2017
Archive for 2017
日本製紙/西表島の森林保全で協定を締結
日本製紙はこのほど、林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署と沖縄県西表島の国有林約9haで外来植物の駆除などの森林保全活動を行う協定を締結した。
同協定は、国有林をフィールドとする森林整備や保全活動を通じて国民参加の森林づくりを推進するため、林野庁が制定した「協定締結による国民参加の森林づくり」制度に基づくもの。
併せて日本製紙は、西表島で森林保全活動を行うパートナーとして、1996年から西表島の自然や伝統文化の保全・継承活動を行っている西表島エコツーリズム協会と、協働活動に関する協定を締結した。
西表島には日本最大のマングローブ林や亜熱帯性の広葉樹などで構成される森林が広がり、国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめとする貴重な野生動植物が生育・生息しているが、一方で、多数の外来植物が広域に侵入していることが確認されており、地域の生態系、生物多様性への影響が危惧されている。日本製紙は、長年の社有林経営や北海道の社有林で行っているシマフクロウの保護活動などで培った経験を活かし、西表島エコツーリズム協会と協働して森林保全活動を推進していく。
(Future 2017年9月11 日号)
日本製紙/塗工紙「b7」シリーズから“b7ライト”を新発売
日本製紙はこのほど、『b7』シリーズの新製品“b7ライト”を発売した。生産は石巻工場(N4号抄紙機4コーター)。
b7シリーズは、同社の嵩高技術により低い米坪ながら高い紙厚を実現した優しい風合いを持つ塗工紙シリーズ。これまで“b7トラネクスト”“b7クリーム”“b7ナチュラル”“b7バルキー”をラインアップしてきた。
今回の新製品b7ライトは、b7トラネクストよりラフ調でナチュラルな色味、低密度で柔らかいめくり感を持ち、b7バルキーより印刷表現力を向上させている点が特長だ。また上質紙をベースとした印刷用紙なので、保存性にも優れている。
米坪(g/m2)は、67、77、87、97の10g刻みで揃え、紙厚はb7トラネクストの紙厚ラインアップに近い設計となっている。ナチュラル感やラフ感を出しつつ、印刷表現力も求める雑誌や、カラー印刷でありながら小型の判型でめくり感も求めたい書籍など、さまざまな用途に適している。白色度90%、 白紙光沢度13%、紙厚(μm)は91、108、123、138、不透明度(%)は91、92、94、96。
(Future 2017年9月11 日号)
2017年 <9月2号>特集■古紙〈1〉
特集■古紙〈1〉
●Interview
栗原正雄(全国製紙原料商工組合連合会・理事長)/日本の古紙に対する関心は世界でさらに高まっていく
大久保薫(機密情報抹消事業協議会・理事長)/時代の追い風に乗りつつ地道な活動を進めていく
山上春美(大阪府古紙流通安定協会・会長)/行政と古紙業界が一致協力して持ち去り行為の撲滅に取り組む
●Special edition
《大阪市の行政施策を聞く会「持ち去り禁止条例」》/10月1日から5万円の過料、氏名・社名等の公表、刑事告訴も視野に
《中国のミックス古紙輸入禁止措置》世界の古紙貿易ビジネスが激変か
《中国古紙事情》2016年の消費量は7,813万tで輸入量は2,850万t
コマツ/エンジン型フォークリフト3機種の販売を開始
メンテック/技術開発センターの改修完了で“次なる50年”へ
◇
●Report
《製紙関連企業の2016年度設備投資》/対売上高比率は4%台に低下 収益向上に向けた新事業・多角化が目立つ
《再生可能エネルギー導入量》「発電種類別」と「都道府県別」/太陽光トータルで9割強 バイオマス1位は東京、風力では青森
●Topics
日本容器包装リサイクル協会《創立20周年記念誌》を発行/累計1,900万tを引き取り1,500万tを再利用
●催事
《板紙・段ボール産業労使セミナー「働き方改革と労使の課題」より》/「働き方改革」に不可欠な先進国最低レベルの労働生産性の向上
特種東海製紙/《観瀾国際版画ビエンナーレ歴代受賞作品展》版画用紙、保護紙の開発をはじめ「世界の版画文化の発展に貢献していく
竹尾・見本帖本店/《現象体 無版×ファインペーパー展》デジタル印刷とファインペーパーの無数の掛け合わせで紙の可能性探る
王子ネピア/《うんち教室研修会・トイレや排泄の大切さを学ぶ》「うんち教室」を教員向けにレクチャー
●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、ユニ・チャーム
●インフォメーション
●統計
東京市況/印刷用紙A市場、再生紙がリード
家庭紙/大手TP、ティシュに値上げの効果
古紙/6月の回収率 4ヵ月ぶりに70%台
2017年 <9月号> 特集/既設設備の改良・改善と最適化技術
特集/既設設備の改良・改善と最適化技術
●特集寄稿
通紙装置のアップグレードについて
㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー 製紙機械技術部 行之内幸男
バルメットのインダストリアル・インターネットの展開
バルメット㈱ 石原健一,山崎秀彦
KP工程における悪臭発生と防止技術
岩崎誠
●特集業界動向
メンテック/技術開発センターの改修完了で“次なる50年”へ ─ 新製品発表会,技術史発表会などを実施
◇
●寄稿
中国における供給構造の改革と製紙工業の新たな発展動力について
中国軽工業連合会副会長 銭桂敬
●海外動向
輸入減少と価格高騰に見る中国古紙事情の変化 ─ 2016年の古紙消費量は7,813万tで輸入量は2,850万t
●業界動向
バルメット/濃度・含水率測定による汚泥処理最適化を提案 ─ 「下水道展’17東京」に初出展
日本製紙/CNF強化樹脂実証生産設備の見学会を実施 ─ 3億円を投じ富士工場吉永に完成
日本不織布協会,アジア不織布協会/国際展示会ANEXを12年振りに日本開催 ─ 2018年6月6〜8日・東京ビッグサイトで開催
日本不織布協会/需要回復が進むなか展示会の準備も順調 ─ 2017年度定時総会・第9回産官学連携の集いを開催
●データシート
紙・板紙および原材料需給(2017年上半期)
●連載
日本における紙幣用紙製造の歩み(4)2度の世界大戦と紙幣用紙の製造
独立行政法人 国立印刷局研究所 武藤直一
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(57)使われていない資産を活用し,新しい価値を生もう!Part3
中山裕一朗
●講演・セミナー・展示会
日本印刷学会/広がりゆくプリンティング技術 ─ 第137回研究発表会
国立環境研究所/私たちの安心・安全な環境づくりとは ─ 持続可能性とその課題
繊維学会/「まずは,やってみよう!」をテーマに平成29年度年次大会を開催
日本画像学会/「協創で築く豊かな画像文化」をスローガンに第119回年次大会
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成29年6月度〉
紙パルプ産業と環境2018「森と紙とエネルギーのリサイクル〜持続可能な社会への貢献」
2017年 <9月1号>特集■サニタリー
特集■サニタリー
《大人用紙おむつ/ベビー用紙おむつ/生理処理用品ほか》「高機能」「超高級」「ニッチ路線」など細分化して売るメーカー各社の商品戦略
《紙おしぼり/ウエットティシュ》「訪日外国人の増加」「男性ユーザー取り込み」などプラス要素が目白押しの市場
売れ筋商品紹介
6品種の生産(販売)会社リスト
◇
●Report
《印刷産業の2016年度業績》/減益基調で急がれる「構造転換」中堅印刷は引き続きソリューション強化図る
経産省《生産動態統計年報》から見る紙・板紙生産能力と労働生産性/生産能力は「紙」「板紙」で明暗分かれる 1人当たり生産量は「紙」「板紙」とも漸増基調に
●Topics
国際森林製紙団体協議会《第8回CEO円卓会議》/「グローバル社会の利益に貢献」を明示
●催事
《オフィスセキュリティEXPO》/栗原紙材、明和製紙原料(けすぷろ)らが出展
日本製紙連合会《ペーパーEXPO 2017》/紙を「さわれる!まなべる!」 5,503名の子どもが夏休みに貴重な体験
平和紙業《ペーパーボイス東京〜秋山美歩個展「100%PAPER」》/関西で話題の作品群が東京でお披露目 ファンシーペーパーの素材感生かした“生き物”が圧巻!
