期待される市場で両社の家庭紙事業の成長を図る。
〔クレシア春日の概要〕
・本 社:静岡県富士市蓼原600(日本製紙富士工場敷地内)
・代 表 者:成田弘文 氏
・資 本 金:4億5,000万円(日本製紙クレシア80%、春日製紙工業20%)
・設 立:4月3日
・事 業:家庭紙の生産・加工・販売
・役員陣容:
代表取締役社長 成田弘文(日本製紙クレシア取締役-技術本部長)
取締役 大塚昇(春日製紙工業代取社長)
取締役 小澤弘(日本製紙クレシア開成工場長代理)
監査役 鈴木利則(日本製紙クレシア企画本部長代理)
(Future 2017年4月24日号)
北越紀州製紙/CNFなどの応用展開強化で新機能材料開発室を新設
北越紀州製紙は、セルロースナノファイバー(CNF)などの新機能材料の開発および応用展開を強化するため、4月1日付で「新機能材料開発室」を設置した。
新機能材料開発室は本社の技術開発本部に置き、技術開発部や営業部と連携してユーザニーズの掘り起こしや開発シーズの情報収集を行う。実験を行う研究ユニットは新潟県長岡市にある研究所内に設置し、本社部門と一体となって研究開発を進めていく。
同社はこれまで、CNFを活用して、空気清浄エアフィルタ濾材や超低密度多孔質体(エアロゲル)などの三次元多孔質材料を中心に研究開発を進めてきた。またカナダでは、セルロースナノクリスタル(CNC)の商業ベースでの生産に向け、アルバータ州政府と協力関係を発展させることで合意している。今回の組織新設により、これらの研究開発を加速させるとともに、グループ全体の新機能材料開発を促進し、現行製品の競争力強化も進めていく考え。
(Future 2017年4月17日号)
日本製紙クレシア/ヘルスケア研究所を設立
日本製紙クレシアは、伸長する介護用品、衛生用品の開発力を強化するため、4月1日付で「ヘルスケア研究所」を設立した。
近年、超高齢社会を迎えた日本をはじめ、世界各国で高齢化が進展し、介護や衛生用品の市場は国内外を問わず拡大している。同社はこれまでも、軽失禁用品の『ポイズ』シリーズや、機能性セルロースナノファイバーを使った大人用紙おむつなど、市場ニーズを先取りする商品を開発してきた。しかし同社は、「今後、長期的な視野でヘルスケア事業をより積極的に進めていくためには、将来の新商品開発につながる基礎技術開発、市場分析力の強化に取り組むことが重要」と判断。
そこで、東京・北区の王子地区に新たに「ヘルスケア研究所」を組織し、日本製紙との連携によりグループ研究資産を最大限活用する体制を確立するもの。
(Future 2017年4月17日号)
日本製紙/米国・日本製紙USAの事業を譲渡
日本製紙は3月2日、連結子会社である日本製紙USAの事業をメキシコの大手製紙メーカー、Bio Pappel社の米国子会社、Mckinley Paper Companyに1USドルで譲渡すると発表した。日本製紙USAが手がける電話帳用紙や中質紙は、地元の北米のみならず世界的に需要が大きく落ち込んでおり、将来的にも期待が持てないことから、この価格での譲渡となった。Mckinley社は、日本製紙USAの抱える債務などは引き継がない。
日本製紙は1988年にジョージア・パシフィック社より、米国ワシントン州ポートアンジェルス市で電話帳用紙などの中質紙製品を製造・販売していた当該事業を買収。低坪量で高い品質を誇る日本製紙USAの製品は、北米市場を中心に長年にわたり販売実績を上げてきたものの、近年は急激な需要減少により厳しい事業環境が続いていた。
一方、日本製紙は第5次中期経営計画(2015~17年度)で掲げる「事業構造転換」の観点から、昨年10月に北米の印刷・出版用紙事業から撤退する方針を発表し、事業売却先を検討してきた。今回、北中米で広く板紙製品の製造・販売を行うBio Pappel社が米国子会社のMcKinley社を通じ、「日本製紙USAの資産を活用して事業を継続していくことに意欲的であることから、売却先としてふさわしいと判断し合意に至った」という。