大阪和紙三団体《夏の会合》/オリジナリティの高い売場づくりに高付加価値商品の提案を
《大阪紙商野球大会決勝戦》/大和板紙が逆転で3年ぶり3回目の優勝
●団体動向
西日本段ボール工業組合/島根県と今年5県目となる防災協定締結
●製品紹介
平和紙業/クラフト調のクッション紙『LPマット』発売
くらしと紙/王子ネピア
●インフォメーション
●統計
板紙/17年5月生産確定値前年比105.0%
段ボール/段ボール生産量 5月度は前年比104.8%
パルプ・パルプ材/4ヵ月ぶりに消費が減少
出版/雑誌の落ち込み響く上半期の出版市場
〈9月4日号〉
●R&D情報
東段工合同セミナー特別講演〈2〉/正規・非正規以外の限定正社員制度で働き方改革を推進しよう
●ワールドレビュー
輸入廃棄物をシャットアウトし国内の再生資源を支援する中国
●Future’s EYE
異業種との連携や海外事業でも模索/基礎・応用型からヒット商品まで紙パの研究開発は多彩〈3〉
●講演から
「御殿場モデル」は地産地消の成功例/地元の連携で木質バイオマスを多角的に利活用
●マーケット
北米段ボール原紙市場の展望/OCCの回収率と品質をいかに保つか
●統計と市況
紙
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算
〈8月21日号〉
●R&D情報
東段工合同セミナー特別講演/働き方改革で求められる労務コンプライアンスの要諦とは何か
●ワールドレビュー
eコマースに最適な段ボールの開発を模索するブラジル包材業界
●今週の数字
1〜6月期の出版市場/紙+電子では2.8%減の8,310億円に
●マーケット
2016年度の電子出版市場は2,278億円/年率9.3%成長で5年後は3,500億円超に
●Future’s EYE
過去3年の対売上高比率は0.73%/16年度は横ばい微減だった紙パ各社の研究開発活動〈2〉
●ワイドフレックス
日印産連「地域おこしめっせ2017」/「9月印刷の月」に大阪で開催
富士山世界遺産センター展示棟/SGEC/PEFCのプロジェクト認証を取得
●統計と市況
板紙
●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙
●中国市況
古紙・パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・決算・トピックス・催事・人事異動
〈8月14日号〉
●R&D情報
豊富な事例が紹介された東段工セミナー/物流問題解決の鍵は製造段階の見直しと現場の工夫・知恵にある
●ワールドレビュー
未選別回収古紙の全面輸入禁止措置をWTOに通告した中国政府
●今週の数字
1〜6月期の紙・板紙需給/包装・産業用紙系は引き続き堅調
●講演から
1社では困難な課題に取り組むSDGs/凸版印刷 エコロジーセンター 木下 敏郎 部長
●ワイドフレックス
ISOTほか展示会に8万人余が来場/文具大賞グランプリはカール事務器とぷんぷく堂
●話題を追って
2017年度 JOPPセミナー〈3〉/高付加価値化で木材輸出の振興を
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・人事異動
紙・板紙需給5月/紙の国内出荷が6ヵ月ぶりにプラス
製紙連合会が集計した5月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+2.7%の200.3万tで、4ヵ月ぶりの増加となった。うち、紙は6ヵ月ぶりの増加で+1.6%の109.6万t、板紙は7ヵ月連続増で+4.2%の90.6万t。主要品種は、新聞用紙、包装用紙を除き前年同月を上回った。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+4.7%の11.4万tとなり、17ヵ月連続の増加。うち、紙は△5.0%の7.8万tで、東南アジア、東アジア向けの減少により前月の増加から減少に転じた。板紙は東南アジア、東アジア向けを中心に20ヵ月連続の増加となり+35.0%の3.6万t。
紙・板紙の在庫は前月比+7.1万tの213.9万tで4ヵ月ぶりの増加。うち、紙は印刷・情報用紙を中心に主要品種がいずれも増加し、+6.9万tの141.9万t。板紙は+0.2万tの72.1万tで前月の減少から増加に転じた。段ボール原紙は減少したものの、白板紙の増加が影響した。
〔主要品種の動向〕
○新聞用紙
国内出荷は9ヵ月連続減で△3.3%の22.4万t。
○印刷・情報用紙
国内出荷は+1.1%の59.7万tで5ヵ月ぶりの増加。輸出は△4.1%の5.7万tで3ヵ月連続減。
包装用紙
国内出荷は△0.0%の5.9万tで微減、輸出は△2.3%の1.4万tで前月の増加から減少に転じた。
○衛生用紙
出荷は+6.9%の15.2万t。ティシュ、トイレットペーパー、タオルペーパーいずれも増加。
○段ボール原紙
国内出荷は+4.4%の73.3万tで7ヵ月連続増。
○白板紙
国内出荷は+2.6%の11.2万tで3ヵ月連続の増加。
(Future 2017年7月10 日号)
王子ホールディングス/マレーシア・TP社の株式4分の3超を取得へ
子ホールディングスはこのほど、マレーシアのTele-Paper (M) Sdn. Bhd.(TP社)と、発行済株式の76%を取得する株式売買契約を締結した。昨年、40%を取得する株式売買契約を締結していたが、その後の状況の変化に伴って再度交渉を行い、新たに締結し直したもの。
TP社は感熱紙・ノーカーボン紙の加工・印刷メーカー。機能材事業では、王子HDはマレーシアの粘着製品印刷・加工メーカー、Hyper Region Labels Sdn. Bhd.の株式60%を取得し、すでに川中・川下事業に参入しているが、さらに今回TP社を買収することで、川上部門からの販売先を安定確保し拡販を図ると同時に、TP社の人材や事業ノウハウを活用して他地域での感熱紙加工・印刷部門の拡充も狙う。川上から川下までの一貫生産体制を強化することで、市場ニーズをより的確かつ迅速に吸い上げ、タイムリーな製品開発を進めて感熱紙の増販を図っていく考え。また、4分の3を超える株式の取得により、新規事業開拓や新製品開発などで、より迅速かつ確実な経営判断を可能にした。
〔TP社の概要〕
所 在 地:シャーラム(マレーシアクアラルンプールから37㎞)
設 立:1994年4月21日
事業内容:感熱紙・ノーカーボン紙などを加工・印刷し、レジスター用紙など各種事務機器用記録紙を製造販売
従 業 員:703名(2016年12月末)
直近の業績:2016年12月期(監査前)・売上高209RM(54億円)、総資産231RM(60億円)、2015年12月期・売上高185RM(48億円)、総資産181RM(47億円)
(Future 2017年7月10 日号)
レンゴーグループ/重量物包装資材事業を米国と欧州で拡大
レンゴーの連結子会社、トライウォール社(香港)はこのほど、同社100%出資子会社を通じ、米国およびポーランドで重量物包装資材事業を拡充する。
まず米国では、ミシガン州で現地企業との合弁により、重量物包装資材を製造・販売する「TWミシガン社」を設立した。合弁相手は、ミシガン州デトロイト近郊で主に自動車関連産業向けに重量物包装事業を展開しているHGパッケージング社。
レンゴーはトライウォールグループを通じて、アジア、欧州を中心に重量物段ボール関連の包装資材事業を展開している。今回の合弁会社設立は、自動車産業をはじめ製造業の国内回帰が見込まれる米国に製造・販売拠点を持つことによって、事業の拡充を図るのが狙い。
〔TWミシガン社の概要〕
代 表 者:Bernhard Reumuller
株 主:トライウォールグループ51%、HGパッケージング社49%
事業内容:重量物包装資材の製造・販売
またポーランドでは、重量物包装資材メーカーのTPMSポーランド社に出資し、持分の58%を取得した。
TPMSポーランド社は、ポーランド南部の都市、クラクフの近郊に本社工場を有するほか、ドイツ、スロバキアにも子会社があり、主に自動車部品メーカー向けに重量物段ボールなどの包装資材を供給している。ユーザーニーズに合わせて、さまざまな素材を複合させた包装を設計・提案し、ジャスト・イン・タイムで納入することを強みとする。
レンゴーとトライウォールグループは、自動車部品メーカーが集積し、重量物包装資材の需要が高まっている東ヨーロッパに拠点を持つことにより、ヨーロッパでの事業拡充を図る。
〔TPMSポーランド社の概要〕
代 表 者:鈴木雄二
株 主:トライウォールグループ58%ほか
事業内容:重量物包装資材の製造・販売
売 上 高:2016年度8,670万8,000ズロチ(約26億円)
(Future 2017年8月7 日号)
日本製紙/Elopak 社と新たなライセンス契約
日本製紙はこのほど、ノルウェーのElopak 社とライセンス契約を結び、口栓付きチルド用液体用紙容器『Pure-Pak Diamond』と『Pure-Pak Diamond Curve』の生産・販売を開始する。昨年3月に両社間で合意した『Pure-Pak Curve』と『Pure-Pak Sense』に続くラインアップとなる。写真は『Diamond Curve』。
『Diamond』と『Diamond Curve』は、ミニカートン(57㎜角)にも口栓を付けられる形状になっており、屋根部前面のクリースをスマイル曲線にしたことで、大型口栓の装着も可能。また、ユニークな形状と機能により、スタンダードカートン(70㎜角)と差別化できる。日本製紙では、新たな口栓装着可能なチルド用液体用紙容器として今後、PETボトルと同等な飲用シーンでの普及を図っていく考え。
Elopak社の『Pure-Pak』シリーズは、北欧の洗練されたデザインと機能により、欧州では乳飲料、清涼飲料、機能性飲料など高付加価値製品を中心に5億枚以上の実績を挙げている。今回初めて日本市場に導入する『Diamond』と『Diamond Curve』は、流麗なデザイン性に加え、ミニカートンにも口栓を付けられることから、チルド流通している飲料のパーソナル市場の拡大や、PETボトルから紙容器への転換が期待できる。