日本製紙USAは現在、日本製紙の100%連結子会社である大昭和北米コーポレーション(DNAC)が全株式を保有している。DNACは北米生産会社の持株会社であり 日本製紙USAの譲渡が完了した後は、パルプの生産・販売を行う大昭和丸紅インターナショナル(DMI)の統括が中心業務となる。
なお、今回の事業譲渡に伴い日本製紙は2017年3月期に、関係会社株式評価損として約230億円を特別損失に計上する見込みだが、決算上は相殺消去されるため連結業績に与える影響はない。
(Future 2017年3月20日号)
レンゴーグループ/タイに軟包装・重包装事業の販売会社を設立
朋和産業と日本マタイはいずれもレンゴー100%子会社だが、タイに合弁事業の販売会社を設立した。新会社はバンコク近郊(バンコクの北30km)に事務所を置き、朋和産業の軟包装事業と日本マタイの重包装事業の販売拠点としてタイおよび東南アジア地域で業容拡大を図るもの。4月1日に事業を開始した。
〔新会社の概要〕
・社 名:Howa Matai Packaging (Thailand) Co., Ltd.(マタイ朋和パッケージング〈タイランド〉㈱)
・資本金:3,000万バーツ(朋和産業50%、日本マタイ50%)
・事 業:軟包装製品および重包装製品の販売
・代表者:長山篤 氏
(Future 2017年4月24日号)
日本紙パルプ商事/ホーチミン事務所を開設
日本紙パルプ商事(JP)は4月1日、ベトナム・ホーチミンに駐在員事務所を開設した。
・名 称:日本紙パルプ商事ホーチミン事務所
・代 表 者:齋藤幸哉氏
・業務内容:ベトナムにおける市場調査と情報収集
ベトナムではアパレルを始めとする製造・加工業の成長が著しく、日系企業の進出も増加している。また、安定した経済成長と人口増加に伴い、紙・板紙の消費量も拡大している。JPはベトナムと、輸出や三国間貿易による取引を行っているほか、ハノイに駐在員事務所を設置、グループ企業のJPコアレックスベトナムが再生家庭紙の製造事業を展開している。また、ホーチミンでは子会社のJPPファーイーストが駐在員事務所を開設し、市場調査を進めてきた。
こうした背景を踏まえ、ベトナム経済の中心地であるホーチミンに、直轄の駐在員事務所開設を決めたもの。JPPファーイーストの駐在員事務所と統合し、ベトナム全土における市場調査の一括管理に向けた体制強化を図る。
(Future 2017年4月24日号)
三菱製紙/DBJ 環境格付で5年連続最高ランク
三菱製紙はこのほど、日本政策投資銀行(=DBJ)が実施する「DBJ 環境格付」において、5年連続で最高ランクを取得した。
DBJ環境格付は、DBJが開発した格付システムによって企業の環境経営度を評点化し、得点に応じて融資条件を設定するという融資メニュー。三菱製紙はこのほど、その格付に基づき融資を受けた。
(Future 2017年4月24日号)
レンゴー/東京本社を移転
レンゴーは東京本社を次記へ移転する。
新オフィスでは、ビジネスシステム各部門の連携強化により、オペレーション・ヘッドクォーターとしての機能をさらに充実、顧客の要望に迅速かつ的確に応えるとともに、太陽光・自然風などの再生可能エネルギーや、再生水・下水熱などの未利用エネルギーを活用した、国内最高水準の環境性能を備えたオフィスとする。
〔移転先〕
〒108-0075 東京都港区港南1-2-70
(品川シーズンテラス17階)
TEL 03-6716-7300
FAX 03-6716-7330
〔業務開始日〕3月21日(火)
(Future 2017年3月13日号)
〈4月24日号〉
●R&D情報