なお充填機システムは、四国化工機製「UP-F07」、「UP-F14」が対応する予定。Pure-Pakシリーズと口栓のつかない従来品(NP-PAK)を、口栓の有無にかかわらず同じ充填機ラインで充填できるため、新たな設備投資を抑えながら、飲料のラインアップ拡大が可能になる。
日本製紙は液体用紙容器事業で、原紙からカートン、充填までを提供できるトータルシステムサプライヤーとしての基盤強化を図っており、昨年は北米・ウェアーハウザー社から液体用紙容器の原紙事業を買収して日本ダイナウェーブパッケージングを設立した。「今後も液体用紙容器の国内最大手として、カートン、充填機、メンテナンスの三位一体のシステム販売により、新しい製品の提案を行っていく」と述べている。
(Future 2017年7月17 日号)
日本製紙/物流中間持株会社を設立
日本製紙は6月29日、グループの主要物流子会社である日本製紙物流、南光運輸、旭新運輸の持株会社として、新たに日本製紙100%子会社の日本製紙ロジスティクス㈱を設立した。
日本製紙グループの物流は、全国の工場の製品・資材輸送を中心に、地域ブロック毎に物流子会社が担当してきた。旭新運輸は北海道、南光運輸は東北、日本製紙物流は関東から九州までをカバーしていたが、今後は日本製紙ロジスティクスが要となり、物流子会社間の連携を強化する。
具体的には、物流子会社がそれぞれの地域で築いてきた強みを保ちつつ、長距離輸送面では中継輸送などの広域連携を強化し、トラックドライバーの処遇改善による確保や効率的なラウンド輸送を推進していく。
また日本製紙ロジスティクスには、日本製紙グループ製品全体の物流戦略を立案する機能を持たせ、グループ製品の枠組みを超えて物流拠点を整理統合するとともに、トラック配送の回転率や積載率を向上させるなど、消費地物流の効率化を図っていく。さらに、グループ内だけでなく、同業他社や異業種企業との提携や共同物流も積極展開し、より競争力のある物流プラットフォームの構築を目指す。
〔日本製紙ロジスティクスの概要〕
本 店:東京都千代田区神田駿河台4-6
代表者:今野武夫日本製紙執行役員・グループ販売戦略本部長
資本金:1,000万円(日本製紙100%)
(Future 2017年7月24 日号)
日本製紙/CNF強化樹脂実証生産設備が富士工場で稼働
日本製紙が富士工場に建設を進めていたセルロースナノファイバー(=CNF)強化樹脂の実証生産設備が、このほど完工し稼働を開始した。
CNFは、ポリプロピレンやポリエチレン、ナイロンなどの樹脂への混練により、樹脂を高強度化する新素材として自動車、建材、家電などでの利用が期待されている。日本製紙は、京都大学を拠点とする新エネルギー・産業技術総合開発機構(=NEDO)のプロジェクトに参加してCNF強化樹脂の開発に取り組んできたが、同設備はそこで得られた知見をもとに年間10t以上のCNF強化樹脂を製造する。今後は、さらなる量産化を目指した製造技術を確立し、自動車産業のほか幅広い産業へのサンプル提供を進めて、用途開発を加速させる。
なお、日本製紙は4月、TEMPO触媒酸化法により完全ナノ分散したCNFを生産する、世界最大級の量産設備(年間生産能力500t)を、石巻工場で稼働させた。TEMPO触媒酸化法は、東京大学大学院農学生命科学研究科の磯貝明教授らが開発したセルロースの化学変性方法で、パルプが解繊しやすく均一な幅のナノファイバーを得られるのが特長。同社はこれにより、機能性シートをはじめ、機能性添加剤やナノ複合材など、幅広い工業用途での利用を進めている。
また、今回の富士工場に続き、9月には島根県の江津工場で、食品や化粧品など添加剤用途のCM化CNFの量産設備を稼働する予定。CM化CNFは、食品添加物としてすでに販売されているカルボキシメチルセルロース(CMC)の製造技術を用いて化学変性した木材パルプから得られた、繊維幅が数nm~数十nmのミクロフィブリルセルロース。
日本製紙は今後、用途に応じたCNFの製造技術と本格的な供給体制を早期に確立し、新素材・CNFの市場創出を加速していく考え。
(Future 2017年8月7 日号)
王子ホールディングス/CNF増粘剤がカーケミカル用品原料に
王子ホールディングスが開発したセルロースナノファイバー(=CNF)の増粘剤『アウロ・ヴィスコ』が、このほど一般向けカーケミカル用品の原材料として採用された。
『アウロ・ヴィスコ』は、市販の天然増粘剤に比べて粘度が10~100倍と非常に高く、少ない添加量でも十分な効果を発揮する。また静止状態では高粘度だが、攪拌などの力を加えることによってサラサラになる「チキソ性」を有している点も特長の一つ。一旦低下した粘度は、一定時間放置することによって元の粘度まで回復する。
これらの物性が評価され、国内の一般消費者向けカーケミカル用品の増粘剤として採用された。王子HDは今後、さらに幅広い分野で用途開発を加速させる考え。また、シート状CNFの『アウロ・ヴェール』や、立体成形加工が可能な『アウロ・ヴェール3D』についても積極的なサンプル提供を行っていくとしている。
パウダーのサンプル配布を開始
また、王子HDはこのほど、従来のCNFでは困難とされていた「多様な有機溶剤に分散可能なCNFパウダー」の開発に成功、6月からサンプル配布を開始した。このパウダーの分散液は高透明かつ高粘度なため、塗料、インキ、ポリマー合成などへの応用が期待される。写真は分散液(粘度が高いため傾けても流動しにくい)。
(Future 2017年7月3 日号)
兵庫パルプ工業/鹿ノ草製品倉庫が完成
UKPの製造販売とバイオマス発電事業を行う兵庫パルプ工業ではこのほど、本社工場敷地内にドライパルプ保管・出荷用の鹿ノ草製品倉庫が完成、8月1日より運用を開始した(写真)。
兵庫パルプでは2015年4月のドライパルプマシン完成以降、国内・海外からUKPの引き合いが強くなったため、洗浄、スクリーン、苛性化装置増強などを逐次行い、現在の生産量は月産2万t近くまで増えている。一方、この増産に伴って約1万tのパルプが野積み在庫となっており、この解消がかねてから課題だった。
完成した鹿ノ草製品倉庫は、適正保管量がドライパルプ1万t。入出荷4ヵ所、コンテナー出荷2ヵ所を持つ機動性の高い設計となっている。
製品倉庫の運用開始により、ドライパルプ在庫の野積み状態は解消され、従来からある製品倉庫の適正保管量5,000tと合わせ、合計1万5,000tのパルプが製品倉庫から国内・海外のユーザーへ出荷できる体制となった。なお、ドライパルプの屋内最大保管量は2万t。
〔鹿ノ草製品倉庫の概要〕
敷地面積:9,900m2
床 面 積:5,889m2(長さ約92m、幅約64m、高さ10m・有効高さ7m)
建屋仕様:鉄骨平屋、コンクリート土間、入出荷6ヵ所
施 工 者:三共エンジニアリング、栗田建設 ほか
投資金額:3億8,000万円
(Future 2017年8月14 日号)
丸紅/福井・敦賀市でバイオマス発電事業開始
丸紅グループは、事業会社の丸紅火力㈱が100%出資する敦賀グリーンパワー㈱を事業主体として、7月1日からバイオマス発電所の商業運転を開始した。
木質チップを主燃料とするバイオマス発電で、出力は37MW、年間発電量は、一般家庭約7万世帯の消費量に相当し、丸紅が100%出資する丸紅新電力㈱の電力小売事業の新たな電源として活用していく。
建設工事は福井県敦賀市の東洋紡敦賀事業所第二事業所の敷地内、約2万2,000㎡を賃借し、2015年11月から進めてきた。2017年4月から試運転を開始し、このほど商業運転開始となったもの。
丸紅は国内電力事業として18案件を開発・運営しており、再生可能エネルギー分野では、太陽光発電事業、風力発電事業に加え、事業会社である三峰川電力を通じて小水力発電事業も展開している。
(Future 2017年8月7 日号)
大阪製紙/FSC森林認証を取得
レンゴーの連結子会社で、西日本地区の白板紙製造拠点としてコート白ボールを生産している大阪製紙は、このほど白板紙のFSC森林認証を取得した。
東日本地区のコート白ボール製造拠点、利根川事業所は2013年12月にFSC森林認証を取得しており、今回の取得によりレンゴーグループの白板紙製品は、段ボール原紙に続きすべてFSC森林認証製品として供給が可能となった。
(Future 2017年8月7 日号)
ICFPA/表彰制度で日本人研究者が最優秀賞
製紙・木材産業の国際業界団体、国際森林製紙団体協議会(ICFPA)が創設した、紙パルプ・森林科学分野の若手研究者を対象とする表彰制度「Blue Sky Young Researcher and Innovation Award」の第1回目で、王子ホールディングスの酒井紅氏、森林研究・整備機構森林総合研究所の藤澤秀次氏、ブラジルのEsthevan Gasparotto氏の3名が最優秀研究者に選出された。このほど、ドイツ・ベルリンで開催されたICFPA国際CEO円卓会議で表彰式が執り行われた。
3名の受賞テーマは次の通り。
・酒井紅氏「リン酸化法によるセルロースナノファイバー製造」
・藤澤秀次氏「生体適合性を有するナノセルロース/ポリマー複合マイクロ粒子のエマルションテンプレート合成」
・Esthevan Gasparotto氏「森林モニタリング測定の最先端技術について」
酒井氏、藤澤氏の研究テーマはともにセルロースナノファイバー(CNF)に関するものであり、CNFへの期待が世界的に高いことを伺わせた。表彰式では受賞者による記念講演が行われ、両氏の講演では欧州などの製紙・木材企業から活発な質問があったほか、CNFへの期待についてコメントが多数あった。
写真は、(左から)両氏を推薦した日本製紙連合会の馬城文雄会長、酒井氏、藤澤氏、製紙連の羽山正孝理事長。
(Future 2017年7月10 日号)< /p>
三菱製紙/銀ナノインク関連技術で日本画像学会技術賞を受賞
三菱製紙はこのほど、銀ナノインク関連技術で、日本画像学会の「2016年度(第27回)日本画像学会 技術賞」を受賞した。同賞は、独創性に富み優れた実用性が実証された電子写真、インクジェットなどのイメージング技術と、その周辺技術に贈られる。