経産省「生産動態統計」から算出/紙で2.4円、板紙で1.3円の下落となった2016年の平均販売単価
●ワールドレビュー
実害は軽微でも食肉偽装事件の影響を憂慮するブラジル包材業界
●今週の焦点
2017年度 紙パ各社の入社式から/トップが滋養に満ちた歓迎の訓示
●REPORT
古紙センター 地方自治体の紙リサイクル施策調査/地域間格差なくす宣伝活動が不可欠
●今週の数字
日本の将来推計人口/2036年には3人に1人が「老年人口」
●講演から
日本経済の現状と先行き/個人消費は停滞も企業収益は改善へ
●マーケット
電通調査 2016年のマスコミ4媒体広告量/紙系不振もTVスポット、ラジオは堅調
●ワイドフレックス
平成27年商業統計にみる卸売業/1事業所平均の売上高は13.5億円
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き・催事・トピックス・人事異動
〈4月17日号〉
●R&D情報
伊勢志摩サミットから1年/クリーンウッド法の施行で新たな段階に入る日本の違法伐採対策
●ワールドレビュー
最高値の後、板紙工場の購入停止で急落した中国の古紙価格
●講演から
デジタル印刷市場の拡大に向けた課題とは何か/コストを「下げる」よりも効果を「高める」
●今週の数字
日本企業のFTA活用状況/ASEAN諸国との間で高い利用率
●話題を追って
紙パ連合が製紙連労務部会に申し入れ/「“底上げ・底支え”で魅力度向上を」
フォーム印刷工連がセミナーを開催/ハガキDMとフォローメールを駆使した成功事例も
●マーケット
韓国 1〜3月期 紙・板紙・原材料市況/中国の“買い”で全品種が値上がり
●統計と市況
板紙
●中国市況
古紙・パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・人事異動
〈4月10日号〉
●R&D情報
純利益率は米国7.5%、カナダ3.5%/コスト増に苦しみながらも増益を確保した北米紙パの2016年業績
●ワールドレビュー
市場価格に天井感が出てきても、なお値上げを目論むアジアの板紙
●話題を追って
本格的転換期に差しかかるデジタル印刷/アンケートでは「有版のシェアを超えない」が63%
●マーケット
中国の紙・板紙貿易/2016年の出超幅は過去最大の339万t
●ワイドフレックス
ICFPAが「国際森林デー」で声明/「気候変動の緩和に貢献していく」
●REPORT
国際木質資源・貿易会議がベトナム/ダナンで開催/木質ペレットの最新情報に強い関心
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●ニュースファイル
トピックス・企業の動き・団体の動き・催事・新製品・人事異動
2017年 <4月2号>
●Report
全国「老舗企業」調査結果からデータ比較/紙流通の創業100年超は84社 洋紙黎明の明治期に集中
メーカー別古紙消費量(2016年)/旺盛な国内段ボール需要に古紙業界の“国内向け優先”鮮明
電通「日本の広告費」調査結果/紙系媒体で最も有望なPOP EC普及の対立軸として存在感
日本商工会議所/中小企業の地球温暖化対策を初調査
2019年度に売上高2,700億円、営業利益250億円を目指すリンテックが新中期経営計画を策定
再生可能エネルギー2017年度の新規買取価格/2万kW以上の一般木質バイオマスは3円安の21円に
●Article
特別寄稿/尾鍋史彦 紙を哲学する~人間・記憶・知・文化・教育と紙メディア~
●催事
東京都リサイクル事業協会/〈リサイクルフォーラム・集団回収団体表彰・陽春の集い〉
大久保〈大久保信之氏7回忌〉/受け継がれる「精力の善用、自他共栄」の精神
小津産業〈故今井武一氏お別れの会〉/遺徳を偲んで関係者300人が参会
平和紙業〈TONE-F EXHIBITION展〉/濃度違いの新コンセプトに市場が敏感に反応