今回受賞した三菱製紙の技術は、「銀ナノ粒子インクと多孔質ハライド含有ペーパーによる焼成不要な導電性パターン形成技術」。銀ナノ粒子と専用メディアを組み合わせた、焼成処理なしで電子回路配線を形成する新しい導電性パターン形成技術によって、電子回路素子を高速で作製できる。その革新性と新規性が高く評価されて受賞となった。
(Future 2017年7月17 日号)
KJ特殊紙/CNT関連の新製品を開発
三菱製紙の100%子会社、KJ特殊紙はこのほど、カーボンナノチューブ(CNT)関連の新製品として、セラミック紙と複合化した「耐熱面状発熱基材」と、CNT染糸を用いた「フレキシブル織物基材」を開発した。
KJ特殊紙は、従来、低濃度(5%未満)でしか分散できなかったCNTを、高濃度(6~10%)で低粘度の水系分散液とする独自技術を持つ。この技術を活用し、すでにCNT関連製品として、CNT分散液「KJカーボンnanoリキッド」、および同分散液とバインダーを混合した塗料「KJカーボンnanoコート」、さらに同塗料をフィルム上に塗工成型したシート「KJカーボンnanoシート」を商品化している。今回の開発品は、それらに続く新製品で、特徴は次記の通り。
・耐熱面状発熱基材
構 成:セラミック繊維紙「コーセラン」にCNTを塗工した高温耐熱仕様の面状発熱基材
特 徴:耐熱性(340℃で連続使用可能)、レスポンス(通電開始から4秒で200℃、50秒で340℃に昇温。30秒で室温に降温)、薄型(1mm以下の厚みを実現し部材のダウンサイジングに最適)
想定用途:工場配管加熱用のヒーター、特殊ヒーターなど
・フレキシブル織物状発熱基材
構 成:CNTを担持させた染糸を織り込んだフレキシブルな織物状発熱基材
特 徴:布の風合い(厚みと柔軟性、触感がよい)、耐久性:屈曲疲労による断線が発生しにくい)、発熱性(昇温が早く、織物全体がムラなく発熱)、省エネ効果(ニクロム線ヒーターに比べ電力消費は60%)
想定用途:産業用途(融雪マット、着氷・着霜防止用材料、車の座席ヒーターなど)、生活用途(床暖房などの暖房装置部材、寝具、衣料、飲料加熱用ヒーターなど)
(Future 2017年7月24 日号)
三菱製紙/冷却設備不要の瞬間冷却パックを発売
三菱製紙はこのほど、ウォーキングなどのスポーツ時や、熱中症などの応急処置に便利な瞬間冷却パック『ダイヤクールギア』を発売した。
『ダイヤクールギア』は冷却設備が不要で、必要な時にすばやく冷却効果を得られるのが特長。パックの表面は不織布なので肌触りがよく、最低冷却温度を0℃程度に抑えているためやさしく冷却する。
三菱製紙は2013年に第二種医療機器製造販売業許可を取得し、さまざまな医療機関や研究機関と医療機器・医療関連製品の開発を進めており、今後も順次上市していく予定。
(Future 2017年7月10 日号)
大阪製紙/FSC森林認証を取得
レンゴーの連結子会社で、西日本地区の白板紙製造拠点としてコート白ボールを生産している大阪製紙は、このほど白板紙のFSC森林認証を取得した。
東日本地区のコート白ボール製造拠点、利根川事業所は2013年12月にFSC森林認証を取得しており、今回の取得によりレンゴーグループの白板紙製品は、段ボール原紙に続きすべてFSC森林認証製品として供給が可能となった。
(Future 2017年8月7 日号)
日本製紙ユニテック/簡単設置で低価格の設備監視システムを開発
日本製紙グループのエンジニアリング事業会社、日本製紙ユニテックはこのほど、製造設備など稼働中の機械装置を無線センサーで常時監視し異常予兆を知らせる『e-無線巡回』を開発した。
『e-無線巡回』は、同社が設備保全を手がける中で、「簡素に多くの機械装置を監視できる低価格なシステムが欲しい」という製造現場のニーズを吸い上げて独自開発したシステム。従来の設備異常予兆は、人が現場を巡回し、異常を発見する方法が中心で、巡回者の経験や勘という、数値化できない技術・技能に依存してきた。しかし『e-無線巡回』は、稼働中の機械装置の「温度・振動加速度」データを蓄積し、数値データで傾向監視できるので、設備に異常傾向が見られたら、適切な対処で設備トラブルを未然に防ぐことができる。
同システムは、モーターなどの機械装置に取り付けるセンサー付の「子機」、子機が取得したデータを蓄積する「親機」、親機のデータを管理する「ソフトウェア」で構成。より多くの機械装置に取り付けられるようにするため、必要な機能を限定することで低価格に設計でき、かつ無線式・電池式なので設置工事不要で簡便に取り付けられる。また、「親機」1台あたりに接続できる「子機」が最大500台と拡張性に富むほか、「子機」に付属するセンサーの取り付けもマグネット式とネジ込み式の選択が可能で、手軽に設置できる。
日本製紙は2015年に北海道工場白老事業所で『e-無線巡回』を稼働させ、製造現場のデータ集積とIoTの基盤づくりを開始。「今後は、国内すべての工場に導入を進め、IoTを推進していくとともに、外部販売も展開する」としている。
(Future 2017年8月7 日号)
紙パルプ技術協会/第70回定時総会で王子HDの小関取締役が理事長再任
紙パルプ技術協会は7月7日、東京・銀座の紙パルプ会館で「第70回定時総会」を開催、議案の審議・承認を行うとともに役員改選,藤原・大川・佐伯の三賞表彰式および懇親会を行った。
当日の総会では小関良樹理事長(王子ホールディングス取締役常務グループ経営委員)が議長となり議事を進行、平成28年度事業の報告が行われ、同収支決算・貸借対照表・財産目録の議案について満場一致で承認。次いで同協会理事および監事の任期満了にともなう役員改選が行われ、小関理事長および山崎和文(日本製紙代表取締役副社長)、地蔵繁樹(中越パルプ工業取締役生産本部長)の両副理事長がそれぞれ再任されるとともに、専務理事は引き続き宮西孝則氏が務めることとなった。
新規事業では内外企業との差別化を
総会開会にあたって行われた小関理事長挨拶の大要は以下の通り。
「最近の日本経済は雇用問題の改善が続くなか、個人消費の持ち直しや企業収益の改善から穏やかな回復基調が続いている。一方で、米国トランプ政権の通商政策による影響や英国のEU離脱問題をはじめとする欧州情勢の先行き不透明感など、今後の海外経済の動きに注意する必要がある。
われわれの紙パルプ産業に目を向けると、紙・板紙の2016年国内需要は0.6%減と6年連続のマイナスとなった。板紙は食品用途や通販・宅配向けの需要の伸びに支えられ増加傾向で推移しているが、印刷用紙は出版物・新聞発行部数の減少や、紙から電子媒体へのシフト等で国内需要の低下に歯止めがかかっていない。こうしたなかで紙パルプ各社は比較的好調なパッケージ分野や家庭紙分野の拡大、東南アジア市場への事業展開、さらには紙パルプ事業で培われてきた技術を活かした電気事業への参入、そしてセルロースナノファイバーをはじめとする新素材の研究開発や事業化に向けた取組みを強化してきた。これらの世界で成功するには、あらゆる分野の国内外企業との競争に打ち勝つ必要があり、品質やコスト面で他と差別化できるための技術力を身につけることが課題と言える。
このように新素材の研究開発が活発に続くなか、大変喜ばしいことが2つあった。1つはセルロースナノファイバーの実用化に貢献された東京大学の磯貝明教授が藤原科学財団の第58回藤原賞を受賞されたこと。また、昨年の83回紙パルプ研究発表会でナノセルロースに関する発表を行った国立研究開発法人森林総合研究所の藤澤秀次、王子ホールディングスの酒井紅の両氏が木材・製紙産業の国際業界団体である国際森林製紙協議会(ICFPA)の第1回“Blue Sky Young Researchers and Innovation Award”を受賞された。この賞は、ICFPAが紙パルプ・森林分野において優れた研究開発に取り組む若手研究者を表彰する制度である。世界中の研究者のなかから受賞者はたった3名であり、うち2名が紙パルプ研究発表会から受賞したことになる。
さて、当協会はこの1年精力的に活動してきた。昨年10月の年次大会では大王製紙協力の下、香川県高松市で開催。また紙パルプ研究発表会や、製紙・パルプ・省エネ・計装の各セミナーでは、製紙業界だけでなくメーカーや大学・研究機関にも参加いただき、新しい技術や設備、それらを活用した操業経験などの報告があった。これらの場に参加し活発な議論を交わすことで、知識を増やすだけでなく親睦を深めることができたと確信している。そして当協会は今年が創立70周年にあたることから、年次大会では70周年記念大会として『革新と躍進〜未来に繋ぐイノベーション技術を目指して』をテーマに、さいたま市大宮ソニックシティで開催する。
特別講演では、中小企業の技術力を結集した人工衛星『まいどー号』を打ち上げた、宇宙開発共同組合SOHLA(ソーラ)の杦本日出夫(すぎもと・ひでお)理事長と、元プロ野球選手でスポーツキャスターの青島健太氏に講演いただく予定である。ほかにも、時代変化に合わせ新たにセルロースナノファイバーとIoTの両セッションを設けることになった。また、例年この定時総会で三賞と佐々木賞の表彰式を行ってきたが、今年の佐々木賞は紙パルプ技術協会賞とともに年次大会で表彰する。記念大会としてさまざまな工夫を凝らし、興味をもっていただけるよう検討しているところである。現時点で講演数は昨年を上まわっており、展示会へも多数出展していただける予定である。大宮は交通の要衝であり、都心からはもちろん東北・北陸からのアクセスも良好なので是非多くの方に出席いただくようお願い申し上げる」
(以下詳細は紙パルプ技術タイムス2017年8月号で)
日本紙パルプ商事/台湾に現地法人を設立
日本紙パルプ商事(JP)は、台湾での事業強化のため、台北市に新たに現地法人「台灣日奔紙商股份有限公司」を設立した。
JPは2006年に台北駐在員事務所を開設し、事業拡大に向けマーケティング活動を行ってきたが、今回の現地法人設立により、ハイテク産業が集積する台湾で、紙類のほかフィルムなど各種機能材の販売拡大を図る。また、台湾からの製品輸出や、台湾の産業の高品質・低コストの特性を活かした加工拠点としてのビジネスモデル構築も視野に、台湾市場でのビジネス機会拡大を目指す。
〔現地法人の概要〕
所在地:10F., No.111, Songjiang Rd, Zhongshan Dist., Taipei City, Taiwan R.O.C.