平和紙業大阪本店〈箔とファンシーペーパーのコラボ展〉/箔押し効果の違いを800枚で見せる
大阪産業創造館〈紙加工技術展2017〉/差別化・付加価値のアイデア求めて賑わう
大阪洋紙同業会〈セルロースナノファイバー勉強会〉/日本製紙と近畿経済産業局が講演
CNF展示会/事業化“最前線”の情報交換の場に
●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、大王製紙、ユニ・チャーム
●インフォメーション
●統計
東京市況/塾、量販店、ツアー等A3チラシに動き
板紙/16年生産実績値前年同期比101.5%
段ボール/1月期の段ボール需要 各部門で大幅な伸び
家庭紙/価格訴求が減少し再生紙物の価格は安定
古紙/1月度の古紙回収率2ヵ月連続で80%台
パルプ・パルプ材/UKP生産4ヵ月ぶり増加
出版/発売は“お祭り騒ぎ”村上春樹の新刊
2017年 <紙業タイムス年鑑>
〈紙業タイムス年鑑〉
●月間ダイジェスト
*企業の動き−設備/開発・新製品/設立・移転・変更、ほか
*紙パルプ関連業界−業界の動き/催事
*人の動き−就任・物故
●トレンド
◇洋紙/国内出荷プラスは情報と衛生のみ メーカー輸出比率は6.5%に
◇新聞用紙/全国紙は不振が続くもブロック紙や地方紙、スポーツ紙は増頁に
◇非塗工紙/出版用途の中・下級紙不振で上級印刷紙のシェアが6割超に
◇コーテッド紙/ネット広告へのシフトや部数減、低米坪化が引き続き進行し漸減
◇特殊印刷用紙/意欲的な商品開発とブランディング強化が目立つ年に
◇情報用紙/PPC用紙は汎用性から伸長も 他の品種はマイナス基調が継続
◇包装用紙/米麦袋の不振やマイナンバー特需の反動で国内出荷は2年連続の減少
◇衛生用紙/日本製マークの制定で国産の品質の高さをアピール
●レポート
◇紙・板紙会社別生産量/紙系企業減産、新増設機持つ会社の生産量拡大
◇紙・板紙内需試算/全体は前年比減、好調な段原紙・衛生用紙
◇2017年内需試算
◇製紙各社の決算/価格修正効果・原油安などが営業・経常増益もたらす
◇日紙商組合員の紙・板紙販売量/1社平均1万2,383tで実質〈横這い〉
◇世界の紙パルプ産業動向/《グラフィック不振・生活系堅調・パッケージ拡大》の傾向鮮明に
◇世界のトップ100社/為替変動でアジア企業躍進、名目売上高減も利益率5%台キープ
●トレンド
◇板紙/国内出荷は前年比101.5% 輸出も大幅増
◇段ボール原紙/インバウンド需要効果続く 国内出荷が4年連続で前年増
◇白板紙/インバウンド効果で国内出荷の前年増は3年ぶり
◇その他の紙器用板紙/2年連続の前年割れ 漸減傾向続く
◇パルプ/輸入金額が大幅減少 4年ぶりの前年割れに
◇パルプ材/製材残材の供給増により国産と輸入に明暗
◇古紙/板紙向けは伸長も紙向けの不振で消費は2年連続の前年割れに
◇植林/原料調達量の減少傾向が響き 海外植林面積は4年連続の縮小
◇流通統計
洋紙代理店の国内販売実績/需要縮減のテンポと事業構造転換の的確さ
板紙代理店の国内販売実績/代理店扱いの縮小均衡続き50%の大台割る
◇紙輸出入/円高ドル安進展にもかかわらず出超を記録した16年の紙類貿易
◇新聞/減少幅は縮小するも12年連続のマイナス
◇出版/市場は1.5兆円の大台割れ 雑誌が書籍の売上下回る
◇段ボール/生産は8年連続の前年増 東北地区で高い伸び率
◇製袋/合成樹脂や米麦など主要部門で前年割れの重袋
◇
●催事
ゆり劇場に栗原利佳・ニコラ夫妻がゲスト出演
西段工;《労基署対応を含むこれからの労務管理のポイント》セミナー開催、《職長安全衛生教育セミナー》《合同セミナー》も今年既に実施
こんのグループ新春の集い;29年度のスローガンは〈選択と決断〜覚悟をもって〜〉
●書籍案内
ゴミとトイレの近代誌;トイレットペーパーの黎明期を辿る
●製品紹介
くらしと紙−王子ネピア、大王製紙、丸富製紙
●インフォメーション
タイムス インタビューズ2017 有識者に聞く
2017年 <4月号> 特集/最新塗工技術と高効率安定操業
特集/最新塗工技術と高効率安定操業
●特集寄稿
ブレードコータ設備診断による機能回復
㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー 塗工仕上技術部 立川泰
同時多層カーテンコータによる新しい板紙製品の開発・生産
バルメット・テクノロジーズ Inc./バルメット㈱/同 ペトリ・パロビイタ,斉藤信,山崎秀彦
◇
●寄稿
グリーンコンポジットの3Dプリンタ付加製造について
千葉工業大学 工学部機械工学科教授 鈴木浩治
汚泥の減容化技術について
岩崎誠
●海外動向
中国における衛生用品業界の現状と今後の展望 ─ 高まる品質志向と厳しさ増す市場競争
●業界動向
ハネウェル/“つながる工場”をテーマに最新技術を紹介 ─ 参加者倍増の550人で「第2回テクノロジーサミット」
紙のエレクトロニクス応用研究会/今年度最後の技術研究発表&交流会を開催 ─ SPRを利用した紙センサーやPE向け紙製品を紹介
マルマン/「CP+2017」にキャンソン社製IJフォト用紙の新製品を出展
ふじのくにCNFフォーラム/第4回セミナーで産学官の取組みを報告 ─ 同会場で「ものづくり力交流フェア」も開催
CNF展示会/事業化“最前線”の情報交換の場に ─ 2月28日大阪産業創造館で特別講演会も併催
静岡県紙パルプ技術協会/第5回紙関連技術講演会を開催 ─ 水処理を最適化する有用技術を紹介
nano tech 2017など14展/全産業レベルで注目される「ナノ」と「エネルギー」の最新技術が一堂に
スマートエネルギーWeek 2017/再生可能エネルギー利活用からIoTによる最適化までを網羅
松籟科学技術振興財団/将来有望な若手研究者を支援 ─ 第34回研究助成金贈呈式を挙行
●賀詞交歓会
日本衛生材料工業連合会/激変する環境を突破し健康長寿社会実現へ ─「賀詞交歓会」と活動状況の報告記者会見を開催
日本不織布協会/“爆買い”終焉でも越境EC・途上国拡大に期待 ─ 新春賀詞交歓会を3地区で開催
●データシート
2016年紙・板紙・原材料需給
●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(52)老舗メーカーが「遊び心」で売上・技術力・生産効率向上!
中山裕一朗
●講演・セミナー・展示会
パリ協定発効と世界情勢の変化を踏まえ温暖化対策の今後を展望 ─ 国内外の専門家を招きALPS国際シンポジウム
平成28年度省エネ大賞/「ENEX 2017」会期中に表彰式
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成29年1月度〉
2017年 <Vol.27 No.4> 特集 超高齢化・国際化時代の医療・衛材用途
〈特集 超高齢化・国際化時代の医療・衛材用途〉
●特集(動向解説)
高機能・高級化で国内外の需要拡大が進展 ─ “爆買い”終焉後は内需や越境ECが下支え
中国における衛生用品業界の現状と今後の展望 ─ 高まる品質志向と厳しさ増す市場競争
●特集(インタビュー)
国際化で期待さらに高まる日衛連の役割
日本衛生材料工業連合会専務理事 髙橋紳哉氏
●特集(企業展開)
H&PC事業を企業成長の柱と位置づけ海外事業の拡大に注力
大王製紙㈱ 山本 秀樹氏,安芸貴之氏,松尾将功氏
医療技術の発展とともに進化するサージカル製品
㈱ホギメディカル 北條裕之氏
次の中期経営計画へ向け“特殊性”追求し新規用途を開拓
クラレクラフレックス㈱ 足立篤美氏
高齢者増加と医療費抑制策が貼付薬用基布のシェア拡大に弾み
日本バイリーン㈱ 吉村哲己氏