TEL +886-2-2517-0070 FAX +886-2-2517-0406
事業内容:紙・板紙および特殊品の輸出入、原材料および加工品の国内販売
資 本 金:600万台湾ドル(約2,100万円)・JP100%出資
代 表 者:董事長・佐藤正昭(執行役員-国際営業本部本部長)、董事総経理・新飯田隆行
(Future 2017年7月24 日号)
日本洋紙代理店会連合会ほか/事務所を移転
日本洋紙代理店会連合会、東京洋紙代理店会、日本板紙代理店会連合会、東京板紙代理店会は、事務所を次記へ移転し、7月24日から新事務所で業務を開始している。
移転先:〒103-0007東京都中央区日本橋浜町2-42-10(紙商健保会館6階)
日本洋紙代理店会連合会、東京洋紙代理店会:TEL03-6661-1301 FAX03-6661-1318
日本板紙代理店会連合会、東京板紙代理店会:TEL03-6661-7411 FAX03-6661-7412
(Future 2017年8月7 日号)
2017年 <8月2号>
●Report
《紙流通企業の2016年度決算》/売上高は低調もM&A効果等で増益を確保 引き続き〈事業構造転換〉を掲げる企業も
《紙加工関連各社の2016年度決算》/「好調な内外需要」「収益力アップ」「原燃料安」プラス要素重なり20社合計で2期連続の増収増益
日本印刷産業機械工業会《海外市場戦略に関する調査研究報告書》/「育成型」「サービス訴求型」「技術訴求」などアジア4ヵ国での市場戦略を手引きする海外進出ガイドラインを取りまとめ
日本通信販売協会《2016年度通販広告調査》/新聞折込チラシとテレビ通販CMを精査 過大な景品・演出も散見
●Topics
日本製紙/富士工場吉永でCNF強化樹脂の実証生産設備が稼働
ムサシ/FBSの洋紙事業ほかを取得 感圧紙、PHOなどの富士フイルムブランドは継続
日本包装技術協会/日本の包装産業市場 紙・板紙が引き続きシェア6割強を確保
《PrintNext 2018》記者会見/メインイベント「プリネクカップ 大阪の陣」で新たな需要創出にチャレンジ
新生紙パルプ商事/「2018パラリンアート名入れカレンダー」受付をスタート
●総会から
紙パルプ技術協会/理事長には王子HDの小関取締役が再任 年次大会は70周年記念の開催に
機密情報抹消事業協議会/大久保薫代表理事を再任。副理事長には昇塚清謙氏(再任)、石川喜一朗氏(新任)
●催事
《第22回大阪フォーラム》/資生堂・宮本文幸マネージャーが講演 最大のテーマは「新たなブレイクスルーの探求」
名古屋洋紙同業会/《紙と電子メディアに関連した研修会》柴田博仁氏「紙は他のツールとの連携が大事」
《第343回午さん会講演会》/日本旅行の寺田一義氏が講演 カリスマ添乗員が「おもてなし」の神髄を語る
《販促ワールド2017[夏]ほか》/紙の魅力活かした多彩な販促グッズが一堂に
《ラベルフォーラムジャパン2017》/「エアー抜け性」や「油面適性」など機能性に優れたラベルが集結
《第88回都市対抗野球大会》/日本製紙(石巻)健闘するも敗退 社会人野球日本選手権に雪辱を期す
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、日本製紙
●インフォメーション
●統計
東京市況/2ケタ増加が続くA3コート紙
家庭紙/ティシュペーパーの二極化が鮮明に
古紙/5月の在庫率 4ヵ月ぶりに40%台
『紙・不織布・フィルム 加工ガイド2018-市場と技術』
2017年 <8月号> 特別企画/紙・不織布・フィルム 加工ガイド2018─市場
〈加工ガイド2017〉
●製品開発動向
心理物理学に基づく感性機能発現のための紙の設計試論 ─ 色と形の知覚の制御はどこまで可能か
東京大学名誉教授 尾鍋史彦
テクテキスタイル2017に見る不織布の製造技術と製品開発の動向
日本不織布協会顧問,日本繊維機械学会不織布研究会委員長,元京都女子大学教授 矢井田修
金属めっきによる導電紙について
(地独)東京都立産業技術研究センター 上野武司・竹村昌太・島田勝廣
報道発表などに見る最近の製品開発(2016年7月〜17年6月)
加工関連データ
加工製品/資材 品種・銘柄データ
●開発事例
日本製紙/環境に優しい紙製バリア素材の開発 ─ “シールドプラス”の上市と“シールドプラス プレミア”の開発
大日本印刷/“DNP易解体液体紙容器”の開発
リンテック/高い撥水性と99%以上の不透明度を両立した“撥水ラップ99” ─ 各種封筒に最適なホワイトクラフト紙
大日本印刷/50kgの重さに耐えられる段ボール製什器 ─ 外装を部品として利用する廃棄ゼロ設計,設置・撤去も容易に
三菱製紙/超高耐熱不織布塗工セパレータ“NanoBaseX OZ─GX”
オンキヨー/セルロースナノファイバーを使用した“スピーカー用振動板”の開発
王子ホールディングス/成形性に優れたセルロースナノファイバーシート“アウロ・ヴェール3DTM”の開発
ナフィアス/ナノファイバー素材“NafiaS(ナフィアス)”の開発と用途展開
三菱製紙/TOUCHCARDⓇソリューションサービス ─ 画面タッチで簡単アクセス!
シグマ紙業/パッケージ仕様を変えずに識別機能を付加する“ファーマグリッド”
●最新技術情報
小林製作所/70周年を機に新クリーンコーターを建設
コーワ/7分の1の圧力でより嵩高に脱水できるロール
金陽社/製紙カレンダー用樹脂ロール“ZE─Kシリーズ”
チノー/赤外線多成分計 IMシリーズ
横河電機/抄紙機・塗工機測定制御システム“B/M9000 VP R8”
東京計器/素材検査装置“M─CAP シリーズ”
春日電機/エレクトレット加工システム コロナプラズマ表面処理装置
生産現場での事故・トラブルを未然に防ぐ静電気除去装置
◇
●寄稿
老舗を再生させた三代目が,ものづくり企業に贈る 「ベトナム訪問記」Part 3〜ホーチミン編
中山商事㈱代表取締役社長 中山裕一朗
●連載
日本における紙幣用紙製造の歩み(3)洋式製紙技術の導入
独立行政法人 国立印刷局研究所 武藤直一
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(56)使われていない資産を活用し,新しい価値を生もう!Part2
中山裕一朗
●業界動向
紙のエレクトロニクス応用研究会/第11回技術発表会&交流会を開催 ─ 量子線を用いた和紙添加剤などを報告
紙パルプ技術協会/年次大会は創立70周年を記念する開催内容に ─ 第70回定時総会で王子HDの小関取締役が理事長再任
日本衛生材料工業連合会/国際ハーモナイゼーションの積極的推進を ─ 第76回通常総会を東京・経団連会館で開催
ICFPA/日本人2名を最優秀研究者に選出
高分子学会/多岐にわたる利用分野ごとに最新情報を報告 ─ 3日間にわたり第66回年次大会
科学技術振興機構/理化学研究所 新技術説明会
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・原材料等月別需給統計〈平成29年5月度〉
〈8月7日号〉
●R&D情報
パッケージングと衛生用紙は堅調/輸出の拡大で需給を均衡させてきたCEPI傘下の欧州製紙産業
●ワールドレビュー
厳格な港湾・品質検査をクリアし古紙の輸入許可を得た榮成紙業
●Future’s EYE
対売上高比率は前年と同じく7.2%/CNFの本格事業化に注力する紙パ各社の研究開発活動〈1〉
●ワイドフレックス
医薬品・飲料関連品展に5万人来場/新規顧客開拓目指しレンゴー、シロキなどが出展
●話題を追って
2017年度 JOPPセミナー〈2〉/森林投資で存在感が増すTIMOとREIT
●マーケット
韓国 4〜6月期 紙・板紙・原材料市況/原料古紙高の転嫁が遅れる段原紙
●統計と市況
原材料
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き・催事・新製品・移転・変更・人事異動
〈7月24日号〉
●R&D情報
改正労基法は2019年度から施行へ/「働き方改革」を進めるうえで労使が考えるべき課題とは何か
●ワールドレビュー
輸入手続きの厳格化で古紙調達方針の変更を迫られる中国メーカー
●Future’s EYE
対売上高比率は4%台に低下/3年連続で減額となった製紙関連企業の設備投資
●ワイドフレックス
累計1,900万tを引き取り1,500万tを再利用/容リ協が創立20周年記念誌を発行
●講演から
国立環境研究所 公開シンポジウム2017/安心・安全な環境づくりに向けた課題
●REPORT
国際森林製紙団体協議会 第8回CEO円卓会議/「グローバル社会の利益に貢献」を明示
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・新製品・トピックス・人事異動