紙おむつ用不織布の好調で国内2工場体制に拡充
三井化学㈱ 橘明宏氏
●特集(寄稿)
欧米の衛材・医療分野における不織布製品の開発
米長粲 テキスタイル・ジャーナリスト
●特集(業界動向)
白十字グループ/群馬第3工場の操業で“収穫の年”に ─ 1月6日に賀詞交歓会を開催
日本衛生材料工業連合会/激変する環境を“突破”し健康長寿社会の実現へ ─ 会員304名参加し賀詞交歓会を開催
日本衛生材料工業連合会/国際標準化活動など6つの活動状況を報告 ─ 「2017年賀詞交歓会記者会見」を開催
日本不織布協会/介護製品用繊維やベンリーゼの最新動向を紹介 ─ 生活資材部会 分科会
衛材分野における新製品開発動向(2016年3月〜17年3月)
◇
●インタビュー
日本商品特化型の越境EC「豌豆公主(ワンドウ)」で躍進
インアゴーラ㈱代表取締役CEO 翁永飆氏
●企業展開
電気用途向けガラス繊維紙の需要増を背景に新工場建設
オリベスト㈱ 的場正博氏
分野・顧客に偏らずリスクを分散現地従業員重用で勤労意欲を促進
㈱ツジトミ 辻高幸氏
●連載
マーケット探訪(19)越境EC/巨大中国市場への突破口となるか ─ “爆買い”終焉後の需要起爆剤として注目
海外企業研究シリーズ(16)グラットフェルター社/世界6ヵ国で展開する1864年創業のエアレイドメーカー
海外文献に見る技術研究・製品開発の最新動向
●業界動向
包装界合同/最新技術の活用で新たなソリューションを提供
ITMA ASIA+CITME 2016/省エネや環境維持をテーマに開催
住宅・都市イノベーション総合展2016/“ミライフ”使用のカーテンなど高機能建材が集結
ナノセルロースフォーラム/世界のトップランナーが研究成果を報告
エコプロ2016/705社・団体の持続可能な製品・技術が一堂に
新機能性材料展など14展/新繊維や担持加工など多彩な技術を披露
オートモーティブワールド2017/自動車の「安全・快適」サポートする不織布製品
アジア不織布協会/台湾・高雄市にアジアの不織布関係者が集結
日本不織布協会/“爆買い”終焉でも越境EC・途上国拡大に期待
日本不織布協会/膜を用いた水処理技術とCNFをテーマに
●不織布統計
●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース
〈4月3日号〉
●R&D情報
ステークホルダーに何を訴求するか/それぞれの切り口、個性が際立つ大手代理店4社のCSRレポート
●ワールドレビュー
韓国工場の永久閉鎖でアジア向け新聞輸出を強化するレゾリュート
●今週の焦点
日紙商が価格修正で7回目の要望書/「健全・透明・公平な価格体系」実現を呼びかけ
●注目企業
リンテック/新中期経営計画「LIP-2019」を策定
●REPORT
ジェトロ「日系企業の海外ビジネス調査」/輸出・海外進出意欲は高水準を維持
●今週の数字
FIT 2万kW以上の一般木質バイオマス/17年度の買取価格は3円安の21円に
●ワイドフレックス
日本商工会議所と経済産業省/中小企業の地球温暖化対策を初調査
●統計と市況
原材料
●国際市況
市販パルプ
●中国市況
古紙・パルプ
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・移転・変更・人事異動
日本不織布協会/「ANNA講演会」を5月26日東京で開催
日本不織布協会では「ANNA講演会」を東京で開催する。
今回は低コスト製造の可能性をもつ新規な溶媒フリーのナノファイバー製造法、スマート社会実現に貢献する先端素材開発状況および日本が世界に誇る炭素繊維を使ったコンポジット(CFRP)のリサイクルに関する3題について講演を企画した。概要は以下の通り。
開催日時:5月26日(金)13:30~16:50
開催場所:連合会館201会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-1)
講演内容:
(1)「レーザーエレクトロスピニングによるナノファイバーについて」
京都工芸繊維大学 材料化学系准教授/髙崎 緑氏
(2)「スマートセンシングへ向けた先端素材開発」
帝人㈱技術本部技術開発部門ソリューション開発センター 担当課長/安光 玲氏
(3)「CFRPリサイクルの研究・開発と今後」
岐阜大学大学院 工学研究科環境エネルギーシステム専攻 教授/守富 寛氏
参 加 費:正会員5,000円/人、賛助会員7,000円/人、一般10,000円/人
定 員:80名
申込締切:5月16日(月)
〔問合せ先〕
日本不織布協会・事務局
〒541-0051 大阪市中央区備後町2-5-8(綿業会館本館4階)
TEL 06-6233-0842 Fax 06-6233-0843
E-mail info@anna.gr.jp
URL http://www.anna.gr.jp
〈3月27日号〉
●R&D情報
全体としては横ばいでも/メーカー・工場別で増減に大きな差が出た2016年の古紙消費
●ワールドレビュー
中国の輸入急増が引き金となり値上げラッシュに沸く台湾業界
●今週の焦点
古紙センター調査 1〜6月期の品種別消費計画/裾物3品がそろってプラスの見通しに
●今週の数字
2016年の会社別パルプ生産/全体では減産も13社中7社は増産に
●注目企業
キャンソン『インフィニティ』/マルマンがデジタル印刷用紙に新製品投入
●講演から
自然エネルギー財団 メディア懇談会/トランプ政権下でも自然エネ転換は加速
●REPORT
人手不足をめぐる企業の動向調査/大企業や個人消費関連業種で深刻化
●マーケット
日本の広告費は5年連続のプラスに/紙系媒体のシェア後退に歯止めかからず
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・人事異動
〈3月20日号〉
●R&D情報
増産か、減産か/スタンスが大きく分かれた2016年の会社別紙・板紙生産
●R&D情報関連付表
グループ企業別に見た紙の生産シェア(2016年)/グループ企業別に見た板紙の生産シェア(2016年)
●ワールドレビュー
古紙価格の上昇を背景に強気の値上げを進める米国紙器用板紙
●講演から
SDGsシンポジウム“持続可能な生産消費”の具体化/小池知事が東京都の調達方針を説明
●話題を追って
大王製紙が三浦印刷をTOBで取得へ/買付代金は最大84億円、現経営陣は賛同
●ワイドフレックス
創業100年超の老舗は全国に3万社/地域別の老舗率トップは北陸、次いで東北
●今週の数字
2016年のパルプ材需給/製材残材の供給増で国産Nが増量に
●統計と市況
板紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・新製品・人事異動
<3月2号>地域特集■東 北
地域特集■東 北
●Interview
筌口康史(日本紙パルプ商事)/《配送手配の最適化プロジェクト》など 市場に必要とされる機能で付加価値高める
田中康友(国際紙パルプ商事)/仙台食文化のPRで地域経済に貢献 《仙台竹紙プロジェクト》は新局面に
鈴木厚彦(新生紙パルプ商事)/CNFを筆頭に事業領域の幅広げる製紙業界 商材開拓を視野に情報収集に努める
山本博之(竹尾)/地元クリエイターの育成・発掘進む東北 竹尾ファンの裾野を広げる活動を強化
◇
●Report
板紙代理店の16年国内販売実績/代理店扱いの縮小均衡続き50%の大台割る
大王製紙が日清紡の紙事業を買収/家庭紙の競争力強化と高付加価値製品の拡販へ
出超の16年紙類貿易/グラフィック系衰退もアジア向け段原紙に活路
2017内需試算の参考資料
16年の古紙輸出/アジア各国の調達方針が変化