2017年 <8月1号>
●Report
《製紙関連各社の2016年度決算》/原燃料安で補った数量・価格の落ち込み営業利益率4%超えも厳しさ増すコスト環境
公正取引委員会《業界団体の独禁法コンプライアンス調査》/「取組みは半数未満で、内容も不十分」独禁法抵触のリスクが参加を躊躇させる状況にも言及
●Topics
レンゴー/段原紙、段ボールの値上げで記者会見
日本パレット協会《2016年度統計調査》/対前年度で数量・金額とも木製は大幅増、紙製は微減
日本製紙連合会/ICFPA若手研究者表彰制度で日本人研究者2名が最優秀研究者に選出
日本不織布協会/国際展ANEXを12年ぶりに日本で開催
●催事
日本家庭紙工業会《プレス懇談会》/田北新会長の下、物流費や古紙の問題など対策を模索
日本封筒協会《全国封筒年次大会》/「量的な売上拡大」から「質的な充実」への転換を
九洋連《第92回定時総会〜講演会》「夢をかたちに」より/2020年に〈売上1千億円突破〉を明言 焼酎消費量減少の中、トップをひた走る霧島酒造
《第1回AI・人工知能 EXPO》/AI普及がもたらす紙の未来を探る OCR用紙の大口ユーザー企業も出展
竹尾《pakection! 世界のPB展》/T─EOSシリーズの新商品「い織り」を発表
国際紙パルプ商事/毎年恒例の〈七夕飾り〉を展示
京都府紙商組合《第38回ボウリング大会》/団体戦は新生紙パルプ商事Aチーム
愛知県紙商組合《第67回紙商野球大会》/刈谷紙器が初優勝 初回の逆転3ランで流れ引き寄せる
栗原紙材/栗原利佳&ニコラ・ロッシ・ジョルダーノ夫妻《イタリアの初夏の風を歌にのせて》を開催
●総会から
日衛連/高原会長が3期目再任 排泄ケアのISOが日本式に改定
静岡県紙業協会/「第5回富士山紙フェア」の拡充で業界活性化を推進
静岡県紙パルプ技術協会/各種の技術を駆使して地場産業・紙パの更なる発展を
●新商品
平和紙業/和でも洋でも使える《ICHIMATSU》発売
●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、日本製紙クレシア
●インフォメーション
●統計
板紙/17年4月生産確定値 前年比103.4%
段ボール/段ボール生産量 4月度は前年比97.8%
出版/又吉の長編第2作 初版30万部で発売
〈7月17日号〉
●R&D情報
売上高は低調も増益を確保/内外のM&A効果などが明暗を分けた紙流通の2016年度業績
●ワールドレビュー
2020年に市場規模30億㌦が見込まれるブラジルの衛生用紙
●今週の焦点
日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合/貿易情報の迅速・正確な提供に注力
●今週の数字
経産省 紙・板紙生産能力統計/16年の稼働率は紙87.6%、板紙90.3%
紙パルプ関連産業の労働生産性/パルプ部門の生産性向上は頭打ちか
●話題を追って
レンゴー 段原紙/段ボールの値上げ会見/「物流条件も含め丁寧に説明していく」
●ワイドフレックス
労働力の提案が多かったAI・人工知能展/OCR用紙の大口ユーザー企業もAI分野に進出
●統計と市況
板紙
●中国市況
古紙・パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・トピックス・人事異動
〈7月10日号〉
●R&D情報
巨大な人民元経済圏の誕生か/「一帯一路」構想の具体化は日本の海外事業に何をもたらすか
●ワールドレビュー
法制や配送サービス問題の解決が発展の鍵を握る欧州のECビジネス
●今週の焦点
レンゴーが段原紙/段ボールを値上げ/古紙の建値取引は7月から撤廃へ
●話題を追って
2017年度 JOPPセミナー/GM植林実態調査などの成果を発表
●講演から
資源・食糧問題研究所 柴田 明夫 代表/低炭素社会に向けたレジリエンス戦略
●ワイドフレックス
日資連 第45回通常総会/17年度はJIS規格の取得を目指す
●統計と市況
関連指標
●米国市況
板紙・包装用紙
●国際市況
市販パルプ
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・新製品・人事異動
〈7月3日号〉
●R&D情報
2016年度業績は総じて減益基調/ソリューション提案を強化するも構造転換はまだ途上の中堅印刷
●ワールドレビュー
数量確保優先で国内古紙の高値調達に走る中国メーカー
●今週の焦点
発電種類別・都道府県別の再生可能エネ導入量/95%が太陽光、バイオマス1位は東京
ムサシがFBSの洋紙事業ほかを取得/感圧紙、PHOなどの富士フイルムブランドは継続
●講演から
SGEC/PEFC 森林認証フォーラム2017/相互承認締結1年で見えてきた課題
●ワイドフレックス
過大な景品・演出も散見される通販広告/JADMAが新聞折込チラシとテレビ通販CMを精査
●R&D情報関連付表
印刷関連企業のセグメント別業績比較
●統計と市況
原材料
●ドイツ市況
紙・板紙、古紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・新製品・トピックス・人事異動
2017年 <7月2号>特集■くらしと紙〈夏〉
特集■くらしと紙〈夏〉
●Interview
大塚昇(春日製紙工業)/合弁事業の推進により供給責任と製品付加価値化を果たす
山本久也(紺屋製紙)/3つの販売チャネルで紙バンドを展開
●Review
静岡・愛媛ほかの《ヒット・ロングセラー》製品
◇
●総会から
愛媛県紙パ工業会/紙産業の集積地、イノベーションセンターの存在・利点を活かし新たなステージへ
日本洋紙板紙卸商業組合《第32回全国大会》大阪で開催/スローガンは引き続き「紙商の伝統を守り、変化に対応した経営改革を実行しよう!」
京都洋紙同業会・京都府紙商組合/「展覧会図録の爆発的な売れ行きで紙媒体の良さを再認識」 顧客と一緒に紙素材の素晴らしさをアピール
日資連/引き続きJIS規格の取得を重点課題に
●Report
日本製紙連合会《世界の紙パルプ産業動向》/過熱気味のアジア 世界的にネット通販拡大の追い風も
《紙加工企業の研究開発活動と設備投資》/活発化する傾向にある研究開発 軒並み減額となった設備投資
●Topics
日本印刷産業連合会/「用紙値上げ反対」を表明 傘下10団体連名で製紙連宛てに文書を送付
日本製紙/「新素材営業本部」が6月29日から始動 CNFなどの新商品の販売拡大へ
包装容器リサイクル協会/創立20周年を迎え記念誌を発行
●催事
《JOPPセミナー》/遺伝子組換え樹木や森林投資など「植林」を中心に
小林製作所《創業70周年記念ゴルフ大会・親睦会》/モノづくりを誇りに100年企業を目指す
藤原科学財団《第58回藤原賞》/東大・磯貝、京大・北川の両氏が受賞
《第46回金沢ペーパーショウ》/「COP10」ポスターグランプリ展の入賞作品も初お目見え
シロキコーポレーション/国際食品工業展に出展 “遮熱”ほか建物の環境改善を提案 反響の多さに手応え
日本印刷産業機械工業会〈創立80周年記念式典・祝賀会〉/デジタル化の潮流に創立時の精神で立ち向う
●製品紹介
紺屋製紙/アウトドアで人気のタオルペーパー
●インフォメーション
●統計
東京市況/A3証券、損保関連前年比大幅増加
家庭紙/大手物TPなど価格修正は遅れ気味
古紙/古紙回収率2ヵ月連続で80%台
パルプ/生産と消費で明暗分かれる
2017年 <7月号> 特集/新たな製紙用薬品の開発
特集/新たな製紙用薬品の開発
●特集寄稿
新規表面サイズ剤の開発
荒川化学工業㈱研究開発本部製紙薬品事業 渡邉将希
間接食品添加物として安全性の高いポリアクリルアミド系乾燥紙力増強剤
ハリマ化成㈱研究開発カンパニー研究開発センター製紙用薬品開発室 稲岡和茂
酵素の製紙への応用について
星光PMC㈱ 製紙用薬品事業部 久米田和寛・久保武・松島輝幸
●特集業界動向
ADEKA/「次の100年」に向け設備投資を積極化
◇
●サプライヤーに聞く
創業50周年を機に新たな事業展開で“グローバルスタンダード”を目指す
㈱メンテック 代表取締役社長 関谷宏氏
●寄稿
製紙技術者のためのデータ処理テクニック(1)式および図による表現の有効性
山崎秀彦
「紙加工技術展2017」レポート/大阪初の紙加工専門展で実感された紙の“将来性”
中山商事㈱代表取締役社長 中山裕一朗
●海外動向
安定成長期で“成熟度”増す中国の製紙産業
●連載
日本における紙幣用紙製造の歩み(2)和紙の技術による国産製造
独立行政法人国立印刷局研究所 武藤直一
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(55)使われていない資産を活用し,新しい価値を生もう!