全国小中学生《紙リサイクルコンテスト2016》/応募作品947点から古紙センターが表彰
16年の出版市場/市場は35年前規模に後退、書籍と雑誌の販売金額逆転
新高卒者の就職内定状況/製造業トップの求人は〈紙パルプ・加工業
●催事
名古屋洋紙同業会 第50回定時総会/設立50周年記念式典・講演会・懇親会開催
日紙商 第23期紙営業士認定式・授与式/新たに58名が紙営業士に認定
愛知紙商ボウリング大会/竹内紙器工業Aチームが団体初優勝
京都府紙商組合/第37回ボウリング大会に63名集う
大阪府紙商組合/午さん会講演会でメンタルトレーニング
西段工/和歌山県と5府県目の防災協定を締結
山孝紙業/東大阪流通センター営業所に本社を移転
東洋プラント工業/SDKK交流会〈古紙再生処理装置・集塵機〉出展
page2017/30回の節目迎え〈デジタル印刷対応〉などPR
ナノテク総合展・会議/超スマート社会に向けて日本製紙・レンゴー・中越パルプ・リンテックなどが出展
アンドリッツ/納入マシンの順調稼働で記念写真集を制作
国際紙パルプ商事展示会/多様な機能満載の紙・素材揃う
●新製品
くらしと紙/王子ネピア
●インフォメーション
●統計
東京市況/自動車関連カタログが堅調に推移
家庭紙/大手物160W 価格は安定的に推移
古紙/12月の古紙回収率 80%台を回復
パルプ・パルプ材/パルプ生産7ヵ月連続減少
出版/話題作揃いで文芸書好調
<3月1号>地域特集■北海道
地域特集■北海道
●Interview
笹島久義(新生紙パルプ商事)/記録的気象に見舞われた2016年、変化に柔軟に対応できる人づくり進める
森田伸介(エイチケイエム紙商事)/適正な利益の維持に向け流通同士の物流アライアンスを模索
山川泰司(大丸)/《営業活動に幅と厚み》を増し、北海道をホームグラウンドに持続的成長を目指す
●催事
大丸・新春商談会/テーマは《Re:Start~大丸ismの再構築~》
●団体催事
北海道印刷関連業協議会・新年交礼会/板倉会長〈新しい印刷産業を広く社会にアピール〉
◇
●Report
2017年の紙・板紙内需試算/全体は前年比減、好調な段原紙・衛生用紙
新年互礼会・語録
全国製紙原料商工組合連合会/栗原正雄・石川喜一朗・赤染清康・大畠章宏・松原仁・茂木正・馬城文雄・菊池初彦・渡良司・大久保信隆・矢倉義弘
東京都製紙原料協同組合/赤染清康・廣田圭吾・高島直樹・矢野泰夫・小寺裕之・田口満・栗原正雄
神奈川県製紙原料商業協同組合/小塚敏文・中山淳一・河合正夫・藤田和秀
関西SPP会/加藤康次郎・永井敬裕・岡賢三・前田良二
生団連/清水信次・小川賢太郎・二階俊博・井上義久・細田博之・蓮舫・谷茂岡正子・菅義偉
日紙商組合員の紙・板紙販売量/1社平均1万2,383tで実質〈横這い〉
IGES・GISPRIシンポジウム/世界で高まる気候変動への対応認識
個人消費に関する企業の意識調査/消費活性化は社会全体の取組が肝要
訪日外国人動向/旅行者数増も消費の伸び鈍化
●催事
関西SPP会・友紙会合同新年互礼会/変化が激しい紙業界で手動モードに切り替えた者が生き残れる
大阪府紙商組合/明治18年(酉年)から始まる大阪紙商燈明講、今年も大阪天満宮に参拝
ギフト・ショー、プレミアム・インセンティブショー 春2017/ギフトや日本みやげに人気 多彩な高級トイレットペーパー揃う
●団体催事
生団連・臨時総会 新年賀詞交歓会/新会長に小川賢太郎氏 《世界の範たる日本》目指す
●企業動向
こんのグループ・宮脇書店/店舗をより楽しく、安全に。クラウド型顔認証機能搭載ロボット〈UNIBOT〉導入
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、丸富製紙
●インフォメーション
●統計
板紙/16年生産速報値 前年比101.5%
段ボール/「青果物」以外の需要部門が前年増