中山裕一朗
●業界動向
メンテック/汚れ防止に貢献し更なる技術革新へ ─ 創業50周年を記念し『技術史』を作成
小林製作所/モノづくりを誇りに100年企業を目指す ─ 創業70周年記念ゴルフ大会・親睦会を開催
バルメット/広報誌『Forward』2017年第1号を発行 ─ JFEEとの提携によるCFBボイラー供給も報告 NEDO/CNFの社会実装を睨み研究開発テーマ2件を追加
非木材グリーン協会/バイオマス利活用に関し2件を講演 ─ 「第29回セミナー」を開催
藤原科学財団/「第58回藤原賞」に東大・磯貝氏と京大・北川氏を選出 ─ 贈呈式は6月16日・学士会館で挙行
日本印刷産業機械工業会/創立80周年記念式典・祝賀会を開催 ─ 世耕経産大臣も出席し大臣表彰を授与
日本包装技術協会/「第41回木下賞」受賞者を決定 ─ 研究開発・改善合理化・新規創出など7件を表彰
NEW環境展/地球温暖化防止展/国内外645社による環境ビジネス最前線 ─ 4日間で延べ16万人を動員
SGEC/PEFC/相互承認後初の「森林認証フォーラム」─ 認証取得数が増加するなか課題と展望を総括
●講演・セミナー・展示会
高分子学会/数理・情報科学の力で,材料はどこまで予言できるのか
日本化学会/多彩なイベントを盛り込み「第97春季年会」を開催
●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈平成29年4月度〉
日本包装学会/第26回年次大会を7月11、12日に開催
日本包装学会は2017年7月11、12の両日、東京大学・弥生講堂(東京都文京区)で第26回年次大会を開催する。
今回は「材料」(素材、機能、物性、の他)、「装置」(包装、充填、加工/成形、検査、印刷、その他)、「加工」(成形、フィルム、金属、ガラス、紙・印刷、その他)、「包装」(輸送、食品、医薬品、化粧品、家電、産業資材、設計、UD、その他)、「環境・安全」(リサイクル、LCA、廃棄物、PL、有害物質、分析・検査、品質、その他)などのセッションにおける口頭・ポスター発表および製品展示コーナーの設置に加え、第12回国際包装セミナー(IPS’17)が同時開催され、薬品包装の各国のトレンドについてのセミナーがおこなわれる。
詳細な大会プログラムは以下のwebに。
http://spstj.jp/event/nenji/26/program.pdf
問合せ先
日本包装学会事務局
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3
バラードハイム 703
TEL 03-5337-8717 FAX 03-5337-8718
E-mail:office@spstj.jp
紙・板紙需給4月/国内出荷で紙5ヵ月連続減・板紙6ヵ月連続増
日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.0%の211.0万tと、横ばいだった。うち、紙は5ヵ月連続減で△0.3%の113.4万t、板紙は6ヵ月連続増で+0.5%の97.6万t。主要品種のうち、新聞用紙、非塗工紙、情報用紙以外は前年同月を上回った。
紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+7.3%の11.7万tとなり、16ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.6%の7.6万tで、東アジア向けを中心に前月の減少から増加に転じた。板紙は東アジア、東南アジア向けを中心に19ヵ月連続の増加で+22.6%の4.1万t。
紙・板紙の在庫は前月比△0.7万tの206.5万tで3ヵ月連続減。うち、紙は品種によってバ ラツキはあるものの、新聞用紙の増加が影響し+0.6万tの134.7万t。板紙は段ボール原紙の減少により△1.3万tの71.8万tで4ヵ月ぶりの減少。
〔主要品種の動向〕
○新聞用紙
国内出荷は8ヵ月連続減で、△4.0%の22.4万t。
○印刷・情報用紙
国内出荷は△0.2%の62.8万tで4ヵ月連続の減少。輸出は△2.8%の5.2万tで2ヵ月連続減。
○包装用紙
国内出荷+1.2%の5.9万t、輸出+0.4%の1.5万t、ともに前月の減少から増加に転じた。
○衛生用紙
国内出荷は+1.7%の16.0万tで5ヵ月ぶりの増加。
○段ボール原紙
国内出荷は+0.4%の79.5万tで6ヵ月連続増。
○白板紙
国内出荷は+0.9%の11.5万tで2ヵ月連続の増加。
(Future 2017年6月26日号)
日本製紙、ほか/バイオマス生産量1.8倍超の精密林業技術を開発
日本製紙、東京農工大学、千葉大学はこのほど、NEDOのプロジェクトで開発した林業用土壌センシング技術、DNAマーカー育種技術とリモートセンシング技術を活用し、植林木の単位面積当たりのバイオマス生産量を現行法の1.8倍以上に増やせる精密林業技術を開発した。
バイオ燃料は地球温暖化対策の手段として注目されているが、課題も残されている。化石燃料に対して競争力を持つためには原材料の低コスト化が必要で、そのためには植林地の単位面積当たりから得られるバイオマス生産量が重要となる。また、単位面積当たりの収量がアップして安価で高品質な植林木を供給できれば、天然林の伐採量の緩和にもつながり、地球環境の保全に役立つ。
NEDOのプロジェクトにおいて、日本製紙、東京農工大学、千葉大学は、2013年12月から17年2月までの約3年間、ブラジル北部にある日本製紙保有のユーカリ植林地で、品種改良、植栽技術向上などによるバイオマスの収量アップのための共同研究を進めてきた。 その結果、大面積の土壌評価のための林業用土壌センシング技術で現行法の1.3倍の収量を確保、また優良木を選抜するためのDNAマーカー育種技術で現行法の1.4倍以上を可能にし、その両方を合わせることで収量を1.8倍以上(1.3×1.4)に増やすことに成功にした。さらに、ドローンや3Dレーザースキャナを使用して、バイオマス量評価のためのリモートセンシング技術を開発し、広大な植林地のバイオマス生産量をより精密で高効率に測定することも可能となった。
日本製紙は、今回の研究成果を海外植林地における木質バイオマスの生産に活用するとともに、林業はもとより、木質バイオマスを主要原料とする製造業の発展・強化に結び付く展開を検討していく方針。
(Future 2017年6月19日号)
王子ホールディングス/産業排水のカドミウム除去システムを確立
王子ホールディングスはこのほど、産業排水における効率的なカドミウム除去システムを開発し実用化した。
王子が開発したのは、独自の薬品処理技術と同社製品「限外ろ過膜」を用いたシステム。加圧浮上や吸着処理を用いたシステムと比べて、コンパクトでありながら排水中のカドミウム濃度を確実に新基準値以下まで減少させられる。最小限の薬品コストでの処理が可能で、高効率なろ過膜の使用により電力コストが少なく、省エネ性にも優れている。王子では今後、同システムの普及拡大を目指す。
(Future 2017年6月5日号)
テトラパックグループ/シンガポールにCICを開設
テトラパックグループはこのほど、急速に発展するアジア市場のニーズに対応するため、アジア初のカスタマー・イノベーション・センター(CIC)を、シンガポールのジュロン工場敷地内に開設した。写真はCIC内の様子。
CICでは最先端の設備と技術を導入し、新製品企画のアイデアを導き出すアイデアセッションや、試作品のフォーミュラ開発、パッケージデザインのカスタマイズ、新製品の本格的な市場参入に向けた最終仕上げに利用できるようになっている。同社ではCIC開設に当たり、次のようにコメントしている。
「アジアは急成長市場であると同時に、複雑化も進んでいる。技術の急速な進歩や国際貿易の増加により競争環境は激化し、消費者層・ニーズは拡大・多様化している。それらに対応するため、メーカーにはカスタマイズされた革新的な製品開発が求められている。CICは、マーテケィングサービスの一環として、ユーザー企業がこれらの課題に取り組むために作られ、施設内だけで新製品の全イノベーションプロセスを実施でき、開発にかかる時間を短縮できる」。
なお、同社のCIC開設は、米国・デントン、UAE・ドバイに続く3番目となる。
(Future 2017年6月12日号)
日本紙パルプ商事/グループブランド「オヴォール」導入
日本紙パルプ商事(JP)グループは、2017年10月よリグループブランドとして新たに「OVOL(オヴォール)」を導入する。導入に当たっては新しいブランドロゴを採用すると同時に、企業理念を策定、グループとしての価値観、使命、そして積極的に実践すべき課題などを改めて明確にしている。4月の渡辺社長体制発足から時を置かずに打ち出された、グループの新たなロゴと企業理念は、同社と同社を取り巻く環境が急ピッチで変貌しつつあることの象徴と言える。
「OVOL(オヴォール)」の2つの“O”は、当社グループのグローバル展開をシンボリックに表したもの。“OVAL(楕円)”や天体軌道を想起させる印象的な形状に加え、“O”を繰り返し配置することで、滑らかで滞ることのない連続性、自然や親しみやすさ、さらにはグローバル化に向けたグループの方向性を、視覚的かつ音の響きとして特徴的に表現している。ロゴに含まれる“Vol”とは、フランス語をはじめ、ラテン語を起源とする言語において“飛翔”をモチーフとした言葉であり、「OVOL」の4文字には、¨未来に向かって飛び立つ力”という意味合いとともに、新たに始まる物語の可能性を込めている。
さらにロゴカラーの“グレー”は他の色彩との調和性が高く、周囲の色を引き立てる協調の色。すべての色がミックスされており、各色のあらゆる色彩要素を含んでいることから、高い協調性によって相手を引き立てる力・取りまとめる能力に優れた色として、時代を超えて、その存在意義が求められていくグループの有りようが、そこに象徴されている。
一方、グループ企業理念は以下の4項目。
① Our Corporate Spirit(グループが大切にすべき価値観)
誠実をもって人の礎とし、公正をもって信頼を築き、調和をもって社会に貢献する。
② Our Mission(グループの使命)
社会と地球環境のよりよい未来を拓く。
③ Our Principles(グループ役職員が積極的に実践すべきこと)
Change:社会の変化を的確に捉え、迅速果断に自らを変革
Challenge:強い信念、高邁な向上心をもって、新たな領域に挑戦
Create:多様性を尊重し、世界規模で新たな価値を創造。
④ Corporate Slogan(コーポレートスローガン)
「紙、そしてその向こうに」“Paper, and beyond”
(詳細はFuture 2017年6月12日号)
2017年 <Vol.28 No.1> 特集1 自動産業の新たな動きと不織布製品 特集2 新繊維・新機能材と不織布
●巻頭インタビュー
オープンイノベーション促進し新素材の研究開発と事業化を支援
経済産業省製造産業局素材産業課革新素材室長 井上悟志氏
●特集1 自動車産業の新たな動きと不織布製品
●特集(動向解説)
輸出・現地生産ともに好調な自動車産業 ─ アジア向け好調で輸出続伸,現地生産はアジアと中南米が拡大
海外需要をターゲットに設備増強相次ぐ国内不織布メーカー ─ 衛材・自動車分野の成長を見据え投資を拡大
●特集(インタビュー)
未来のコンパクトシティ見据え誕生した人に優しい超小型EV
㈱rimOnO 伊藤慎介氏
●特集(企業展開)
塗工・ラミネート技術を活用した複合製品で新規需要の獲得に挑戦
ダイニック㈱ 大野雅春氏,八木橋久雄氏
中国のVOC排出規制強化で“モデナ®”の採用が一気に拡大
東洋紡㈱ 田中茂樹氏
自動車内装材の事業を進めつつコア技術を活かした新たな展開も
金井重要工業㈱ 源野佳郎氏
自動車ホイールメーカーを傘下に加え多角化推進による新たな展開
BBSジャパン㈱ 前田尚宏氏
●特集(業界動向)
人とくるまのテクノロジー展/軽量・静粛・強靱に役立つ自動車用素材を提案
◇
特集2 新繊維・新機能材と不織布
●特集(寄稿)
第16回国際ナノテクノロジー総合展(nano tech 2016)のトピックス
塩谷隆氏 東レ㈱
●特集(動向解説)
CNF実用化の現状と今後の展望 ─ 本格化する企業の事業展開と応用製品の動き
●特集(企業展開)
セルロースメーカーとしてコスメ・食品分野で積極展開
オーミケンシ㈱ 中村輝孝氏,西村明氏
●特集(業界動向)
海外展示会ルポ/国際不織布産業展「index17」のトピックス ─ 注目技術の表彰やセミナーも開催
最新技術情報/コーワ 7分の1の圧力でより嵩高に脱水できるロール
高機能素材Week/自動車分野などをターゲットに最新技術を披露 ─ 不織布やフィルム,複合材など先端素材が集結
ジャパンライフサイエンスウィーク/製薬・医療・ヘルスケア・化学など12展が集結 ─ 「ファインケミカルジャパン」を初開催
◇
●連載
海外企業研究シリーズ(17)スオミネン社/ケア・ビジネス分野を開拓しワイパー特化型事業の領域を拡大
マーケット探訪(20)トレーマット/生鮮食品の鮮度維持や品質管理に貢献
Pickup(1)ヘンプフラックス不織布/グラスファイバー代替素材で自動車資材にも採用
海外文献に見る技術研究・製品開発の最新動向
●業界動向
ランクセス/設備増強・M&Aなどで引き続き拡張路線へ ─ 2017年度事業の活動方針を発表 Medtec Japan/医療・衛生分野で活躍する不織布製品が集結 ─ 国内外545社・団体が出展し3万2,561名が来場 インターペット/豊かなペットライフや高齢化対策などを提案 ─ 国内最大級のペットイベントに17ヵ国403社が出展 日本不織布協会/NF製造法やスマートセンシングをテーマに ─ 「ANNA講演会」を5月26日に東京・神田駿河台で開催 日本不織布協会/映像や製品サンプル用い製造法など詳細に解説 ─ 全国3地区で「不織布基礎講座」を開催
●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース
2017年 <7月1号> 特集■情報用紙
特集■情報用紙
●Report
デジタル印刷最前線《日本フォーム印刷工業連合会共催セミナー》/「広く世界を見てみよう!」詳細レポート デジタル印刷機メーカーの戦略変更で情報用紙は新たなフェーズへ
世界経済フォーラム《2017年版観光競争力ランキング》/前回第9位から4位に躍進した日本 国の施策やブランディングなどを高評価
全国8,000弱社登録の環境省《エコアクション21》/ガイドライン改訂で時代変化に合わせ要求内容を追加・刷新
●Article
特別寄稿/江前敏晴(紙のエレクトロニクス応用研究会代表幹事,筑波大学教授)/紙のエレクトロニクス研究開発動向
●Topics
古紙再生促進センター《2016年度事業報告》/財政健全化で公益事業を活発化
●催事
竹尾大阪支店 大阪見本帖/《「レザック&マーメイド ─ 凸と凹の系譜 ─」大阪展》開催
《環境人づくり企業大賞2016》/中小企業区分で山陽製紙が優秀賞、こんのが奨励賞を受賞
◇
●総会から
家庭紙3団体/家同連・今枝新理事長、日家工・田北新会長の新体制
友和会/講演でメンタルヘルスケア対策への理解と認識深める
日紙商西部ブロック会/明るい未来を作る決意のもと共に汗をかき努力
九洋連/熊本地震から1年 希望と活力で前に進む《宮崎大会》
全原連/古紙利用率65%に向け「2020年対策特別委員会」設置
関東商組/大久保信隆理事長の「旭日双光章」受章を祝福
東京協組/若手を中心とした新理事を選任
大阪再生資源近代協/大阪独自の方式で持ち去り古紙の撲滅を図る
神奈川協組/多くの課題に組合員の結束と協力で立ち向かう
近畿直納商組/新理事に黒田、傍島の両氏、新監事に前田、吉田両氏
名古屋リサイクル協組/社会との共存共栄に向け引き続き《社会貢献》
巻取紙工連/紙需要減でも「生産地の加工」「消費地の加工」
フォーム印刷工連/新しいことにチャレンジし“変化”をつくっていく
●インフォメーション
●統計
板紙/17年4月生産速報値 前年同期比103.4%
段ボール/「通販・宅配・引越用」前年比108.2%と依然好調
〈6月26日号〉
●R&D情報
好調な内外需要を取込み/稼働率上昇に加え原燃料安も寄与した紙加工の2016年度〈2〉
●ワールドレビュー
ワンウェイ容器への課金を公約し総選挙を戦った英国自由民主党
●今週の焦点
会費改定や債務保証事業廃止で財政健全化/公益事業を活発化する古紙センター
●今週の数字
日本の包装産業市場/原油安で金額は4年ぶりにダウン
●話題を追って
日印産連が「用紙値上げ反対」を表明/傘下10団体連名で製紙連宛てに文書を送付
●REPORT
日本印刷産業機械工業会/海外進出ガイドラインを取りまとめ
●R&D情報関連付表
紙加工関連企業のセグメント別業績比較
●ワイドフレックス
日本パレット協会 2016年度の統計調査を公表/数量は8%増、金額は21%増と続伸
●統計と市況
紙
●ニュースファイル
企業の動き・団体の動き・トピックス・人事異動
〈6月19日号〉
●R&D情報
20社合計では2期連続の増収増益/収益力アップに加え原燃料安も寄与した紙加工の2016年度業績
●ワールドレビュー
eコマースが先導し再び成長路線に回帰する米国の段ボール需要
●話題を追って
印刷産業の2016年度業績〈1〉/構造転換も追いつかず大幅減益に
●ワイドフレックス
自然エネ財団が国際シンポジウム開催/木材産業とエネルギー産業の連携強化が必要
●講演から
全日紙工 吉野槇一名誉教授を招き特別講演会/ストレス解消の基本はノンレム睡眠
●統計と市況
板紙
●中国市況
古紙・パルプ
●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙
●ニュースファイル
企業の動き・決算・団体の動き・トピックス・催事・人事異動
2017年 <6月2号>
●Report
《日本の将来推計人口》/2056年には年少人口1,000万人、生産年齢人口5,000万人をそれぞれ割る
《電子商取引に関する市場調査2016年》/消費者向けECは前年比1割増で史上初めて15兆円超える
《外資系企業動向調査》/総事業所数の6割強を占める「営業・販売・マーケティング機能」ビジネスの主軸はアジアなど新興地域へ
《2016年 海外情勢報告》/中国、インド、インドネシア、タイ─労使紛争を未然に防ぐ4ヵ国の労働法令を紹介
●催事
平和紙業大阪本店《ペーパーボイス大阪20周年記念ポスター展》/ショップ・ギャラリーで紙の情報を発信し続け20年
大久保/大久保信隆・全原連副理事夫妻 勲章伝達式、拝謁に出席
コアレックス信栄/黒㟢曉・日家工元会長 褒章伝達式、拝謁
山田ダンボール/重量物用段ボールで“素材改革”提案
日本紙加工産業労働組合協議会/「労使の連携」深める《第7回板紙・段ボール産業労使幹部セミナー》
西日本段ボール工業組合/愛媛県・広島県と8府県目の防災協定締結
《新入社員安全衛生研修会》災害ゼロに更なる改善が必要
●講演から
人が輝く組織の実現[後篇]大久保 寬司/人と経営研究所 所長
●Article
豊福邦隆《海外ルポ》インドネシア紙パルプ見聞記/Reptecへの参加とAPPおよびAPRILの工場見学
●Topics
日本紙パルプ商事/グループブランド「OVOL」を導入 グループ企業理念も新たに策定
●総会から
日本製紙連合会/業界の共通課題の克服に向けた事業を展開
東京都紙商組合/業界の取りまとめ役として「紙流通全体の改革目指す」
東京洋紙同業会/新たに「物流委員会」を発足
紙青会/「価格修正を機に前進目指す」鼎で支える業界の利益
東京都リサイクル事業協会/新役員に平松邦明氏、上田晴健氏、吉浦高志氏、今井明彦氏が就任
大阪府紙料協組/4月から大阪市「持ち去り条例」施行
中部製紙原料商工組合/次代への投資として「出前授業」の開催拡大へ
全国段ボール工業組合連合会/着実に成果が出てきているTFP
西日本段ボール工業組合/全会一致で大坪清理事長続投
関東フォーム印刷工業会/小さなことでもひとつひとつ積み重ねて前進
日本チェーンストア協会/清水信次会長が留任
●インフォメーション
●統計
東京市況/A2平判・巻取とも金融関連が好調
家庭紙/大手物ティシュ160Wなど値上げ前に仮需が発生
古紙/古紙回収率 1ヵ月ぶり80%台に回復
パルプ・パルプ材/生産・消費とも2ヵ月連続増加
出版/好調続く学習参考書